海原慎吾(Kaibara Shingo)のBLOG

夢は待っているものではなくて、自分からつかみにいくものだと思います。

★認知症のバリデーション療法

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■バリデーション療法の創始者フェイルが考え出した認知症高齢者の精神・心理的、社会的欲求 
 
1)安らかな死を迎えるためにまだやり終えていないことを解決する欲求
 
2)平安に生きる欲求
 
3)視力・聴力・身体的自由・記憶力が低下しても、平静な気持を回復する欲求
 
4)我慢できない現実を理解する欲求、なじみのある人間関係を持て、居心地が良いと感じられる場所を見つける欲求
 
5)認識・地位・アイデンティティーおよび自尊心への欲求
 
6)役に立ち、有益でありたい欲求
 
7)傾聴・尊敬されたい欲求
 
8)愛され、一緒にいたい欲求(人間関係欲求)
 
9)動けなくされたり、拘束されたりすることなく、守られ安全で安心していられる欲求
 
10)触覚・視覚・聴覚・臭覚・味覚そして性的欲求(感覚刺激欲求)
 
11)苦痛や不快を軽減したい欲求
 
■共感することで心は近づく
 
バリデーションは、米国のソーシャルワーカー、ナオミ・フェイルさんが生み出した療法。お年寄りの気持ちに共感し、そのまま受けとめることで、互いに気持ちを通わせることができるという認知症療法です。

たとえば、お年寄りが夜中に突然、亡くなった自分の母親を呼び、泣き叫び始めたとします。「何を言っているの、お祖母ちゃんはとっくに亡くなったでしょう。今は夜中じゃないの」。ついこんなふうに叱りつけてしまったとしても不思議はありません。

しかし、バリデーションでは、なぜお年寄りが泣いているのか、なぜ自分の母親を探しているのかを考え、その気持ちに共感しようとします。あくまでお年寄りへの敬意を忘れず、こちらの都合や筋を押し付けないことが大切です。
気持ちを理解してもらえたことで、お年寄りの態度は徐々に穏やかになり、次第にコミュニケーションがとれるようになるというものです。

 
■基本テクニック
 
①アイコンタクト
まず、お年寄りと同じ高さの目線になるよう、かがんだり、座ったりします。
誠意をこめて、お年寄りの目を見つめるようにしましょう。

②リフレージング(繰り返し)
そして、お年寄りの言葉を繰り返し、「お母さんがいないの?寂しいの?」などと確認します。
このとき、お年寄りの声の大きさ、抑揚なども合わせるようにするとよいでしょう。

③レミニシング(思い出話をする)
お年寄りが、亡くなった母親を探していたら、「お母さんは何ていう名前?」「どんな顔?」「お母さんがしてくれたことはどんなこと?私にも何か手伝える?」などと記憶を呼び覚ますような会話をします。

さらに、背中をさすったり、頬の上のほうを軽く撫でたりして身体にそっと触れます。
自分の気持ちを受け止めてもらうことで、お年寄りの気持ちは落ち着きついてゆきます(ただし、認知症が進んでいる場合は過度に触れ合あわないほうがよいケースもあります)。
 
■バリデーション療法の15のテクニック

具体的なテクニックには15通りがあると言われています。
 
①センタリング(精神の集中。・統一)
②オープンクエスチョン(事実に基づいた言葉を使う。開かれた質問をする。)
③フレージング(反復。本人の言うことを繰り返す。)
④極端な表現を使う(最悪・最高の事態を想像させる。)
⑤反対のことを想像する
⑥レミニシング(想い出話をする。過去に一緒に戻る。)
⑦真心をこめてアイコンタクトをする
⑧あいまいな表現を使う
⑨はっきりとした低い優しい声で話す
⑩ミラーリング(.相手の動きや感情に合わせる。)
⑪キャリブレーション(.感情を観察し、一致させる。)
⑫(高齢者の)好きな感覚を用いる
⑬タッチング(ふれる)
⑭音楽を使う
⑮満たされていない人間的欲求と行動を結びつける。)

これまで認知症にかかれば、何も感じず、何も考えられないなどと思われてきました。
しかし、認知症の世界にも、その人なりの感情や考え方が生きています。

バリデーション療法

■バリデーション療法とは?
 
バリデーション療法は、アメリカのソーシャルワーカー:ナオミ・フェイル(72)さんが開発した認知症の方たちとのコミュニケーション術のひとつです。
バリデーションは元々、「確認する、強くする、認める」の意味に用いられますが、フェイルさんによると、認知症の人の「経験や感情を認め、共感し、力づける」意味でバリデーションという言葉を用いているのだそうです。

■バリデーション療法の特徴
 
バリデーション療法の特徴は、認知症の方が騒いだり、徘徊したりすることにも「意味がある」として捉え、なぜ騒ぐのか、なぜ徘徊するのかをその方が歩んできた人生に照らして考えたり、共に行動したりするというもので、「共感して接すること」に重点を置いた療法です。日本でも現在同様の療法に関心を持ち、取り組む組織や人が増えています。
 
バリデーション療法から見る認知症の症状
 
認知症の行動の特徴を次の4つに分けているそうです。
1.)認知障害(認知の混乱)…認識力はあるが、人生に失望しており、他人に不安や怒りをぶつける。
2).日時、季節の混乱…今がいつかわからなくなる。
3).繰り返し動作…同じ動作を繰り返す。
4).植物状態…ほとんど動けず、しゃべれず、目を閉じている。
 
■バリデーション療法例・・・「症状から理由を考える」
 
例)
【症状】認知症患者が、他人を非難したり盗んだと責めたりすることがある。
【理由】過去に押し込めた感情を外に出して解決しようとしている。
【治療】認知の混乱の場合施設に居て「家に帰りたい」と泣き出すのに、「家はもうない」「私が居るから大丈夫」といっても解決しません。
 
■バリデーション療法・・・具体的にどのように接すればよいか?
 
具体的な実践方法は?
集中してバリデーション行うのは、一日に五分から十分。
繰り返すうちに問題行動の回数は減っていくと言います。
 
■具体的なバリテーション療法の例
 
たとえば、「夜中に部屋にだれかが忍び込んだ」とお年寄りが言い出した時、「部屋にだれかが忍び込んだのね」とお年寄りの言葉を繰り返します。
その人が視覚的な表現が好きなら「どんな服を着ていたの」などと聞きます。
 「怖かったのね。人生で一番、怖かったのはなに」と、極端な表現を使うのも有効です。
こうした会話の中で、お年寄りは人生の苦労を語り、失望や不安を吐き出すことができます。
 「心の中にとじこめた思いが問題行動となって現れる。でも、だれかがその思いをわかってあげれば問題行動は消える」というのがバリデーションの基本的な考えです。
(平成14年8月25日 読売新聞・やさしい介護学)
 
■主なバリデーション療法
 
・真心を込めたアイコンタクトをする
・かがんだり、座ったりして、認知症の人の目を直接見つめる。信頼を築く。
・言ったことを繰り返す(リフレージング)
・認知症の人は、相手が自分の言うことを繰り返して確認すると安心する。
・声の大きさや抑揚も出来るだけ同じようにする。
・極端な表現を使う
・最悪、最善の事態を想像させる。
 例えば、「この食事はまずい」と文句を言ったら、「今まで食べた中で最悪ですか」と聞く。それが感情を発散させる手助けになる。
・身体に触れる(タッチング)
・指先で、ほほの上部に軽く円を描くようになでたり、両手で肩と背中をさすったりして、気持ちを静める。
・お年寄りの好きな感覚を用いる
・視覚的な表現が好きな人には視覚的な表現で聞く
・思い出を話す
・はっきりした低い、優しい声で話す
・事実に基づいた言葉を使う
 
バリデーション(認めるという意味)法では、具体的なコミュニケーションの方法を示しています。
アルツハイマー病の第一ステージである「認知障害」の段階では、「リフレージング(=本人の言葉を繰り返す)」「思い出話をする」「好きな感覚を用いる」「極端な表現を使う」が有効なテクニックだそうです。

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