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中高老年期への運動指導上の要点
中高老年者にとって心身面双方で、高齢者には適度な運動が必要となります。
・運動による健康&体力つくり(身体的必要性)
・運動による楽しみ&気晴らし(精神的充足感) 自主的・自発的な取り組みがその動機にあることが大切です。
一方的に指示やメニューを与えられる運動ではなく、自主的・自発的な取り組みが
その動機にあることが大切で、そのためには健康運動と運動競技というの2つの側面が あり、そのそれぞれに高齢者特有の動機が発生することを知っておく必要があると思います。 ・運動による健康つくり ⇒ 体を動かす爽快感を味わう。
体調に気付き、整える。 ・運動による体力つくり ⇒ 筋力、持久力、スピード、調整力 柔軟性を高める。 ・運動することへの熱中 ⇒ 記録、技、勝利などの目標への挑戦 ・運動することによる感動 ⇒ 記録、技、勝利などの目標の達成 高齢者の体の運動に対する特性を具体的に熟知しておくことが大切です。
若い世代にとっての運動とは違い、中高老年者にとっての運動の特性やその影響を
指導者はしっかりと把握しておくことが必要だと思います。 ・加齢に伴う体力&運動能力の変化
・加齢に伴う呼吸循環機能の変化 ・加齢に伴う神経&筋の変化 ・加齢と有酸素性トレーニング ・加齢と筋力トレーニング ・高齢者の生活習慣病の特性 ・後期高齢者の心身の特性と重要疾患 ・加齢に伴い安全に運動を実践するために ・ほどよい運動の効果 ・中高年における運動の効果 ・運動を実践するためのメディカルチェック ・健康の維持とそのための食生活習慣 個別性の原則
高齢者の運動の特性にマッチしたプログラムを、各個人の需要に合わせて具体的に
構築できるスキルを指導者は持ち備えていることが必要だと思います。 事故予防・緊急対応などの側面
事故予防、事故時の救急対処についての知識とスキルを指導者は
持ち備えておく必要があると思います。 ・運動外傷、運動傷害、運動障害
・ケガ ・骨折&捻挫の手当て ・異物除去、気道確保、体位変換 ・搬送とケガのテアテ及び止血法 ・包帯法(三角巾・巻軸帯) ・救急救護の基本 |
★中高老年期の運動
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昨年、中高老年期運動指導士資格認定講習会に参加させていただきました。2日間の講習でしたが、内容の濃い講習でした。
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高齢者の病気の特徴
・一人で多くの病気をもっている
・個人差が大きい ・症状が非定型的である ・水、電解質代謝異常を起こしやすい(脱水) ・慢性の病気が多い ・薬剤に対する反応が成人と異なる ・生体防御率が低下しており、病気が治りにくい ・予後が医療だけでなく社会的環境にも影響される 程よい運動の効果とは
⇒ 1)心臓血管系
・予備力が増える ・血圧が下がる ・心臓のポンプ機能がパワーアップする ・疲れにくくなる 2)内分泌代謝系
・インスリンの感度が良くなる ・中性脂肪が減り、善玉コレステロールが増える ・内臓脂肪が減る 3)筋肉骨格系
・筋肉を太くし筋力増強 ・筋肉の毛細血管が増える ・骨粗鬆症の防止 4)その他
・ストレスの解消 ・眠りの質をよくする ・免疫機能の活性化 ・脳細胞の活性化 ・腸の動きをよくする etc.. 中高年における運動の効果
⇒ ・筋収縮に動員される筋線維の数が増える
・運動単位がほぼ同時に活動するようになる ・複数の筋が協調してはたらくようになる ・末梢での酸素摂取効率が改善する (最大心拍数は減少するため中枢での心肺機能の改善には限度がある) |
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加齢と生活習慣病について
生活習慣病とは・・
⇒食習慣、運動習慣、休養、喫煙、飲酒等の生活習慣が その発症・進行に関与する疾病郡(厚生省:平成8年12月18日) 例)糖尿病、肥満、高脂血症、高尿酸血症、循環器病、がん、歯周病、呼吸器疾患、肝疾患など (それぞれの病気のすべてではなく一部) ⇒早期発見早期治療から未然の発症予防へ 例)二次予防から一次予防へ「健康日本21」 生活習慣病の共通点と加齢の影響
・歳をとると多くなる ・原因は1つだけでなく複数の危険因子が関わって起こる(メタボリックシンドローム) ・1つの病気が別の病気の危険因子となる ・数年から数十年かかって進行するが自覚症状があらわれるのは突然(サイレントキラー) ・健康と病気の境界が不明瞭(グレーゾーン) ・病気を完全に消しさる方法は存在しない |
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加齢と老化
老化とは・・
誕生から死に至る生命サイクル(加齢)において 成熟期に達した個体が徐々に身体諸機能の低下・減弱を経て 死亡に至るまでの過程 筋肉の老化とは・・
・筋肉量は70歳を過ぎると30歳時の約半分 ・上腕では後面(三頭筋)の筋、体感や脚では 前面の筋(腹筋、四頭筋)の減少が大きい ・遅筋繊維より速筋繊維(強い力や速い動作)が より委縮(細くなる)しやすい ・低下の度合いは加齢だけではなく日常の活動度や運動習慣が 大きく関与する 心臓血管系の老化
・心拍出量の低下(ポンプ機能)の低下 ・収縮期血圧上昇、拡張期血圧(やや)低下 ・不整脈増加 ・最高心拍数(220−年齢)の低下 ・細動脈の動脈硬化による血管抵抗増大 ・大動脈硬化(石灰沈着) |
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スポーツ・身体運動の特性と分類
1)体つくり運動
(個人の健康・体力つくりのための運動)・・・ 体調を整える、体力を高める運動 2)競技運動
・測定競技 ⇒ 陸上競技、水泳競技、スキー競技など
(時間や距離の測定値) ・評定競技 ⇒ 体操競技、シンクロ、フィギアスケート
(演技の出来栄えを採点し評定値を算出) ・判定競技
(二者択一をする審判の介入の中で成果を競い合う) 球技 ⇒ 攻守混合型(ラグビー、サッカー、ハンドボール、バスケット)
⇒ 攻守分離・一体型(バレー、テニス、卓球、バトミントン) ⇒ 攻守交代型(野球、ソフトボール) ⇒ 順次攻撃型(ゴルフ、ボーリング、グランドゴルフ) 武道 ⇒ 柔道、剣道、相撲 3)ダンス運動
(表現・交流する運動) |



