イージーライターのつぶやき

ちょっとマニアックな職業ライター兼アマチュア小説家が、作品と日常生活のつぶやきを紹介します。

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オーストラリアだかニュージーランドの大きな家に泊めてもらう夢を見た。

農場か牧場なのか、家は学校の校舎みたいに広い。
庭はサッカー場がいくつも入りそうなくらいの大きさで、
そのはるか先まで牧草地が広がっている。

夜のうちに嵐があったらしい。
家の横に干してあった洗濯物がずぶ濡れで、針葉樹の枯れ葉や泥が下着類にこびりついている。

浴衣を着た日本人の若い女が、小さな娘と息子にまとわりつかれながら、洗濯物の汚れを落としている。

そのむこうに細長い物置があるので入ってみると、人間の胎児のホルマリン漬けを入れた大きなガラスの容器がずらりと並んでいる。

「われわれの落とし物ですよ」と、この家の主人らしい男が言う。
白人のようだが、姿は見えない。

ぼくは「われわれ」というのが、ぼくと主人の2人のことなのか、男性全般、あるいは人間全般をさしているのか判断しかねて戸惑う。

「もちろんあなたも責任者のひとりですよ」と主人が言うので、いずれにせよ、この中に自分の生まれるはずで生まれなかった子供がいるらしい。

そう考えた瞬間、自分がいかに汚れた人間であるかを思い知って、救いようのない自己嫌悪に陥る。

「映画どころじゃないですね」とぼくは主人に言う。
そこの家族みんなで町に映画を見に行く予定だったのだ。

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最寄りの駅の近鉄西の京に出るには、
さっき入ってきた北側の門まで戻らなければならないのだが、
南側に立派な門があるので、一応ここから出てみた。

ガイドブックには中門とあるから、
もともとはさらに南側に広大な敷地が広がり、
南大門みたいなものもあったのかもしれない。

中門も昭和59年(1984年)に再建されたもので、
両サイドには平成3年(1991年)に復元された仁王像が立っている。

これも資料から忠実に復元したらしいが、
どう見てもアニメキャラのフィギュアにしか見えない。

奈良時代の作らしい法隆寺の金剛力士像や、
鎌倉時代の作である東大寺南大門の金剛力士像にくらべてあまりにも幼稚に見えるのは、
ぼくのセンスがおかしいのだろうか。

そもそも創建当初に造られた仁王像はほんとにこんなアニメの孫悟空みたいなものだったのか?

あるいは法隆寺や東大寺の金剛力士像も、
造られたときは極彩色に塗られていて、けっこうアニメっぽかったのか?

あるいはどんなにオリジナルに近づけようとしても、
名匠が創り出す渾身の名作にはかなわないということなのか?

フィギュアが海外のオークションに美術品として出品され、
高額で落札される時代だから、
こういう仁王像もありといえばありなのかもしれないが。

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参考までに……

法隆寺中門の金剛力士像の写真はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/shuji_hara/55695438.html

東大寺南大門の金剛力士像の写真はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/shuji_hara/54928346.html

おまけに……

自由が丘に近い九品仏の真新しい金剛力士像の写真はこちら
http://blogs.yahoo.co.jp/shuji_hara/55091928.html

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和食屋を出てさらに南下すると、薬師寺が見えてきた。

もともとは天武天皇が皇后の病気平癒を祈願して藤原京に建てたとされる寺だが、
平城遷都のときに今の場所に移された。

今あるだけでも広大な寺院だが、
長い年月の間に何度も火災に遭い、
東塔をのぞく創建当初のすべての建物が失われてしまったとのこと。

各建築はいろいろな時代の様式で再建されていたらしいが、
昭和になって創建当初の建築を復元しようと、復元事業が始まり、
金堂・西塔・大講堂が再建された。

さらに北側の敷地に、平山郁夫の大壁画をかざった大唐西域壁画殿なども造られたが、
こちらは春と秋の特別公開でしか見られないとのこと。

ちょっと裏口的な感じのする門から入ると、
僧侶たちの生活の場だった僧坊や食堂の長い建物があり、
ちょっとした展示スペースになっている。

その南側に大講堂、さらにその南側に金堂・西塔・東塔がある。

東塔以外は朱色と緑が鮮やかで、
これが創建当初の正確な再現なのだろうが、
なんだか模造のコンクリート建築みたいに見える。

古びた焦げ茶色の建物に、美しさを感じてしまうのは、
室町時代以降の侘びさび文化を知ってしまった我々の感覚によるものであって、
奈良時代にはこのけばけばしさが美だったのだ。

頭でそれがわかっていても、やはりこの色彩と質感には馴染めない。
緑が少ない広大な空間がなんとなく廃墟のように感じられるのも、そのせいだろうか。

金堂の薬師如来・日光月光菩薩像は白鳳時代の作とのこと。
2人の菩薩のインド的な曲線美、腰のくねらせ方がなんともセクシーだ。
アンコールワットの壁面で官能的に腰をくねらせているレリーフ像にくらべると、
気品があると感じるのは、日本人の身びいきだろうか。
少なくともこのくらいのセクシーさが、日本・奈良にはふさわしい。

ここも撮影禁止なので、興味のある方はネット検索で写真・データを探してみてください。

薬師寺公式サイト
http://www.nara-yakushiji.com/

薬師寺Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/薬師寺

日光・月光菩薩像の写真が見られます
http://www.tnm.go.jp/jp/servlet/Con?pageId=A01&processId=02&event_id=5129

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