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ちょうど昼頃、多々羅大橋を渡って大三島に入る。
行政区域的には広島県から愛媛県に入ったことになるらしい。
橋から島の道路へ下る坂から桃の花が見えた。
ここでこのまま次の伯方島へ渡り、しまなみ海道ツーリングを続けるべきかどうか迷う。
まだ走行距離は40kmくらいだが、久しぶりのサイクリングなのでけっこう疲れている。
橋を渡るたびに何十メートルか坂を登るのがこたえた。
荷物を背負っているせいもあるし、ゆうべ尾道で飲みつけない酒を飲んだせいもあるのだろう。
愛媛の今治まではあと30kmくらいだが、今日は大三島に宿を予約しているので、
そこからまた30km戻ってくるとなると、体力的に自信がない。
初日はこれくらいにしておいて、明日この先を行けるとこまで行けばいいんじゃないか……。
ということで、今日はこのまま大三島の大山祇神社(おおやまづみじんじゃ)にお参りして、島を散策することにする。
もともと、多くの国宝・重要文化財があるこの神社を訪ねるのが若い頃からの夢だったので、
それくらい時間をかける価値はある。
おそろしく腹が減っているのだが、
こうなると、多々羅大橋下の道の駅みたいなところで昼飯を食うより、
大山祗神社まで行って、何か地元の名物料理でも探そうという気になり、
6kmほどの道のりを走る。
多々羅大橋は島の東側、大山祇神社は西側にあるので、
島の反対側まで軽い山越えをしなければならない。
しまなみ海道の本ルートからははずれるのだが、
この道も支線みたいなコースになっているらしく、
「しまなみ海道」の自転車コースとルート表示が案内してくれる。
山の中にもどっしりした瓦屋根の家々が集まる集落があり、
この島の豊かさ、のどかさを感じさせる。
峠越えをして軽快に坂を下ると、またまた桃の花が出迎えてくれた。
見上げると山々には木々の緑に混じって山桜の淡いピンクが見える。
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