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民主党の掲げていたマニフェスト(政権公約)が又一つ崩れた。
高速道路の無料化、消費税の増額などに続いて八ッ場ダムの建設再開だ。
前原元国交相の建設中止宣言から二年余、
中止か、再開かでスッタモンダの末、
昨夜、前田国交相が長野原に来て再開を報告したと。
今朝の上毛新聞は、デカデカに報じている。
儂ら一家が草津に住んでいた頃、
八ッ場ダムの建設は、賛成だ反対だと、運動が起きた。
そして、如何にか建設工事が始められた。
その頃、草津で生まれた娘は今年53才に成るから半世紀余にわたる問題だ。
そして現在、住民や歴史ある川原湯温泉も移転始め、
道路の付け替えなど、工事は8割がた進み、残るはダム本体と云う現況である。
ここまで工事が進んだのだから、やるしか無いだろう。
儂にとって水没される吾妻渓谷は、天下の名勝というより、
関係した或る大事件の舞台となった所で、忘れがたい処である。
潮音禅師もこの地を訪れて、樋口宅に数日宿って温泉に浸っている。
潮音禅師年譜の延宝四年(1676)の項に、
「 ・・・ 過河原村有温湯寓樋口氏宅浴之数日作温湯記併偈 ・・・」とある。
この集落には、今でも樋口姓はある。
『温湯記』では、
腰や脚の傷みが酷く坐禅するにも苦しんだが、
一両日この湯に浴したところすっかり痛みが消えて心身ともに楽になったとし、
湯浴みの法を細かく記している。
また偈では、「能く千種の病を治す、還って大医翁に勝る。云々」とある。
ダムが完成すれば、潮音禅師の湯浴みした温湯も湖底に沈むことになるが、
そんなことで感傷に浸っている訳にはいくまい。
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