|
姉歯建築士はイーホームズの審査の甘さを指摘する。「イーホームズは検算すれば簡単に見抜ける偽造も見逃していたので、チェックが甘いと思った。イーホームズ以外の会社はチェックが厳しく数字は変えていない」(「「コスト削減、圧力感じた」姉歯建築士一問一答」読売新聞2005年11月18日)。「ノーチェック状態だった」とも語る(「天声人語」朝日新聞2005年11月19日)。
実際に姉歯建築士は以前確認申請していた日本ERI(東京都港区)のチェックが厳しいとの理由で、イーホームズに変更していた(「「イーホームズがいい」=民間検査機関を変更−姉歯建築士「チェック厳しい」と」時事通信2005年11月20日)。これは姉歯事務所から建物のデザインを請け負っている設計士が千葉県船橋市内で記者会見し、明らかにした。
http://www.geocities.jp/shouhishahogo/ehomes.htm
http://ameblo.jp/tokyufubai/entry-10006361609.html
「イーホームズは元公務員や建築士など約20人の担当社員で月間約1千件を審査していた」(「耐震不足なぜ見抜けぬ」朝日新聞2005年11月19日)。平均して一人が月50件審査する計算になる。一月の営業日を20日とすると、一日2.5件処理しなければならない。常識的に考えて真剣に審査することは不可能である。
http://homepage2.nifty.com/tokyufubai/ehomes.htm
イーホームズの無反省
偽装構造設計書を承認したことは民間検査機関イーホームズ株式会社の粗末なミスである。否、ミス以前の問題である。無論、人間のやることだから色々な状況でミスもある。しかしイーホームズでは20件も判明している。偶々とは思えない。杜撰な審査は日常的なことである可能性が高い。
イーホームズ株式会社は無反省にも、読売新聞の取材に対し、「偽造は巧妙で、簡単には見破れないものだった。当社としては適切な業務を行っていたと思っている」と強弁する(「検査機関、ずさん計算書を見落とし…耐震強度偽装」読売新聞2005年11月18日)。しかし、イーホームズの審査が杜撰なものであったことは明白である。
イーホームズは「検査でミスはあったが、本質的な問題ではない。検査は適正に行われており、当社に過失はない」と強弁する。イーホームズ従業員は日本語も覚束ないようである。ミスがあったのに検査は適性に行われたと主張する。単なるミスで20棟分もの偽造書類を通過させたとでも主張したいのであろうか。適正な検査が行われたとは思わないのが自然である。
イーホームズは「偽造は巧妙」と弁解するが、確認すべき物の確認を怠った者に主張する資格はない。イーホームズも偽装の片棒を担いでいたのではないかと疑いたくなる程、チェックが杜撰である。姉歯建築士が関係した設計を全て再調査するだけでなく、イーホームズが確認した建物も全て調査すべきである。杜撰な審査しかできないイーホームズが建築確認を代行した建物では不安で仕方がない。
|