イージーライターのつぶやき

ちょっとマニアックな職業ライター兼アマチュア小説家が、作品と日常生活のつぶやきを紹介します。

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フランス紀行104

2002年 6月16日 パリ

カフェ・ル・ロスタンで考えたこと

神輿(みこし)

社会は、政治は、文明は、数十万人、数百万人によってかつがれるみこしだ。
誰もがそれ触れていながら、
まるでそれ自体が独立した意志を持った生き物のように動く。
あるいはすべての人々の意志に逆らって。

そこに神の意志を見た昔の人はそれほど迷信家だったわけではない。
少なくともそこに集合的無意識を見る人ほどは。

フランス紀行103

2002年 6月16日 パリ

カフェ・ル・ロスタンで考えたこと

「SMの本質」について

「SMの本質は契約なんだよね」というOは、事実関係を裏側から見ている。
事実を表側から見れば、すべての契約がSMなのだ。
すべての法律、規則、契約、暗黙の了解が支配/服従であり、
間断ない征服/屈服こそ、人間社会すべての活動の基盤なのだ。
それは常に強いられ、同時に渇望される。

フランス紀行102

2002年 6月16日 パリ

ジョギングのあと、ホテルにもどってシャワーを浴び、
ノートパソコンを持ってふたたびリュクサンブール庭園へ。
サン・ミシェル大通り側の入り口の向かいにある
カフェ・ル・ロスタンで考え事をする。

旅に出ると四六時中考え事をする。
日常の決まり事から解放されて、
頭のほうが勝手に考え事をはじめるのだ。

目の前に6枚ドアのリムジンが停まり、
3人の太ったアジア人が降りてくる。
全員がメタルフレームのメガネ。
2人は紺色のジャケット。
うれしそうにロスタン広場の上空を指さしながら、
ひとしきり何か話したあと、
公園の中に消えていく。

金持ちのアジア人がパリで何をたくらんでいるんだろう?

フランス紀行101

2002年 6月16日 パリ

公園

午前中リュクサンブール庭園の中をジョギング。
午前十時半の空は雲ひとつなく、
楡や栃の木の下を流れる風は、
高度一万メートルの風のように軽く、
空気で千倍に薄めた水のように涼しい。

緑の柵の向こう、日曜の公園の中をジョガーたちが切れ目なく過ぎていく。
もう少しスピードを上げれば、彼らはバターになるのだ。
ロンシャン競馬場のまわりの2キロの道路を、
ホイールがほとんど触れそうになりながら猛スピードで走るサイクリストたちの流れが、
ドーナツ型のラードになってしまうように。

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