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5:07、最後の電車に乗ってパレルモに戻る。
5:50〜6:20海岸へジョギング。ちょうど仕事が終わって、市民が家族で散歩に出かける時間だ。のろのろからくり人形のように歩く老人・老婆、その手を取って寄り添う娘たち。海岸へ下る狭い歩道は、夕暮れ時の散歩者たちで混み合っていて走りづらい。
途中、オレンジの並木がある公園があったので入ってみた。歩道より走りやすいが、狭いのですぐにあきる。
海岸に出ると、広い遊歩道が人で溢れている。ゲイラカイトのような西洋凧を上げている人が多い。あちこちで貧しそうな東洋人が凧を売っている。東南アジア人らしい。凧を売るくらいしか仕事がないのだろう。パレルモに流れ着いたらまず凧を売って日銭を稼ぎ、金を貯めて小さな露店を出し、もっと金が貯まったら街に店を出すという双六みたいな工程があるのだろうか?
そういえば、駅前広場から海岸までのなだらかな坂道は中国人街らしく、看板に感じを掲げて日用雑貨を売る店がいくつもある。凧を売る東南アジア人たちの目標は、さしあたってこの中国商人のように店を持つことなのかもしれない。
こうしてみると、マクエダ通り・ローマ通り周辺でインターネットポイントを経営しているインド人・バングラデシュ人たちもかなりの成功者なのだろう。
しかし、中国人やインド人・バングラデシュ人には、海外進出のネットワークがあり、資金調達の仕組みもある。こうした民族のネットワークが弱く、海岸で細々と凧を売っている東南アジア人にはたして未来はあるのだろうか?
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