邸宅街を抜け、奈良公園方面へ少し歩くと、
草の斜面で鹿の群れが草をはんでいた。
雨に濡れた草がビロードのような輝きを放っている。
この草地は鹿が草を食べることによって自然ときれいに刈り込まれた感じになったのだろうか?
それとも、鹿の放牧場として行政や春日大社や寺院が整備しているのだろうか?
たしか若草山は毎年山焼きをやって草地をちゃんと養生しているはずだが、
ここもその続きだろうか?
なんてことを考えながら、のんびり草をはんでいる鹿たちを眺める。
立ち止まって見ているあいだ、鹿は食べることに集中しているが、
こちらがちょっとでも動くと、ビクッと頭をもたげてこちらを見る。
興福寺前や東大寺・南大門あたりには、観光客をなめきって何の警戒心も示さない鹿、
鹿せんべいをねらってすり寄ってくる鹿が多いが、
ここの放牧地の鹿にはちゃんと野生動物の警戒本能が残っているらしい。
だからこの美しい草地の中で、一層美しく見える。
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草の斜面で鹿の群れ、雨に濡れた草がビロードのような輝きを放っている。実にいい写真です。
2010/7/22(木) 午後 1:43