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「ふたりの5つの分かれ路」
フランソワ・オゾン監督の
作品である。
オゾンの映画は、毎年のように日本にやってくる。
本国でも日本でも人気の高い監督である。
年齢は、まだ、44歳。
シリアスからコメディまで、作品のタイプは広い。
ハンサムで知的なムード。でも、ゲイなんだって。
もったいない。
オゾンが描くのは、フランスの家庭、フランス人の恋愛、
に集中している。
観ている我々には、フランス人の恋愛、その強さ、弱さの勉強になる。
勉強したからといつて、いまさら実践はできないが。
「ふたりの5つの分かれ路」も、男と女が、巡り合い、別れる話。
その過程を現在から過去に遡る、というカタチで描いている。
遡るとこによって、はっきり見えてくることがある。
オゾンはそこを狙ったのか
映画のラストシーン。
つまり、ふたりが巡り合うシーンは美しい。
男は、長年の恋人とリゾートに行く。
男と恋人の間には、霧のような倦怠感が漂っている。
そこで、仕事を一緒にしたことがある女に会う。
女はひとり。
3者の間で揺れる不安感。
オゾンは、あいまいな不安を描くのが、上手い。
「泳ぎましょうか」
ふたりは、恋人をおいて、沖にむかって歩いていく。
ボクの好きな、長回し。
波うち際から遠浅の海を歩くふたり。
夕日は傾き、ついに山影に姿を消す。
シルエットで浮かぶ二人の姿。
この美しくもロマンティックなシーンに比べ、
映画のファーストシーンは、残酷である。
離婚が成立したにも関わらず、ふたりは、ベッドインする。
女はホテルまでついてはきたが、気が乗らない。
「やめて」
男はブレーキがかからない。
犯すように果てて、ふたりは別れる。
人生なんてそんなものさ。
永遠なんてない。
さまざまな別れ路を、なんとかしのいで、同じ方向に歩いてきただけなんだ。
オゾンはそう言いたいのか。
ところで、出演している女優の名は、
ヴァレリア・ブルーニ=テデスキ。
なんと、カーラ・ブルーニのお姉さんだという。
カーラ・ブルーニといえば、
フランス大統領サルコジの奥さん。
スーパーモデルにして、歌手でもある。
カーラがサルコジの奥さんになるまでは、
ふたりともすったもんだがあった。
さすが、大統領からして、アムールの国である。
ミッテランが記者会見で隠し子のことを問われた。
「それが、なにか問題か」
そう答えたミッテランに記者はもう質問しなかった。
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どーも。お元気でしょうか。俊太郎です。
フランソワ・オゾンは実に幅のある監督の一人ですよね。
「焼け石に水」を左の最大振れ幅に置き、「まぼろし」を右の最大振れ幅に置いてみたりしますが、僕にはまだ未知な部分が多い。
オゾンの曖昧な不安が大きければ大きいほど、振れ幅は増すのでしょうか。
「まぼろし」の中に、シャーロット・ランプリング演じる妻と夫が、ヴァカンスを過ごすため、海辺の近くの別荘に行きます。着いた日の夜、妻は夕飯の支度にはいります。手際よく、パスタを茹で(あれは、ペペロンチーノでしょうか)涼しげな夏の夜のオープンテラスで、夫婦揃ってワインを片手にパスタを食べるシーンがあります。
ありきたりなシーンです。ごく当たり前なフランスの家庭のワンシーンだと思います。僕がとても好きなシーンでもあります。「道」にもペンネをスプーンで食べるシーンがありますよね。
実に映画は不思議です。
食を通して僕の中に染み込む映画。
そんなことを思い出しました。
長文失礼いたしました。
2011/2/9(水) 午後 4:23 [ 俊太郎 ]
俊太郎くん。よく覚えているなあ。「まぼろし」は観ていないので、早速借りよう。ル・コントも振れ幅の大きい監督ですね。でも、「髪結いの亭主」が良すぎてね、最初に当てちゃうと、あとが困るのかもしれない。
ブログにも書いたけど、ウォシャウスキー監督の
「バウンド」は観た?ロケもほとんどない、低予算だけど、よくできているよ。
2011/2/9(水) 午後 6:33 [ shosuke0425 ]
ル・コントまだ観てないんです。
「髪結いの亭主」に関しては、実にみんなが様々な事を言います。僕はまだ楽しみに取ってあります。「仕立て屋の恋」からみようかな。
「バウンド」さっそく借りてみようと思います。ありがとうございます!
2011/2/10(木) 午後 1:43 [ 俊太郎 ]