|
去年の暮れに手放したはずのクルマをとりもどし、
近くの駐車場に無断で一晩停め、
翌朝クルマで出かけたら、
知らないじいさんにこわされてしまうという夢を見た。
サンフランシスコの住宅地みたいに、
広い坂道の途中にある一軒家に住んでいて、
なぜか去年の暮れに手放したはずのオデッセイに乗って帰ってくる。
となりのとなりに駐車場が1台分あいてるので、
大家に内緒で一晩停め、
翌朝、近くでやっている撮影に立ち会うため、
クルマで出かける。
撮影は海岸近くの、高いヤシの木が並んだ、
ロサンゼルス風のだだっ広い道でやっている。
下着姿のモデルみたいな女の子が道を大胆に歩く、
イメージビデオみたいなシーンを撮っている。
まわりには浮浪者みたいな男たちが何人かうろついている。
撮影の合間にディレクターやモデルと雑談。
ぼくが書いたシナリオは好評らしく、
ディレクターはやたらとほめてくれる。
モデルの女の子は知り合いらしいのだが、
「今度一緒に旅行でも」みたいなことを言う。
来年はなかなか楽しい1年になりそうだぞと、
内心ほくそ笑んでいると、
近くに停めてあったオデッセイが、
いつのまにか90年代に乗っていたボロボロの初代レガシィに変わっている。
撮影が終わり、
撮影隊はクルマで打ち上げパーティーに行くというので、
ぼくも追いかけることにする。
しかし、レガシィの中にはいつのまにか浮浪者のじいさんがいる。
「何してるんだ!」と怒鳴ると、
じいさんは伸びたり縮んだりしながら、
ウインドーやドアを通り抜けて出たり入ったりしだす。
まわりに浮浪者たちが集まってきてはやしたてる。
ぼくはじいさんを追い払い、
クルマに乗り込んでエンジンをかけるが、
なぜか発進できない。
「ドアがはずれかけてるぜ」と浮浪者たちが言う。
たしかにドアががたついている。
クルマを降りてドアを開け閉めしてみると、
運転席のシートがはみだしてきて、
ドアを閉めることができなくなってしまう。
クルマの中にはまたまたじいさんが入り込んでいて、
助手席のシートがはずれてむこうがわのドアから外へこぼれでている。
よく見ると、後部座席のドアはすでになくなっていて、
シートもずれて床のすき間から地面が見えている。
「おれのクルマに何するんだ!」と叫んだところで目が覚めた。
|