将棋の茶店「芹沢鴨?」

将棋は大切な日本文化の一つ。将棋界が羽生(はぶ)さんを得たことは、天恵です。

予選、本戦、一般棋戦

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流石、久保九段!

終盤、競り合い負けしませんでした。

強いですね。

聡太君は、まだまだ、実力を養わなければ、勝てません。

これからが、楽しみ。


本局に勝てば、年度歴代最高勝率の更新が濃厚だった、とマスコミは期待していた様だが、私に言わせれば、

勝率ごときで騒ぐな!

今後、いくらでもチャンスはある。

それよりも遼に大事なことがある。

【過去の記録】
年度歴代勝率1位は、中原誠 五段(当時 20歳 C級1組)昭和42年度(1967年度)。

 1位 55戦 47勝 8敗 勝率.08545

当時は、全棋士75名。
この年度、中原はC級1組を11勝1敗でB級2組へ昇級し、更に、タイトル戦にも登場。

山田道美棋聖に挑戦したが惜しくもタイトル奪取は叶わなかった。
年度歴代勝率2位は、中村太地 五段(当時 23歳 C級2組) 平成23年度(2011年度)。

 2位 47戦 40勝 7敗 勝率.08511

この年度、中村は、C級2組を10戦全勝でC級1組へ昇級した。全棋士数は、157名。
年度歴代勝率3位は、羽生善治 六冠(当時 25歳 名人) 平成7年度(1995年度)。

 3位 55戦 46勝 9敗 勝率.08364

この年度、羽生さんは、六冠全部を防衛して、王将戦の挑戦権を獲得、谷川浩司王将(当時)を4勝0敗で下し、史上初の七冠同時制覇を成し遂げた。

当時の全棋士数は、137名。

ねっ!

解るでしょう!?

中原の年度勝率は、大したものです。しかし、

第3位の羽生さんと僅か1勝違いで、内容が格段の差!

年度記録なんて意識しなくて良い。

目標は、七冠同時制覇です。

その為には、実力を養うこと。これが遼に大事。

記録は自ずと付いて来る。



イメージ 1


*----------*----------*
【ニュース冒頭】

第90期 ヒューリック杯棋聖戦 二次予選 決勝

対局日:平成31年3月11日(月)

場所:関西将棋会館

持時間:各3時間(チェスクロック使用)

昼食休憩:40分

▲久保利明 九段(43歳)vs △藤井聡太 七段(16歳)

開始時刻:10時

結果:127手で先手久保の勝ち

終局時刻:18時01分

消費時間:両者共に2時間59分

主催:産経新聞社

協賛:ヒューリック(株)
終局後、渡辺棋王は、

「終盤一方的になってしまって、ファンの皆様に申し訳ない」

と弱音を吐いた。

これと同じ台詞を昔聞いた記憶がある。

羽生さんが七冠達成した第45期 王将戦 最終第4局での失冠した谷川の言葉。(註1)

「折角注目されているのに・・・羽生さんにも申し訳なかった。」

場面が似ている。

両局とも天才中学生棋士同士の戦い。

そして、下の世代と闘い敗北したときの先輩の台詞。

要するに、

「自分が不甲斐なかった」と嘆いているのだ。

相手が強かったんじゃあなく、自分が不調だったんだ、と。

谷川、渡辺共に正直なのだ。

特に何かを意図したり、下心があった訳ではない。

棋士として、しぜんな言葉なのだ。

しかし、この言葉に因って、その局が名局と称されなくなった。


さて、前回の続き。

渡辺教授は、16歳高校生相手に、更に試験問題を提示した。

第5問、95手目▲4四歩がそれ。難問である。


〔図1. 95手目▲4四歩まで〕
イメージ 1


この手に対して、聡太君は△8五歩とした。

正解!!

何人の棋士が、この正解手を指せるだろうか?

渡辺棋王相手に。

更に進んで。

図1から

△8五歩 ▲5五銀
△8六歩 ▲同銀
△同飛  ▲7七角
△8七飛成▲7八金
△8四竜(図2)


〔図2. 104手目△8四竜まで〕
イメージ 2


この局面に解説の深浦九段が、唸った。

深浦九段は、簡単に誉めない棋士である。

その深浦が、心底感心した。

△8七飛成に▲7八金と弾かれ、△8四竜と引き揚げて形勢良しとする大局観。

これが、高々16歳のものか!?

若手は、荒削りで終盤闇雲に攻めて、運よく逆転勝ちするもの。

△8四竜は、百戦錬磨の羽生さんか、故・大山十五世みたいじゃないか!

この驚きは、渡辺も同様だったに違いない。

そして、渡辺教授の出した第6問が、107手目▲6九玉。


〔図3. 107手目▲6九玉まで〕
イメージ 3


▲6九玉は、△5八銀を避ける為の当然の早逃げだが、後手の次の一手が難しい。

聡太君は、△4四歩〜△5四桂とした。

解説の深浦九段は、

「私なら△5四桂ではなく、△8八と▲同角△6七銀」と並べたが、

△5四桂の方が筋が良いと、反省していた。

総括する。

本局は、渡辺の数々の手練手管が繰り出された。

にも拘らず、聡太君は、全て正解手で返し、快勝した。

いとも簡単に指し回した様だが、他の棋士なら、終盤縺(もつ)れていた。

一見、聡太君の一方的な快勝に映る(渡辺も認めた)が、否!!

水面下の変化手順、心理的な綾は複雑、微妙だったのだ。

従って、本局は、名局であった。


*----------*----------*
【註解】

註1.第45期 王将戦

 羽生善治六冠(名人・竜王・王位・王座・棋聖・棋王)が「七冠の夢」をかけて谷川浩司王将に挑んだ、注目の王将戦。

 第45期 王将戦 七番勝負

 谷川浩司 王将(33歳)vs 挑戦者・羽生善治 六冠(25歳)

 結果:4連勝で羽生六冠が王将位を奪取。七冠を達成した。


*----------*----------*
【ニュース冒頭】

第12回 朝日杯将棋オープン戦

場所:東京都千代田区「有楽町朝日ホール」

日時:平成31年2月16日(日)

持時間:各40分(チェスクロック方式)。切れると1手60秒の秒読み。


本戦 準決勝

開始時刻:10時30分

▲行方尚史 八段(45歳)VS △藤井聡太 七段(16歳)

結果:120手で藤井の勝ち

終局時刻:12時53分

消費時間:共に40分


本戦 決勝戦

開始時刻:14時30分

▲渡辺明 棋王(34歳)VS △藤井聡太 七段(16歳)

結果:128手で藤井の勝ち

終局時刻:16時52分

消費時間:共に40分


主催:朝日新聞
渡辺教授が、16歳高校生相手に大学院レベルの試験問題を提示した。

第1問と第2問は、教授の予想を超える名解答だった。

しかし、そんなことで動じる渡辺じゃあない。


〔図1. 54手目△6三銀まで〕
イメージ 1


図1から

▲7四歩 △同飛
▲7六歩(図2)


〔図2. 57手目▲7六歩まで〕
イメージ 2


局後の大盤解説会での感想戦で、自ら絶賛した手。

佐藤天彦名人も「感触の良い手ですよね」と同調していた。

これは数多(あまた)の強敵を倒し、タイトルを手にして来た者だけが得られる感触らしい。

従って、これが渡辺教授の出題した第4問だ。

対して、聡太君は、サラッと△8四飛と戻した。


〔図3. 58手目△8四飛まで〕
イメージ 3


「ふ〜ん。そう指すんだ〜」と渡辺が落胆して、会場を沸かせた。

( 渡辺のこの明るさと正直さが良い )

渡辺が予想していたのは、△3一玉、△6四銀、△9五歩だっただろうか。


「銀交換になれば▲7五銀と打って飛車を捕獲できるからなあ」

「(相手が)間違え易そうな局面ですよね」と天彦も応援する。

そんな遠い未来を描きながら駒を進めると、経験上、良いことが起きるらしい。


図3から

▲3八飛 △7五歩
▲3五銀 △同銀
▲同飛  △7六歩
▲8八角 △3四歩(図4)


〔図4. 66手目△3四歩まで〕
イメージ 4


この後手△3四歩に対して、渡辺は勿論のこと、解説陣(天彦名人、深浦九段、高見叡王)も含め、誰もが「飛車をどこに引くか」しか考えていなかった。

ところが、ここが勝負の分岐点だった。

恐ろしいことに、局後の大盤解説で聡太君が指摘するまで誰一人気付かなかったのだ。


図4から

▲3九飛 △7五銀(図5)


〔図5. 68手目△7五銀まで〕
イメージ 5


これで後手聡太君が優勢。

逆に▲3九飛と引く手で、▲7五銀と先手が先着していれば、先手優勢だった。


渡辺教授、面目丸潰れ。

どっちが教授か分らない。


<続く>

*----------*----------*
【ニュース冒頭】

第12回 朝日杯将棋オープン戦

場所:東京都千代田区「有楽町朝日ホール」

日時:平成31年2月16日(日)

持時間:各40分(チェスクロック方式)。切れると1手60秒の秒読み。


本戦 準決勝

開始時刻:10時30分

▲行方尚史 八段(45歳)VS △藤井聡太 七段(16歳)

結果:120手で藤井の勝ち

終局時刻:12時53分

消費時間:共に40分


本戦 決勝戦

開始時刻:14時30分

▲渡辺明 棋王(34歳)VS △藤井聡太 七段(16歳)

結果:128手で藤井の勝ち

終局時刻:16時52分

消費時間:共に40分


主催:朝日新聞
将棋界の「 藤井 」と言えば、一昔前は、「 藤井猛 」だった。

その藤井猛(当時28歳)が竜王を獲得した頃。(註1)

羽生さんを挑戦者に迎え防衛。

これで自分が棋界ナンバー1だ!

これからは、しぜんとタイトルを積み重ね、名人も時間の問題

と、天狗に成っていた。

若い時を振り返った本人談である。

では4番目の中学生棋士、渡辺明。

19歳で竜王を初戴冠し、8年連続防衛。

途中、羽生さんの挑戦を受けた5期目(第21期)。

出だし3連敗から4連勝で防衛した。(註2)

渡辺、若干24歳。

これで天狗になっていなかったら人間じゃあない。

???

天狗は人間じゃないか・・・

あははは

最大のライバル羽生さんが一昨年から失速して無冠。

逆に渡辺は勝率1位を窺う程の絶好調。
(それも対戦相手が粗(ほぼ)B級1組以上)

今の勢いなら、八冠制覇も夢じゃない。


その渡辺が、聡太君と、朝日杯で愈々(いよいよ)対戦。

ここからは、渡辺の心境を代弁する。

「はっきり言って、現在の棋界ナンバー1は、俺」

「いくら天才と言っても、羽生さんや俺の経験を上回るって筈はない」

序盤、渡辺は▲2六銀と棒銀に出た。


〔図1. 35手目▲2六銀まで〕
イメージ 1


これはプロ相手の場合、本気の狙いじゃない。

怖いのは、2六銀が取り残されたまま戦いに突入すること。

それを狙ってくるのが、トッププロ。

ところが、10手後、聡太君は、渡辺に▲4六銀と理想形を許した。


〔図2. 45手目▲4六銀まで〕
イメージ 2


「甘いな、ふふふ。A級じゃあこんなの許してくれないゾ」

と、北叟笑(ほくそえ)んだ。


しかし、いざ、△3四銀の局面を迎えてみると。

意外と、手が無い。

?????

形としては、理想形である。

何かある筈なのに・・・

プロは、「こうなったら優勢」と判断している局面は、事前に研究しない。

そうなってから考えたら良い・・・と。


まあ、あまり気が進まないが、▲7五歩とした。

当然の△8四飛に▲6五歩。


〔図3. 51手目▲6五歩まで〕
イメージ 3


これが最初の勝負の一手、謂わば、試験問題。

国立大学教授が作成した大学院レベルの問題。

第1問って訳です。

聡太君の回答は、△6五同歩!!


〔図4. 52手目△6五同歩まで〕
イメージ 4


これに、教授の渡辺が唸った。

「えっ!?本当に16歳!?ベテランA級の手じゃあねえか」



大盤解説会場の佐藤康光九段も同じ反応だったらしい。

タイトル保持者レベルの高段者が、皆、唸ったのである。
指されてみれば、成程と感心させられる一手だ、と。

ここは歩ではなく桂馬で跳びたいところなのである。

△6五同歩とすると、7三の桂馬は、6五にも8五にも跳べないのである。

だから、10人の棋士のうち10人が△6五同歩としない。

羽生さんか森内九段が1時間程長考して、やっと指す手だろうか。

しかし、よく見ると、後に△6六歩と突き出すと、次に△6五桂と跳べる。


更に、第2問。

▲5五歩と銀を追い払う手に対しても・・・


〔図5. 53手目▲5五歩まで〕
イメージ 5


普通は、△4三銀と守りを固める。

だが、聡太君は、△6三銀!


〔図6. 54手目△6三銀まで〕
イメージ 6


これにも驚いた。

自分なら絶対、喜んで△4三銀だからだ。

これまた、指されてみれば、当然の選択肢の一つ。

▲7六銀と圧力をかける予定だったが、△6四銀の応援があるから、出来ない。

また、また、唸った。


<続く>

*----------*----------*
【註解】

註1.藤井猛が竜王を獲得した頃

竜王戦
 第14期 2001年度 羽生善治 4−1 藤井 猛 羽生奪還
 第13期 2000年度 藤井 猛 4−3 羽生善治 藤井防衛
 第12期 1999年度 藤井 猛 4−1 鈴木大介 藤井防衛
 第11期 1998年度 藤井 猛 4−0 谷川浩司 藤井奪取

註2.3連敗から4連勝で防衛した。

竜王戦 第21期 2008年 渡辺明 4−3 羽生善治 渡辺防衛


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【ニュース冒頭】

第12回 朝日杯将棋オープン戦

場所:東京都千代田区「有楽町朝日ホール」

日時:平成31年2月16日(日)

持時間:各40分(チェスクロック方式)。切れると1手60秒の秒読み。


本戦 準決勝

開始時刻:10時30分

▲行方尚史 八段(45歳)VS △藤井聡太 七段(16歳)

結果:120手で藤井の勝ち

終局時刻:12時53分

消費時間:共に40分


本戦 決勝戦

開始時刻:14時30分

▲渡辺明 棋王(34歳)VS △藤井聡太 七段(16歳)

結果:128手で藤井の勝ち

終局時刻:16時52分

消費時間:共に40分


主催:朝日新聞
一昨年、聡太君の30連勝を阻止して一躍脚光を浴びた佐々木勇気 現・七段。

良い男ですね〜、本当に!

聡太君に対して、メラメラとした闘志を秘めて・・・


聡太君との対戦が決ってから、敵情視察していたことは話題になりました。

イケメンだったことも相俟って。


イメージ 1


何んと言っても、タイトル戦並の報道陣の多さ。

そして、カメラは、対戦相手に「負けろ!」と叫んでいる。

その雰囲気に飲まれない様、慣れなければいけない。


棋士達には、失笑を買っていましたが、私は、非常に好感を抱いた。


昭和の棋士なら、言動に出しています。

意地悪です。

平成の佐々木勇気には、意地悪が無い。

素晴しい!

それで居て、虎視眈々と狙っていた。

本音は

「聡太なんて大したことない。何が天才だ。フザケンな!」

聡太君ファンが聞いたら、激怒しますよね。


しかし・・・


羽生さんが登場した昭和60年頃。

今の聡太君の歓迎振りからは想像出来ない冷遇だった。

先輩連中は

「あんなの谷川より大したことないよ」

と公言して憚らなかった。

若い追っかけギャルや報道陣が押し寄せると、冷ややかに横目で通り過ぎた。

唯一違ったのが、故・大山康晴十五世名人。流石!!


今、棋士と女流棋士をテレビで観ない日はない。

朝のワイドショーからバラエティ番組まで、「聡太君や将棋界について話してくれ」と出演依頼が殺到。

先輩棋士達は、3割〜10割、収入が増えたに違いない。

聡太君様様なのである。

悪口なんて言える資格がない。ははは


羽生さんの時代と雲泥の差なのである。

私は、昭和の棋士が駄目で、平成の棋士が素晴しいと主張したい訳ではない。

昭和の棋士は意地悪だったが、骨があった。

平成の棋士は、優しいが意気地がない。

とも言えるのである。

そんな平成気質に浸(ひた)りながら

佐々木勇気は、昭和の気骨を秘めている、と言いたいのだ。

アッパレ!

だが、最近の成績はどうしたことか?!

先は長いゾ!頑張れ!

<続く>

*----------*----------*
【勇気五段が30連勝を阻止した対局】

第30期 竜王戦 決勝トーナメント

▲佐々木勇気 五段(4組優勝 22歳)vs △藤井聡太 四段(6組優勝 14歳)

場所:東京・将棋会館「特別対局室」

対局日時:平成29年(2017年)7月2日(水)10時

結果:101手で先手佐々木の勝ち。

勝った佐々木は、次戦で阿久津主税八段(1組5位)と対戦する。

また、藤井は公式戦で初の敗北。自身の持つ公式戦最多連勝記録(29連勝)の更新は成らなかった。

終局時刻:21時31分

消費時間:▲佐々木4時間35分、△藤井4時間49分。

持時間:各5時間

主催:読売新聞社


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