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6月5日(日)
ミニバス「ペセロ」でイダルゴへ行く。ペセロはガイドブックにコレクティーボと同様の乗り合いタクシーのように紹介されているが、大きさから言っても料金から言っても乗り合いバスだ。料金は0.5ペソ。普通のバスよりかなり小さいので中が狭く、スリも寄りつかない。路線バスより安全な乗り物だ。ただ、たくさん走っている割に行き先のバリエーションが乏しい。ソカロに行くのに途中のイダルゴで降りて地下鉄に乗り換えなければならない。
イダルゴのタコス屋でミリンダオレンジ(懐かしい無果汁炭酸飲料。日本ではコカコーラのファンタに押されて消えてしまったが、メキシコではいたるところで見かける)とタコス2つのおやつ5.5ペソ。
地下鉄でソカロに戻る。サパティスタ支援グループの露店でこのあいだ買ったエミリアーノ・サパタのTシャツをもっと買いたいのだが、今日も売ってなかった。サパティスタ支援グループに2ペソカンパ。素朴な農民の澄んだ目が美しい。ビラをくれようとしたが、「ノー コンプレンド エスパニォール」と断ってしまった。それでもサパティスタを支持しているよと言いたかったのだが、どう言っていいのかわからなかった。そんなことなら素直にビラをもらっておけばよかった。サパティスタ支援の青年はそれでもさわやかに微笑していた。
ソカロの観光客相手の露店でカラフルな木製の縦笛や小さなアルマジロ、七面鳥の置物を買う。近くの本屋街が日曜日で閉まっているので、残ったペソはお土産と食事に使ってしまってかまわない。
地下鉄でバルデラスへ行き、シウダデーロ市場を物色。大きな民芸品の市場だ。一番惹かれたのは祭りで使われた恐ろしげなお面ばかり集めた店だ。一軒しかないが、オアハカで見た店より充実している。悪魔と人間と動物を組み合わせたお面のパワフルな造形が素晴らしい。しかし大きすぎて持ち帰れない。しかたなく素焼きに淡い彩色を施した動物の笛を3つ買う。計27ペソ。なかなか高い。なかなか負けてくれない。土俗信仰を色濃く残すメキシコ人にとって祭りのお面は神聖なものなのだろう。
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