オン ザ ヒル 丘の上通信

代官山の小さなワインバー「オンザヒル」の日々をお伝えしたい。

サンデー・カーペンター

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静かな休日

寒い日が続くから、首もとの暖かいハイネックのセーターを着ようか、と思って。

ブルーのセーターを取り出したら、首周りがほつれているのに、気が付きました。
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そう言えば、ボクはとっくりのセーターが苦手なんです。

息苦しくて。

ハイネックでさえ、ときどき苦しくなって、首周りを伸ばしながら着る、ぐらい苦手なんです。

だから、ハイネックものは、みな首がダラリ。

その上、ほつれてしまうことが多い。

去年、着ようと思ったときも、ほつれに気が付いて、あ〜直さないと、とそのまま引き出しに戻した覚えがあります。

そうだ、今日は、裁縫しよう。

年期モノの裁縫箱を取り出しました。
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青の糸は2色入っていました。
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チクチクチク。

はい出来上がり。
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目を凝らさないと、直したことに気が付かないでしょう。

ボクの首元をじっと見つめてくれる人もいないし・・・


ほかにも、ありました。

えりのほつれたポロタイプのセーター
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赤い糸は、どれが合うかな?
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真ん中の糸で、またチクチクチク。

素材が柔らかいので、なかなか上手くいきません。

とりあえず、完成。
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よーく見ればバレちゃいますが、ボタンをかければ
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ほとんど、わかりません。

それに、ボクの襟元をじっとみつめてくれる人なんて・・・・

あ、これは言いましたね。


もうひとつ、ありました。

ボタンがひとつ取れている。
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ボタンがいっぱい入ったボタン箱を取り出して、
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似た様なものを探して、おっと、裁縫箱には、緑の糸もありました。、
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なんでも入っている、魔法のような、裁縫箱とボタン箱。

チクチクチク。

色が微妙に違うボタン。

でも貝ボタンなので、光を反射します。

まず見分けがつかないでしょう。
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        似たボタンがなければ、まったく違うボタンを取り付けるのも、
        アクセントになって面白い。
        松尾家では、縁起をかついで、第二ボタンを替えるんですよ、
        とか言ってケムにまくのも楽しいし。        

けつまずいて、すねを打ち、穴があいてしまったパンツもありました。
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ほら、指が出ちゃう。
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パンツの色は、濃い青の入った黒に近いグレー。

どれどれ、合う糸は、
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一番左の糸がウールっぽくて、色も近い。

これは<めちゃくちゃ縫い>で直します。

ほんとは、裏に同生地をあてて直すんですけど、

そのためには、すそ上げの裏の生地を切り取って、とかいろいろしないとイカンでしょ。

それは大儀だからネ。

<めちゃくちゃ縫い>とは、ボクの命名。

テキトーに、ランダムに、縦横無尽に、糸を穴のあいたところに走らせる。

最初は向こう側が透けて見えるけど、構わず縫い続けると、

穴がふさがってくる。

糸で生地を作る、と考えればいいわけです。

10分もすると
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ま、目を皿のようにして、見ればわかりますよ。

でも、充分でしょう。

ボクのすねをじっと見つめてくれる人なんて・・・

ひつこいちゅうねん。


これで、ボクの「100年に一度の危機」対策の一環が、終了しました。

昔は、このようになんでも直して使い続けましたからね。



裁縫箱の中に入っていた色とりどりの糸、
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ボタン箱に残された、大小さまざまなボタン。
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すべて、32歳という若さで死んでしまった長姉の形見です。

長姉は、裁縫を仕事にしていました。


長姉は、ボクと6歳離れていました。

そのせいもあり、喧嘩した覚えもなく、とても優しい人でした。

その優しさが故に、長姉、次姉、末弟の中で、一番苦労したのかも知れない、と思うことがあります。


ボクは、敗戦をゼロ歳で迎えました。

長姉は、ちょうど小学校にあがったときです。

つまり、もの心がついて以来、

戦中、戦後の混乱期を目の当たりに見ながら育った人です。

みんな貧乏だったけど、

「お姉さんだから、我慢しなさいね」

妹や弟のために我慢しなければならなかったことが多かったと思います。


ボクは母を17歳の時に亡くしました。

いまでもそのときのことを思い出すと、悲しくなります。

でも、その時も、一番辛かったのは、長姉だったのではないか、思います。


なぜなら、

毎日泣いてばかりいたボクを前にして、

長姉は、泣くこともできなかった。


「お姉さんだから、我慢しなさい」


泣けるときには、思い切り泣くのがいい。

我慢すると、その辛さが澱のように溜まってします。

みんなが寝静まった深夜に、音なき声で泣くしかない。

長姉はそういう人だったのではないか、としきりに想います。


静かな日曜日に、ひとり、チクチクと針と糸を動かし、

お姉ちゃんの道具、借りてるよ、と小声で言いました。
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写真の一番右が長姉です。

本日も大工

知り合いのWさんから、板が届いた。
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ドキドキ。どんな板が入っているかな?

       電話で、Wに、大まかなサイズと、こちらの要望を言っているだけだから・・・
       「Wは、ボクの気持ちをどう読んだか。読んだ上でどんな板を送ってくるか」
       これも楽しみのひとつ。
       
       今回の大工仕事は
       想像しながら板を選んでくれたWとのコラボにもなるわけなのだ。
       
ピンポーン! いい感じの板が2枚。ありがとね、Wさん

左の板を使うことにする。。
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早速、作業開始。

まず、長さを切り詰める。
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厚くて硬い板は、一度に切らないことがポイント。

最初は、線を引くぐらいの気持ちで、丸のこを入れる。
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で、切り落とす。
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このシンクを切った板にはめ込むのだから
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シンクを裏返しにして、段ボールで、あける穴の型紙をとる。
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これが型紙。なんかいびつだけど、細かいことは気にしない。あとで、調整するんだから
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型紙を板に写して、ジグゾーで、切り落として行く。
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硬いから、ゆっくり切りすすむ。

はい、大きな穴が開きました。
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           切り取られた板で、鍋敷きか、お盆を作ろっかな。
           木はいろいろなものに変身してくれるから、捨てるところがない。

で、微調整して、シンクをはめ込む、
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はい、出来上がり!!!

水道栓まわりは、いつもいろいろな工事を頼んでいるYさんに、お願いする。

Yさんも、ボクの好みを知っているから、まかせて安心。

このあと、棚をつくって、一昨日制作した、鏡を入れると
カントリー風、洗面所が、できあがるのだ。

ふふふ、まだまだ大工熱は治まらない。

本日の大工

アンテーィク仕上げのフレームが、ずっと余っていたんです。
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そこで、思いつきました。

鏡のフレームにしよう!!

まず、東急ハンズで、アルミフレームだけの安い鏡を買ってきて。

その鏡にサイズに合わせて、フレームを切り詰める。
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で、鏡をはめ込んで、裏を止める。
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はい、出来上がり。
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        曇って見えるのは、まだ買ったときのビニールを外していないからです。

鏡は3000円ちょっと。フレームはもらいもの、でした。じゃん、じゃん。


ついでに、ママタルトのスイングドアに、タイルを貼り付けました。
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タイル一枚で、印象が大きく変わります。。
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ネットで買ったメキシコ製のシンクが届きました。
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知り合いから古材が届けば、洗面台の改造=このシンクに取り替える、という仕事が待ってます。




えーと、なにか、他に作るものないかなあ。

俄然、ボクの中で大工欲が盛り上がっている、秋です。

欅の大テーブル。

ご近所の仲良し、ウラン&たもっちゃん家に、テーブル用の欅の大天板が届いた。

5月に、三島の<木の大将>のところで、山のようにある木のなかから
ウランちゃんが一瞬にして引寄せられた、欅である。
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長さ2メーター、幅最大で、90センチ、厚さ5センチ強。

どのぐらいの大木から取られてきたのだろうか。
想像もつかない。

その欅を三島の<おりゃー大工だぁ>の手で、そり止め防止の板が入れられ、
表面は、てびきのかんなで美しく磨かれて、先週、月曜日に届いたのだ。

       <木の大将><おりゃー大工だぁ>は、ともに僕がつけたニックネームである。
       強烈な個性を持った人のニックネームは、すごく付けやすい。
       人柄を探る前に個性が噴出しているからだ。

そのテーブルの脚をつくるのが、僕の役目である。

ウラン&たもっちゃんは、去年のクリスマスイブイブに結婚した。
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おめでとー。

そのお祝いを僕はまだあげていなかった。

だって、お祝いって難しいんだもの。
いつも、何あげていいのか、わからなくなってしまう。

そこで、身体であげることにした。

ちゃう、肉体奉仕にしたのだ。

つーことで、お祝いは、テーブルの脚。
(あしからず、なーんて言わないよ。へへ)

脚の設計は?

絵なしで説明するのは、難しいが・・・
2枚の板を、くの字に張り合わせて、
そのくの字の脚をふたつ、上から見ると、向かい合わせ、><の形に置いて
その上に天板を乗せる、というシンプルな構造。

2メーターの大天板を、大小二つに分割して、普段は小テーブルを使い、
人が大勢来たときは、二つ繋げて大きく使えるようにしたい、
という移動も考えての簡単な構造である。

脚は、アフリカのブビンガ。

これが、硬くて重いのなんの。

厚さが6センチもあるのだよ。

我が家の、電動丸のこでは、一度では歯が立たない。
3〜4回に分けて、切っていく。
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次に、くの字型にふたつの板をあわせるために、斜めカットする。
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斜めカットだと、板の厚さに、丸のこの歯が届かなくなり、残りはのこぎりで手引きする。
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汗が目に入って、切り口がよく見えない。
にゃろめ、ブビンガ。
親の仇は、アフリカにいたのかあ。ゼイゼイ。

で、そのふたつをネジ止めして、ネジ穴をタボという化粧棒で埋める
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はい、いっちょあがり
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この作業を全部で4っつ、するのだ。

最高気温なんか、記録するなよ、ハアハア。
パンツまで、びっしょり。ジョワジョワ。

その間、ときどき、行水する。ウッヒョー。
水にはいると、音がするぜい。ジューッ。

で、完成図
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上に天板を乗せる
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これで、大テーブルの脚ができたわ。
まだ、小テーブルが残っているの。
なんか、力抜けして言葉まで抜けてるわね。
いやね。

続きは明日ネ。

小さな改造が好き

オンザヒルには、3人ほど座れる小さなカウンターがあります。
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このカウンターも手作りです。

そのカウンターの下に、スパイスなどを置いています。
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スパイスの量が増えて、風の通りが悪くなり、時々、匂いがこもるようになってしまったんです。

そこで。

まず、カウンターの側面にジグゾーを使って、穴を開ける。
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ほら、向こう側が見えるでしょ。
これだけでも、風通しがいい感じ。

次に、
小さな扇風機を、東急ハンズで買ってきて
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足が邪魔だから、グラインダーで、グワーっと切りとってしまう。
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足なし、扇風機。
ちょっと可愛い。
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それを、開けた穴に差し込んで、ハイ完成。
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オンザヒルの内装は、全部、僕が息子を助手にして、手作りしました。

頭の中のイメージを、大工に伝えても、素人発想はなかなか理解されません。

それに、プロはきれいに作りすぎます。

床屋に行くと、さっき床屋にいったばかりでしょ、とわかるのが少し恥ずかしい。
あの感じが、苦手なんです。

もっと、身体とか心になじんでいる内装。

できた途端に、すでに小さな歴史があるインテリア。

それが、サンデーカーペンターのよさだ、と僕は思っています。

説明すると、プロみたいに、きっちり作れない。
その分、味わい、や風雪が、表現できる、ということです。

それに、自分でやると、早い、安い、ですから。

ちなみに、今回の作業は
所用時間、40分。
費用、1780円の扇風機代のみ。

いつも新しい風が入り込んで、いい感じです。

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