執筆中の戦国時代小説のために、
たくさんの資料が必要なのだが、
あいにく不況でお金がなく(不況のおかげで趣味の小説を書くヒマがあるのだが)、
以前買っておいた本のほかは、
なるべくネット検索ですませている。
しかしネットの情報は断片的で底が浅いのが難点だ。
どうしても必要な本は国会図書館で見るとか、
日比谷とか有栖川の大きな図書館で探して借りる手もある。
その第一歩として、一番身近な目黒区立緑が丘図書館に行ってみた。
あまり蔵書の数はないが、
「信長の親衛隊」という面白そうな本があったのでとりあえず借りた。
もう十数年、区立図書館を利用していなかったので、
貸出券(カード)も紛失してしまっていて、
今回新しく作り直した。
カードのデザインは、以前と変わらない目黒のさんま。
このカードで8ヶ所の目黒区立図書館が利用できる。
利用のルールは、
貸出期間は基本2週間。
2回延長でき、最大6週間借りられる。
1人で最高20冊まで借りられる。
以前に比べてかなり親切になっているような気がするのだが、
以前のルールを忘れてしまったので、これはなんとも言えない。
しかし、けっこう便利だ。
十数年前になかったのは、ネットのサービスだ。
目黒区立図書館のホームページで自分のパスワードを登録すると、
自分が借りている本のリストが表示され、
貸出日、返却期限などが確認できるだけでなく、
貸出延長もボタンをクリックするだけで簡単にできる。
8ヶ所の図書館の蔵書をネットで検索したり、
貸出状況を確認することもできる。
これはなかなか便利だと思ったので、
緑が丘図書館の次に近い八雲中央図書館に行ってみた。
ここはたしか5〜6年前、旧都立大学跡地を再開発して作った、
マンション、ホール、体育館などの複合施設の中にある。
新しいだけあって、館内はきれいだし、
蔵書数も緑が丘よりかなり多い。
気に入ったので、立て続けに2回出かけて、計6冊借りた。
たくさん借りても、簡単に延長できるから気が楽だ。
欲を言えばレンタルビデオ店みたいに、
新刊書がもっとすばやくずらっと並んでいればいいのだが、
そこは営利企業じゃないので、アクションは鈍い。
ちなみにホームページの予約リストというのを見てみたら、
村上春樹の「1Q84」がダントツだったが、
これはすでに入荷していて予約待ちというのではなく、
たぶん利用者の購入希望書籍アンケートみたいなものなのだろう。
読んでみたいけど、何千円もお金を出すほど読みたいわけでもないベストセラーは、
タダで読める図書館にぜひとも揃えてほしいのだが、
一方で、一般には売れないけど資料的な価値が高い学術書をしっかり揃えるのも、
公的図書館の重要な役割だ。
自治体によって図書館の充実度はまちまちだろうが、
各自治体の担当セクションには、
このへんのバランスをとりながらがんばってほしいものだ。
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