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滅法、面白い映画があった。
女性ふたりがマフィアの金を盗む、というストーリーだった。
舌足らずの、甘い声をだす、グラマーな女優が出演していた。
コーエン兄弟の「ブラッド・シンプル」を思わせるような、クライム・サスペンスだった。
タイトルもカタカナ4文字だった。
ブラッドじゃない、ブラックじゃない、・・・・・・
しかし、監督の名前も、女優の名前も覚えていない。
あの女優をまた観てみたい。
真っ白いペンキが床に流れ、その上でマフィアが情婦に撃たれる。
雨だれのようにマフィアの血がペンキに落ちていく。
画面が、白から赤に変わっていく。
日本のやくざ映画のような美学がある映画だった。
いまから、20年近く前の映画である。
しかし、手がかりはそれ以上ない。
自分の頭の中を総動員してひっかきまわす。
女優の顔と声は浮かんでくるが、それだけでは検索できない。
さて、DVDを探すことができるか。
2か月以上、経った。
隔靴掻痒の2か月だった。
もう少し、ストーリーを思い出そう。
そうだ、マフィアの金を奪う女性ふたりは、レズビアンだった。
甘い声を出す女優の名前を思い出すことは諦めたが、
相手役の女優から攻めてみよう。
唇に特徴があった。
違う映画では、ストリッパー役で、威勢よく脱いでくれた。
あの映画から思い出そう。
主役じゃなかった。
新人のストリッパーに花形の座を奪われる役だった。
ちょっと変わった名前だった。
頭がぐるぐる、4日間。
突然、その映画のタイトルを思い出した。
「ショーガール」だ。
唇に特徴がある女優は、ジーナ・ガーション。
2か月、悶悶としていたことが、一気に解決できる。
ジーナ・ガーションの出演作を検索する。
そうだ、これだ。
ブラッドでもなく、ブラックでもなく
「バウンド」だった。
甘い声を出す女優は、ジェニファー・ティリー。
監督は、ウォシャウスキー兄弟。
ウォシャウスキー兄弟は、「マトリックス」でメジャーになったけど
「バウンド」は初監督作品で、まだまだ知られていない監督だった。
改めて「バウンド」を観る。
面白い。
舞台は隣あわせになった
ふたつの部屋。
いたってシンプルな設定
だけど、
息もつかせぬサスペンスです。
<追伸>
ジェニファー・ティリーは、1989年の『恋のゆくえ/ファビュラス・ベイカー・ボーイズ』でウェイトレスを演じて注目され、1994年の『ブロードウェイと銃弾』ではアカデミー賞助演女優賞にノミネートされた。
でも、その後、あまり目立った活躍はしていない。
ポーカーの才能があるようで、ポーカー大会に何度も優勝している。
映画よりポーカーの方が面白いわ、と言っている。
変わった女優である。
メグ・ティリーは妹。顔もよく似ている。
メグは、小説家でもあり、早々と映画界から引退してしまった。
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ボクにとっての“ジーナ”はジーナ・デイビスでんな。スーザン・サランドンとのロードムービー、「テルマ&ルイーズ」は我が数少ない映画視聴のベスト3に入っています。あとの二つはなんなんだ、と聞かれても困るけど。こちらのジーナも特徴のある唇してるよね。最近スクリーンで見かけないけど。片やスーザンは映画的にも、政治的にも、ティム・ロビンスとの間を解消したりだの、しっかりと活躍してますね。またちょっと見たくなりました。「テルマ&ルイーズ」。
2011/2/7(月) 午前 10:38 [ falleaf ]
ジーナ・ローランズもいます。ジョン・カサヴェデスの奥さんで、娘も息子も監督になりました。あ、ジーナ・ロロブリジータもいましたね。
2011/2/7(月) 午後 5:35 [ shosuke0425 ]