七艸庵 短い間でしたが有難う御座いました。

【正満 英利】2012/8/21 永眠 もう更新は、御座いません

全体表示

[ リスト ]

 
  儂の家の欄間に懸けてある額の一つに、
 
 「破沙盆」と書かれたのがある。
 
 伊吹山松尾寺東策老師の書だ。
 
イメージ 2
 
 その意味をよく人から聞かれるが、
 
 それは、「ぶち割れた擂り鉢」と説明するが、
 
 「それって何の意味」と、更に聞かれる。
 
 「何の役にも立たない無用物のたとえで、
 
 それは円熟した悟りの境地を指す」言葉でだと、説明しても理解されない。
 
 寛文十一年(1671)五月、
 
 木庵禅師は、江戸白金の紫雲山瑞聖寺の開山に迎えられて晋山した。
 
 六月には、祝国開堂のお祝いをされ、
 
 八月になって黄檗山萬福寺に帰ることになった。
 
 この一連の行事に、役僧として手伝っていた潮音禅師は、
 
 土橋宿まで見送り、昼食をとって別れることになった。
 
 この時、木庵禅師が
 
 「昔、応庵(おうあん)和尚(中国宋時代の禅僧)が、
 
 弟子の密庵(みつあん)和尚に、
 
 『如何なるか是れ正法眼』(仏教の真髄とは何か)と、質問すると、
 
 密庵は、『破沙盆』と、答えた。
 
 若し人がいて、お前に『如何なるか是れ正法眼』と、問うたら、どう答える」
 
 と、質問すると、潮音禅師は机の上の蝋燭を指さして
 
 「蝋燭は輝いています」(ここに輝いています)と、応えた。
 
 さらに「破沙盆はどうした」と質問すると、
 
 潮音禅師は無言で敷物を取って、(そんな物は必要ないとばかり)土間を叩いた。
 
 木庵禅師は、これを見て潮音禅師が既に悟っていることを知り、
 
 払子を立て印可を許した。禅問答って解らないね。
 
 儂の家の「破沙盆」は、この潮音禅師印可の因縁を語るものなのだ。
 
 これを書いてくれた東策老師も既に鬼籍に入り、
 
 伊吹山松尾寺は無住と聞く、
 
イメージ 1
        2012・2・27 新幹線の窓から伊吹山を望む
 
 京に出掛ける時、車窓から伊吹山を眺めたが、
 
 松尾寺はこの中腹にある。
 
 まだ深い雪に覆われている。
 

よしもとブログランキング

もっと見る

[PR]お得情報

ふるさと納税サイト『さとふる』
11/30まで5周年記念キャンペーン中!
Amazonギフト券1000円分当たる!
話題の新商品が今だけもらえる!
ジュレームアミノ シュープリーム
プレゼントキャンペーン
コンタクトレンズで遠近両用?
「2WEEKメニコンプレミオ遠近両用」
無料モニター募集中!
お肉、魚介、お米、おせちまで
おすすめ特産品がランキングで選べる
ふるさと納税サイト『さとふる』

その他のキャンペーン


プライバシー -  利用規約 -  メディアステートメント -  ガイドライン -  順守事項 -  ご意見・ご要望 -  ヘルプ・お問い合わせ

Copyright (C) 2019 Yahoo Japan Corporation. All Rights Reserved.

みんなの更新記事