七艸庵 短い間でしたが有難う御座いました。

【正満 英利】2012/8/21 永眠 もう更新は、御座いません

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辛卯歳 最後の呟き

 
 大晦日、今年も今日で終わりか、
 
 可愛いウサギの年の筈だったが、何と荒狂った泥鰌の年だった。
 
 八十過ぎた老人には為す術もないが、年金の減額は、一寸寂しい感じだ。
 
 今更、政府に苦情云った処で通らない。
 
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              七艸庵の玄関 売茶翁の像をなかに
 
 さて、今年八十才を記念して、元旦から始めた吾ブログだが、
 
 中心が儂の追及している 「黒瀧開山潮音道海禅師」の関連、
 
 之じゃあ、興味の無い方には全く面白くも無いブログだ。
 
 だから、「コメント」も極めて少ない、新しい友達は全く出来ない。
 
 それでも儂は、初心を貫徹して今日も楽しくブログしている。
 
 ところで、昔から「一夜飾りはするものでない」と云われるので、
 
 儂の家でも、神棚や仏壇の掃除、その他の片付けを済ませ、
 
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              年用意の済んだ神棚と仏壇
 
 床には、林文照管長の、「仁者壽」(にんじゃはいのちながし)の書を掛けた。
 
 論語の言葉である。
 
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        床には「仁者壽」の墨跡  吊るし雛は嫁の作品
 
 新年を寿ぐ心算で、別に長生きしたいと思ったわけでない。
 
 人生、八十まで生きれば沢山だ、後は余りの人生、
 
 儂は、ガンの治療を中止した。
 
 抗癌剤の副作用で苦しみながら長生きする必要はない。
 
 ガン治療を続けたとしてもこの先は知れたものだ。
 
 ガンなぞに執らわれず、惑わされず、考えず、
 
 これからは「心機一変」して、自然のままに生きて行こう。
 
 良寛和尚は、「病める時は病めば宜しい、死ぬときは死ぬが宜しい」
 
 と云っている。
 
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              中々整理の尽かないアトリエ
 
 儂のアトリエは、いつも整理の尽かない場所だ。
 
 整理すると資料が判らなくなる。
 
 その欄間に、村上鬼城の
 
     「春待つや峰の御坊の畳替え」の額が懸けてある。
 
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                   村上鬼城の額
 
 これは年の暮だからと云うわけでなく、好きな句なので年中掛け続けている。
 
 ここは、山の御坊でなく鼻高山麓の七艸庵だ。
 
 畳替えは五年もやっていない。
 
 それでも、明日に成れば自然と年が明ける。
 
 新年は「昇龍」の辰年で有って欲しいものだ。
 
 今年は暴れるなよ、儂は知らんぜ。
 
 八十一歳の誕生日が、ほど近い、
 
 老人、いや廃人の今年最後の呟きだ。
 
 

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