実績・トロフィーで人生暇つぶし

結局暇がつぶせれば何でもいいのかも

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(続き)

ほむらは苦渋の末に決断する。

まどかが魔法少女にならなければ、たとえ小規模になるだけだとしても、
この結末はなかったかもしれない……

QB「きみはそれでよいのかい? 君はまどかと出会わなければこうして魔法少女になることは
  なかった。こうして今の君が魔法少女になろうとしていること自体、変えられようのない
  未来を又迎えることになるということなんだよ?」

ほ「かまわないわ」

QB「やれやれ、君の行動は僕にはとても非生産的に思えるよ。僕としてはまどかを倒して
  くれたほうがありがたいんだけれど。」

ほ「議論の余地はないわ」

QB「ああ、それはかまわないけれど、君は向こうの世界で本名を名乗らないほうがいい。
  本来の君がまどかとであったとき、まどかが君の名前に覚えがあるかもしれない。
  そうしたら、まどかはすべてを悟るだろう。自分が目の前の少女を巻き込むことと、
  自分の「終わり」が近いことも。
  そのときにまどかのすべてがその時点で崩れ、契約するまもなくすべてが破綻する
  可能性が高いんだ。これは僕からの助言だよ。」

ほ「……ありがとう、なんていわないわよ」

QB「それとね、時空をまたぐ願いはとても多くの魔力を要することになる。
  君は向こうの世界ではちょっとだけ時間を止められる程度の魔力しかもてないだろう。
  戦うときには工夫が必要だよ。」

QB「では、いってらっしゃい。僕はどうなるかもう知っているけれど。君の健闘を願っているよ」


消えるほむら。

QB「やれやれ、どうせすぐにこの時に戻ってくることになるんだけどね。
  かなめまどか、君によって契約を解除されてね。」

ま「そ、そっか……彼女がほむらちゃん、だったんだね。
  私は……本当に馬鹿だったんだな、何も考えず。マミさんをカッコいいと思って、
  さやかちゃんもとても追い詰められていたのに、気づくことも出来ず助けてあげられなくて。
  ……ほむらちゃんのことも、何一つわかろうとしてあげてなかったん……だ……。」

契約を解除され、ほむらはまたこの世界に現れる。
顔には悲嘆と後悔、そして苦悩しかない。

QB「お帰り、今の君は解約を解除され、不安定ではありながらも又強い魔力を取り戻している。
  改めて契約を結ぶことも可能だけれども、今度はまどかを倒してくれるのかい?」

ほ「冗談じゃないわ、もっと、もっとやりようはあったはずなの!
  きゅうべい、また同じ契約をするわ。私をまた、あの時間にまで戻して!」

QB「やれやれ、何度繰り返しても同じことさ。そのたびにこうして君の魂は元からにごり、
  魔法少女としての資質を失っていく。いきなり魔女になってもおかしくないくらいさ。
  そんな大物が二人も同時に存在したら、きっとこの世界は大変なことになるよ?」

ほ「早く! 私をあの世界にもどして!」

そんなことを繰り返しているうちに、まどかは徐々に魔女化進行。
帰ってくるたびに疲弊し、苦痛にさいなまれ泣き崩れ、それでもまた過去へと
立ち戻る「ほむら」を見守ることしか出来ない。


ま「どこで、どうして間違っちゃったのかな?」

QB「君のしたことに間違いはなかったと思うよ、まどか。この世界には、どうしようもない
  結末と、それを変えたいと思う意志があった。それがある限り、僕はこの世界に存在し、
  願いをかなえ、その代償を得て世界のバランスを保ち続けるのさ。」

ま「覚えてる、なんてことは無理だよね。あの頃の私は、ほむらちゃんのことなんか
  まだ知りもしなくて、この先どうなっちゃうのかもわからなくて。
  ただ流されるようにして、あの時間を繰り返して……」

QB「そうだね、まどか。もう君も限界が近い。お疲れ様、というべきなのかな?」

ま「変身するときにね、ソウルジェムに口付けをするとき……あの頃の私がそこにいるの。
  契約をするときに持ってた、あの頃の、本当に幼い心のままで……」

QB「……君たちの魂は、とても不思議な力を持っている。時を経ても、君たちが願った
  想いは継がれていく。過去に契約した人たちの魂が消えても、その意志は次の時代に
  のこり、その意志を僕と契約することなく引き継ごうとする人たちもいた。」

ま「……そう。」

QB「僕は思うんだまどか、人の感情と魂は同じものなのかもしれない。それは大きなエネルギーに
  なるけれども、僕達はそれを使い切れていないのかも知れない。」

QB「都合の悪いことに、その使い切れなかった君たちの感情は、後の人たちの魂に少しずつ
  分け与えられ、僕と契約をすることなく何かを成し遂げる奇跡を生んでしまうことすら
  あるようになってきた。 その力が、もしかしたら君たち人間の強さなのかも知れない。」

ま「ねえきゅうべえ、奇跡は、あるんだよ……」

QB「奇跡、かい?」

ま「魔法の力なんかじゃない、もっと綺麗で、幸せな、何でもないことなの。
  だれかとだれかが出会って、笑いあったり、喧嘩したりして、そのうちに
  かけがえのない仲間になるの。 魂が、つながるの。」

QB「まどか、君は何をしたんだい?」

ま「どうなるかわからないの、これでどうなるのか……
  ほむらちゃんが過去に戻るたびに、私はちょっとだけ彼女のソウルジェムに魔力を
  あげていたの。魔力じゃないかな、ちょっとしたお願いをしたの……」

QB「どういうことだい?」

ま「その想いは、未来だけじゃなく、過去にもいけるんじゃないかって」

『あのころの私達が、もっと仲良くなれたらいいなって。
 知っているきゅうべえ? そういうのを私達の世界では、運命の出会いって言うの』

世界が、途端にノイズがかかったような世界に変質する。

QB「ありえないね……この時間列がまるごと破棄されようとしている。」


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不思議な夢を見ていたような気がする。

とても怖いような、暖かいような。

今日はなにか特別なことがあるのかもしれない、私はいつもどおりリボンを選び、
さやかちゃんたちと登校する。

「えーっと、今日は転校生を紹介する」

転校生?あれ、本当に特別なことがあった。

入ってきたのは、綺麗な黒髪の、とても寂しげな顔をした女の子。

さや「おーっ、超スタイルいーなーあの子。美人系?」



−−わたしは、思わず席を立った。

『???ちゃん!』

なぜ、彼女のことを知っているのか、私にも良くわからない。
はじかれるように立ち上がり、彼女の、今まで出合ったことのないその名を呼ぶ。

「あー、かなめ、この子は暁美ほむらさんと言ってだな……」

説明をしだした先生を制し、その子は私を見つめる。
その頬には、幾重もの涙がつたっている

「まどか……ありがとう。あなたは、あなたは自分の力だけで、きっとすべてを変えられる。
 みんなを幸せにすることがきっとできる。それはあなたの持っているとても素敵なちから。
 それを大事にして。」

そういうと、その子は急に、ふっと姿が消える。
まるで魔法のように。

突然の出来事に、クラス中は大騒ぎになる。

私は、なぜか涙が止まらない。
いろいろな、今までと違う気持ちが心の中にあふれてくる。

そう、それはまるで魔法のように。



QB「マミ、どうかしたのかい?」

マ「ううん、何か今、同じ魔法少女の気配がして、すぐに消えたの。」

QB「うん、それは僕も感じていた。そのクラスには僕が契約をお願いしようとしている
  魔法少女の素質を持った女の子が二人ほどいるんだけど……」

マ「それはどんな子なの?」

QB「とても、大きな力を持った子だよ。」

マ「へえ、それはとっても楽しみね。どんな子達なのかしら?」


「よっと」

屋上に上がってきたきゅうべえは、件の魔法少女の候補、久しぶりの大物となる
鹿目まどかを観察する。

「どういうことだろうね……彼女の魔力はさっきの気配以来、大きく変質している。
 エネルギーとしてはより大きく、僕達にとって扱いづらい力になって。」

「この時間列にない魔力、おそらく未来の世界からの干渉かな?」

これまでにもこういうことはいくたびかあった。
過去に立ち戻る願いをされることは何も珍しいことではない。

「同じことなんだよ、未来の誰かさん」

「僕らは、同じようにまた繰り返すだけさ。この世界に、希望と同じくらい絶望がある限り」


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ささ、こんな感じで終わる、というのはいかがでしょうか?

まどかは強力な魔法少女になるも、その背負った運命から逃れることが出来ず、
やがて強大な魔女へと変質せざるを得ない状況に追い込まれる。

ほむらはその傍らにいて、彼女を助けようとその時代からやってきた魔法少女。
彼女が本名を名乗らないのは、すべてを説明しようとしないのは、それをすると
キチ扱いされることになる懸念があることと、そもそもそうすることによって
自分が未来でまどかと出会うことなく、まどかの変質を止めることが出来なくなる
懸念があるからだという仮定に基づいています。

しかし、きゅうべえが言うように、すべてが解決するわけではありません。
未来のひとつの可能性として、作中の悲劇が繰り返され、まどかが魔法少女になる
というパターンのひとつが崩れただけの話であり、きゅうべえはこの世界でも
相変わらずまどかやさやかを勧誘することでしょう。

上条の腕を治すために、さやかはまた契約をすることになるかもしれません。
この世界ではマミは死なずにすむかもしれません。

ただ、それは又別のお話。

この世界でのまどかは、その時々にどんな選択をしていくことになるのでしょうか?

という感じで最終回になる、と。

頭の中ではこうするとまとまるんじゃないかなあ、と思っていたのですが
文章を書くと長すぎます。

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(続き)

数年後、世界は傍目には穏やかに、何事もなく進んでいるように見える。
少女達の間で噂として広がっている「願いをかなえるおまじない」

???(ほむら本名、ここでは「ほむら」で通す)は、ふとしたきっかけで
その時代のきゅうべえと出会う。

ほむらの周りで起こる奇怪な現象、友人や、家族が次々と魔女となり、それに巻き込まれていく。

もうどうしようもない……

ほむらはきゅうべえに勧められる。

QB「???、僕と契約して魔法少女になってよ!」

ほむ「もう、どうしようもない、それなら……」


−−それには、及ばないよ。


QB「ああ、現れたねまどか、相変わらず熱心なことで感心するよ。」

ま「黙ってて、それよりもここにはどれだけの魔女がいるの?」

QB「うん、集合体になってるのは7体くらいかな?数年前の「ワルプルギスの夜」と同じ規模
  くらいと考えて差し支えないと思う。」

ま「そう……さすがにちょっと、きついかな。」

QB「魔力はまだ十分だと思うけど、精神的な問題かな? 気を張っていかないと」

ま「よく言うわ、早く魔女になってほしくてたまらないくせに」

QB「心外だなあ、僕はまだ、その時期じゃないと思うだけさ。実は、より熟していたほうが
  収穫のときに得るものは大きいじゃないか。」


ほむ「あの……あ、あなたは?」

ま「わたしはまどか、かなめまどか。あなた達を助けにきた魔法少女……だよ。」

QB「少女というには実際の年齢は」

ま「うるさいなあ、変身した時くらい、昔のあの頃のままでいたいじゃない!」


そんなこんなで魔女を駆逐するまどか。
その魂を開放すると、契約の淀みがまた彼女を苦しめる。
息荒く、その場に倒れる。
ほむらは大人まどかを自宅で介抱する。

ほむ「まどか……さんは、いつもこんなことをしているの?」

QB「そうだね、もうあれから何年たっただろうね」

QBはほむらに語る、まどかが魔法少女になった経緯、そしてこれまでの活躍。
そして、それがもしかしたら明日にも限界になるかもしれないこと。

ほむ「なんで…なんでそこまでして、他人の為に出来るんですか?」

QB「それが彼女の望みだったらさ、でも、見たところ予想より早く大きな実りが得られそうだ」

ほむ「あ、あなたは…っ!」


まどかが目を覚ます

ま「余計なことまでしゃべらないできゅうべえ、ありがとう介抱してくれて。あなたは…?」

ほむ「???です、まどかさん」

ま「そう、どこかで会ったこと、あったかな?」

ほむ「いえ……すいません」

ま「そうだよね、あれからどれだけの人たちを救ってきたかわからないけれど、もう
  その人たちのこと、あんまり思い出せないんだ。」

ほむ「……こんなこと、いつまで続けるんですか。まどかさん」

ま「わたしが魔女になるまで、かな。」

ほむ「そ、そんなっ!?」


QB「実際、そうなったら回収をどうしようかというのが悩みどころさ。君が魔女になったとき、
  君を倒してくれるような魔法少女は今のところ見つかっていない。君は思う様に厄災を
  振りまくだろうけど、倒してくれないと僕もグリーフシードの回収ができないんだ。」

ま「そう、それは…困った、ね。」

又眠りに落ちるまどか。どう見ても、そうなってしまう日は近いのではないか。


QB「???、話しておきたいことがある」

ほむ「なに」

QB「実は、そうなったときにまどかを倒せる素質を持った人が一人だけ見つかったんだ」

ほむ「……誰?」

QB「君さ、???。君はまどかと比べても劣ることのない魔法の素質を持っている。
  君なら、まどかを倒し、まどかに代わって次世代の魔法少女になれる原石なんだよ」

ほむ「そんなの、繰り返しじゃない! 私が似たようなことをして、まどかさんみたいに
  限界が来て、また誰かに倒されて、その子が私の代わりになる……
  結局、何も変わらない!」

QB「そうだね、でも、サイクル規模が大きくなってくれて僕はずいぶん効率的になった」

ほむ「あ、あなた…!」

QB「考えておいて???。いざというときに、まどかを止められるのは君だけなんだ」


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行くたびかの魔女戦の末、ほむらの前でまどかはついに限界を迎える。
まどかは、ほむらに懇願する。

ま「もうだめ、もう限界なの。私、もう耐えられない」

ほむ「まどかさん……」

ま「きゅうべえに聞いたよ、あなた、私を止められる力があるって。
  とても申し訳ないんだけど、あなたが私を止めてくれると、ありがたいかな?って……」

ほむ「そ、それは……」

QB「実際、もうそうするほかはないと思う。???、君の願いは彼女を継ぐことかな?」

ま「まって、あなたが魔法少女になっても、私のグリーフシードを戻すような契約はやめて。
  私はこのままでいいの、そう覚悟して魔法少女になったんだから。」

ほむ「そ、そんな……それじゃ、まどかさんがあんまりです!」

ま「このサイクルもね、どこかで断ち切らないといけないんだよ。」


(続く)

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(続き)

そんなこんなで「魔法少女かなめまどか」爆誕。

ただしその特殊な契約内容
「魔女化した魔法少女からグリーフシードを回収し、契約代行によって普通の人間に戻す」
によってその戦闘力はそこまで高くならない。

そもそも戦いなれていないまどかは苦戦する。

ほむらはまどかの契約を止めることが出来なかったことに落胆するが、まどかを失うわけにはいかない。
つたなく弓を握るまどかを助けるため、自らの時間停止の魔法を使いまどかを援護する。
(※これが「Magica」のジャケット絵に使われるシーン)

「ワルプルギスの夜」を殲滅し、そのよどみを自らの体に取り込むまどか。

予想以上の体に流れ込む悲嘆に苦しみ、それでも気丈に耐える。

一方、ほむらの魔力も限界を迎える。
止められなかったことに対する後悔から、グリーフシードが反転し魔女化が進行する。

ほむ『ごめんなさい、ごめんなさいまどか……わたしは、またあなたを助けられなかった。
   わたしは、ただあなたを助けたくて、助けたくて……』

ま「ほむらちゃん、もう良いんだよ……私は、私は一人でも頑張れるから」

ほむ『違う、違うのよまどか……』

ほむらのグリーフシードをやさしく握り、契約を解除する。
ほむらの体は消える。

QB「彼女は時間を越えてきた存在だからね。契約の解除によってその魂は元の時間に強制的に
  戻された。結局、彼女がどんな存在だったのかは僕にもわからない。」

ま「そう、いつかまた、会えるのかな…?」

QB「ところでまどか、そうゆっくりともしていられないよ。」

ま「え?」

QB「僕はね、この世界のどこにでも同時に存在し、奇跡を願う少女達と今も契約をしているんだ。
  こうしている間にも、魔女になろうとしている魔法少女は沢山いる。君は、それを助けるために
  魔法少女になったんだろう?」

ま「そ、そうだ、ね……」

QB「マミ、さやか、杏子のグリーフシードやソウルジェムも、実はまだ回収されていないんだ。」

ま「え? そ、そうなの?」

QB「僕が回収しない限り、彼女達のソウルジェムやグリーフシードはこの世のどこかに存在する。
  魔力の大量放出などによって一時的に消滅しているけれど、どこかでまた再生するか、
  使い魔たちが再生のためのエネルギーを補填して、この世界に現れるかもしれないね。」

ま「さやかちゃんも、マミさんも、杏子ちゃんもまだ生きてるの!?」

QB「魂の消滅は確認していない。君が別の僕にそれらの魂が回収される前に見つけ出し、契約を
  解除すれば、元に戻すことは可能だと思うよ」

ま「わ、私、見つける! 絶対に、みんなを助けてみせる!」

QB「うん、頑張ると良いよ、まどか。」


『それが、君の願いなんだろう?』

(続く)

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(続き)

ま「ねえ、きゅうべえ、なにもかも、なかったことには出来ないのかな?」

QB「君の願いの話かい?」

ま「そう、マミさんも、さやかちゃんも、杏子ちゃんも、こんなことにならなかった世界。」

QB「時空を改変するのかい? でも、すでにかなえられてしまった願いを無効にすることは
  僕でも無理な話さ。僕としても、僕の存在そのものを消されるような契約は結ぶわけには
  いかない。僕にも目的があって君達の願いをかなえてあげているわけだしね。」

ま「もう、こんなの嫌だよ。誰かが何かを願って、それがかなっても、結局不幸になっての
 繰り返し。あの『ワルプルギスの夜』だって、元は私達と同じような普通の女の子なんでしょ?」

QB「……まどか、ひとつだけ方法があるといえばあるよ。」

ま「な、何?」

QB「君が、僕のような存在になれば良いのさ」

ま「え?」

QB「君は、どうしてかわからないけれど、とても大きな魔力を持っている。その力をもって、
  彼女達のような女の子達の願いを代わりにかなえてあげればいい。魔女になってしまった
  女の子がいたら、それを倒してグリーフシードを回収し、ソウルジェムにもどしてあげるんだよ。
  そして、彼女達の願いを代行し、彼女達の契約を解除する。そうすれば魔女は普通の人間に戻る。」

ま「そ、そんなことが出来るの?」

QB「契約自体をなかったことには出来ないし、奇跡をなかったことには出来ない。
  けれど、それを君の契約に書き換えることは可能さ。」

QB「君は、悩める女の子達の元に颯爽と現れ、その魔法の力で奇跡を起こす。
  まるで君達の世界で言うヒーロー、いやヒロインかな?『魔法少女まどか』になればいいのさ。」

ま「そんなことが、できるの?」

QB「君がそれを、望むのならね」

ほむ『黙りなさいインキュベーター! まどか、そんなことはしなくて良いの!
   そいつの言っている事には裏がある、あなただって、グリーフシードから魔力を吸収せず
   永遠に他人の望みをかなえ続けられるような無限の魔力を持っているわけではないの!
   いつかあなたに限界が来たとき、あなたは手のつけられないような強大な魔女になる。
   そいつは効率的にあなたの持つエネルギーを枯渇させたいだけなのよ!』

ま「ほむらちゃん、でも……」

QB「彼女の言うことは正しいよまどか、僕は実際それが望みだし、君にもいつか限界は来る。
  君が他人の願いを代行するたびに、さやかのように心が崩れて行くかもしれない。
  他人の願いをかなえるたびに、君の心はよどんでいくだろうね。
  そしてすべてが崩れたとき、君は最強の魔女になる。」

ま「いつか、っていつ?」

QB「それは君次第さ、君の心がいつまでもよどまず、いつまでもそのままでいられるならば、
  もしかしたらかなり長い年月にわたって君は魔法少女でいられるかもしれない。」

ま「わたしが、今の私のままでいられるなら……魔女にならずにすむの?」

QB「何度もいうけど、君次第さ」


ほむ『だめよ……だめよまどか、そんなの無理に決まってるじゃない。そんなの間違ってる。
   人が願いをかなえるのに、そもそもそんな力に頼るほうがおかしいの。
   そいつは人の心を揺さぶって、無理やりエネルギーを取り出そうとしているだけなの。
   魔女になるのは、それに乗ってしまった弱い心をもった人たちなの、言ってみれば自業自得。
   そんな人たちのために、あなたはなぜ自分を犠牲にしようとするのっ……!』

ま「ほむらちゃん……でも、私。」

QB「君の願いは決まったかい?まどか」

ま「みんなが苦しむの、もう見ていられないよ。」

QB「君の契約はかなり特殊なものだから、君自身の振るえる魔力にはかなり制限がかかる。
  そこにいる暁美ほむらと同じようにね。魔女になってしまった彼女達からグリーフシードを
  回収するには彼女達を倒さなければならないけれど、その有限の力の中で、どうにかしてほしい。」



ま「うん、わかった。私、魔法少女になるよ。」

(続く)

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そう、まどかは「すべてを無かったことにする」選択をしないのではないか。

つまり「ワルプルギスの夜」によって世界は巻き戻らない。
ほむらは「ワルプルギスの夜」以降に魔法少女になったのではないだろうか。

その仮定に基づいて、こんなストーリーで終わらせてみよう。

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<ぼくがかんがえるきれいなまどまぎ。>

各地に残る魔女が終結する「ワルプルギスの夜」が訪れる。
圧倒的な力で街を崩壊寸前にまで追いやる。
ほむらは果敢に立ち向かうが、なすすべが無い。

まどかはQBに契約を勧められる、ここでまどかはQBに尋ねる

ま「あれは、全部もとはマミさんやさやかちゃんみたいな、そういう、魔法少女なの……?」

QB「そう、あれらはすべて君たち魔法少女の願った夢の裏側、僕たちの理解できない人の
  感情の『負』とされている部分の集合体のようなものさ。もっとも僕らにとっては
  『正』とされている部分と大して違いは無いんだけどね。」

ま「そんなの、酷いと思わないの?みんな、こんなことがしたくてあなたと契約したわけじゃ
  ないんだよ?」

QB「そういわれてもね。まどか、世界にはどうにもならないことってあるんだ。君たちが
 『奇跡』と呼んでいるようなことは、実は起こりえないことなんだ。人はずっとそうさ、
 力ない者達が、力を得る幻想を見て、それがかなわず、落胆する、憎む。ずっとそんなことを
 繰り返してきた。そうだね、君たちの尺度で言う数千年前からずっと。」

ま「……、そこにあなたはいたの?」

QB「僕は前にも言ったとおり、その人間の感情をエネルギーに変え、宇宙の均衡を保つ
  役割をもってこの世界に存在することになった。そして、僕は力を願う人たちに
 その起こりえない『奇跡』を与えてあげた。あの魔女たちのように将来的に厄災を振りまく
 『負』の存在となり、エネルギーとして咀嚼される契約の元でね。」

ま「そんなこと、受けるわけがないよ。だって、自分たちの家族とか友達とか、そういう人たちを
 将来的に殺しちゃうかも知れないような、そんな魔女になるなんて……」

QB「そんなことはないよまどか。たとえば僕は昔ある人と契約した。『彼』はその時代に迫害
 を受けているような民族でね、今のまどかなんて比べ物にならないくらいの絶望の中にいた。」

ま「……」

QB「『彼』は願った、このような迫害を、今後起こりえないように、人がひとつの考えの下で
 互いを尊重しあうような世界を。」

QB「その人は、とても凄い「魔力」の持ち主だったよ。まどか、君と比べても遜色ないほどにね。
 そうだね、君を『神にもなれる』と評したのは、人間たちの一部地域では、今でもその人を『神』
 と呼んでいるからさ」

QB「おしむらくは、彼の力を持っても、この世界のすべての人が同じ考えにはならなかった。
 同じように思想の統一を望むほかの地域の強力な魔力をもった人が他にもいて、僕はその人にも
 おなじような『奇跡』を与えたりもしたからね。」

ま「そ、それでどうなったの?」

QB「簡単なことさ、『神』は契約どおり『魔』となって、彼らの思想を元とする人たちに
 迫害されていたとき以上の怨嗟と迫害や差別をもたらした。主にその思想の違う人たち
 の間で争うようになっていったのはまだ救いともいえる。」

ま「それは、あなたがそう仕組んだからじゃないの!? 争うように仕向けたんじゃないの!!」

QB「僕は、一方的に『奇跡』を与えたりしない。将来的に多くの還元できるエネルギーを
 得ることが出来ると確信したから契約を結んだまでだよ、まどか。それにね、そうして
 多くの犠牲を払いながらも、この世界の人間たちは増殖していったんだ。減る分以上に
 人間は個体数を増やしていった、これは決して損な取引じゃなかったと思うよ。」

ま「あなたこそ……あなたこそ、悪魔だよ。」

QB「でもねまどか、最近は少し事情が変わってきてね。」

ま「え?」

QB「人は、感情を持たなくなった。昔よりもずっとね。君達は満たされ、強く何かを
 願うことすらもしなくなっていった。そう、ある意味僕達に非常に近い存在への
 昇華の途上にあるともいえるのかもしれないね。」

QB「ちょうど人間の年齢で言う君たちくらいの少女たち……それを過ぎた頃から、人は急激に
 何も願わず、何も夢見ず、何の感情も持たないような人たちばかりになってしまうんだ。
 端的にいうと、非常に稼ぎが悪くなった。」

QB「僕は、特に多感である君達少女を中心に契約を結ぶことにした。これはつい最近のことさ。
 ずいぶん規模としては小さくなってしまったけど、それでも僕は宇宙のバランスを保つために
 何かをし続けなければならない、そういう存在だからね。」

ま「……あなたは、やっぱり敵、なんだね」
ま「人の想いを、気持ちを食い物にして、弄ぶ、悪魔だよ……」

QB「それでまどか、君はどうするんだい? 君の住む街や、家族や、あの暁美ほむらを助ける
 には、僕と契約する以外にないと思うんだけれど。」

ま「……」

QB「あの大量の魔女達を倒してくれれば、僕としても稼ぎが大きいし、君一人の犠牲で
 君の大切な人たちを沢山助けられる。君はとても大きな魔女になるかも知れないけれど、
 それでも君の知る人たちは一時的にでも助けることが出来るんだよ?」

ま「そんのって、ないよ……あんまりだよ……」

QB「まどか、運命を変えたいかい? 人の手をもって余りある奇跡を願うのかい?」

ま「……」

QB「何もかも、変えてしまえばいい、君にはこの世界を変える力があるんだ」

ま「本当、に……?」

契約を結ぼうとするまどかに向かって何かを叫ぶほむら、まどかは考える。

ほむらちゃんは一体何を願ったのだろう。
何を願って魔法少女になったんだろう?
とうとうわからなかったけれど、ずっと私のことを心配してくれた。
ほむらちゃんまで、失うわけにはいかない……!

QB「……もちろんだよ、まどか。だから」

QB「僕と契約して、魔法少女になってよ!」



(続く)

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