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「人生は、奇跡の詩」は、
トム・ウェイツの弾き語りから始まります。
これが滅法いい。
歌もよけりゃ、詩もいい。
「春の訪れは止められない。
分かるだろう。
僕はひたすら信じ続ける。
赤いバラの花は
つるを伸ばしていく。
春を待ち、秋を偲びつつ、
冬の日は同じ夢を見る。
いとしい人よ。
春の訪れは止められない。
道に迷いはしたけれど、
冬は夢を見ている。
春の夢を見ている。
だから、目を閉じて。
心を開いてくれ。
君を夢見る男のために。
いとしい人よ。
春の訪れは止められない。
心に描いてくれ。
春からの贈り物を。
愛する人よ。
春の訪れは止められない。
いとしい人よ
春の訪れは止められない。
You can never hold back Spring
監督の、ロベルト・ベニーニは、「ライフ・イズ・ビューティフル」で、
世界中の心をつかんだ人です。
「人生は、奇跡の詩」の脚本家(ヴィンセンツォ・セラミ)は、
ベニーニについてこう語っています。
「彼はコメディアンとして有名だけど、
監督としては、もっと複雑な人間なんだ」
ベニーニとセラミは、いつも一緒に仕事をしているのでしょうか。
セラミは、彼らの映画づくりについても、話しています。
「僕らは、最初のイメージについて、語り合った。
でも、そのイメージをいきなり描こうとはしなかった。
イメージに沿って、話を膨らましていく。
それが、映画になったんだ」
なるほど。
だから、ベニーニの作品は、
厳しい現実と夢のような世界が交差するんだ、と、思いました。
「人生は、奇跡の詩」の原題は、「虎と雪」です。
不思議な夢のようなタイトルです。
アッティリオ(ベニーニ)には、結婚したくて仕方がない女性がいます。
ヴィットリア(ニコレッタ・ブラスキ)です。
ニコレッタ・ブラスキは、ベニーニの奥さん。
「ライフ・イズ・ビューティフル」でも共演しています。 美しい人です。
余談ですが、ベニーニは、ボクの小学校時代からの友 人、トシオに似ています。
頭の具合なんて、笑っちゃうぐらい、
そっくりです。
「もし、ローマに虎がいて、雪を降らしてくれるなら、結婚してあげる」
ヴィットリアはそう答えます。
ロマンティックな夢の世界です。
でも、ヴィットリア、はバクダッドで事故に合います。
重症です。
戦時下のバグダットは、包帯さえ事欠くという、重い現実があります。
ベニーニは、その現実を、愛という魔法を使って、アッテリオに乗り越えさせます。
昏睡状態にあるヴィットリアに、アッティリオはキスをします。
アッティリオはヴィットリアのネックレスをしていました。
ネックレスが、ヴィットリアの瞼に触れます。
そのとき、彼女は生き返る。
このネックレスが、物語の最後で、重要な役割を果たすんです。
これ以上は、内緒です。
みんなに観てほしいからネ。
ネックレスといえば、先日観たクリント・イーストウッドの
「トゥルー・クライム」でも、重要な役割を担っていました。
「マジソン郡の橋」
流行りましたね。
もう中年のふたり(フランチェスカとキンケイド)が、
4日間だけの激しい恋をする。
その恋は、フランチェスカ(メリル・ストリーブ)が死ぬまで
誰にも知られません。
フランチェスカの遺品のなかから、、
子供たちが日記を見つけます。
初めて秘密の恋が、明らかになります。
遺品には、もうひとつ、キンケイド(クリント・イーストウッド)が撮った写真がありました。
フランチェスカの写真にアップしていく画面。
胸元に、キンケイドが贈った、ネックレスが光ります。
ボクはこのシーンで思わず、喉をつまらせ、涙をこぼしてしまいました。
う、恥ずかしい。
ロバート・ジェームス・ウォーラー(原作者)ごときに、泣かされるとは。
本人が日本に来たとき、テレビか雑誌に写真が載ったんです。
作家顔ではなかった。ラスベガスのイカサマ師みたいだったので、
びっくりしました。 もとい。
「人生は、奇跡の詩」です。
ローマの春は、花粉がすごい。
雪のように、花粉が散ります。
その花粉の中から、虎が現れる。
「ローマに虎と雪を降らしてくれたら・・・」
ベニーニは、また、夢の世界に、観客を引きずりこみます。
現実と夢の出し入れに、ボクは魅了されてしまいました。
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退院の知らせは嬉しいです。うーっ、ありがてぇ!「かかぁ、一本浸けろい!ありがてぇこったい。」
2011/1/9(日) 午前 0:44 [ sym*h*ny16*3 ]
sym*h*ny16*3 さん、ありがとうございます。
昨夜は、DVDを観始めたら、これがなかなかよくできていて、
寝たのは、2時近く。夜更かし、という楽しみもあるんだなあ、
と思いました。普通のことができる、それだけで、うれしい。
2011/1/9(日) 午前 7:29 [ shosuke0425 ]
検索して来ました、はじめまして。
可笑しくって笑えるのdけれど、素敵でちょっとほろりとする、
そんな作品でしたね。
最後のふわふわしていたのは、花粉なんですね。
トラバ、お願いできますか?
2011/6/29(水) 午後 2:15