イージーライターのつぶやき

ちょっとマニアックな職業ライター兼アマチュア小説家が、作品と日常生活のつぶやきを紹介します。

美濃飛騨紀行2008夏

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一応、村を一周したので、
そろそろ村の南端にある展望台から全景を見下ろしてみようと、
北から南へ歩く。

同じ道を歩いてもしかたないので、
まだ歩いていない村の真ん中あたりの道を歩く。

澄んだ水が勢いよく流れる用水路があり、
周囲の田んぼに水を供給している。

いたるところに野菜などを洗う共同作業場。

郡上八幡で見た水活用の原型を見るようだ。

水が静かに流れる用水路には、
ニジマスと鯉が一緒に休んでいた。

純和風の村なのに、
なぜかブローティガンの「西瓜糖の日々」に出てくる、
洋風のメルヘン的な村を連想してしまう。

清流からじっと人間を見上げるマスが出てくるからだろうか?

人間はあたりまえのように魚を育て、
釣り上げては食べているが、
人間の暮らし、共同体のもろさを、
魚たちはじっと見つめているのだ。

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メインストリートは八幡神社を過ぎると右にカーブしていく。
まがったところに密集した民家はなく、
なだらかな斜面に田んぼが広がっていた。

田んぼの中に合掌造りの民家が一軒。
白川郷は「日本の原風景」と言われるが、
家が密集している村の中心よりも、
この田んぼが広がる風景こそ原風景と呼ぶにふさわしい。

こんな農村で暮らしたことなど一度もなくても、
自分の遺伝子がここを故郷だと体の中から言っている。

元をたどればその遺伝子には、
モンゴルの平原を駆けていた先祖や、
東シナ海、南シナ海、あるいは日本海を船で渡ってきた先祖の情報も刻まれているのかもしれない。

それでも彼らが、その前からいた民族と混じり合い、
その子孫たちが日本で暮らしたのは、
こんな山村だったのだと、自分の遺伝子が体の中で言っている。

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メインストリートを北の方へ歩いていくと、古びた神社があった。

本殿はおごそかな檜皮葺き。
その右手の神楽殿なのか倉庫なのか、
いかにも厳しい風雪を耐えてきたという感じの白木の建物は、
合掌造りと同じ藁屋根だ。

入り口左手には大きな石をくりぬいて造った手洗い場。

白山の麓に近いし、蚕を育てる人たちだから、
白山神社なのかと思ったのだが、どうも八幡神社らしい。

八幡様も源氏が信仰したというだけあって、
馬と養蚕・絹と縁の深いモンゴル系騎馬民族と一緒にやってきた神々だから、
別に不思議はないのだが。

それはともかく、いかにも山の自然に溶け込んだ感じのこの神社には、
建物にも岩にも木々にも、たしかに神々が宿っている気配がある。

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和田家を出て、メインストリートを歩く。
土産物屋や飲食店が並び、車がときどき通るが、それ以外はのんびりした道だ。

さっき高速バスで到着した新しい広大なバスターミナル/駐車場とは別に、
ここにも小さなバスターミナルがある。
元はここだけで観光客をさばいていたのだろうか。

メインストリートにでかいお墓が3つ並んでいた。
古いものなんだろうか?
村の真ん中にお墓というのはすごい。
偉い人の墓なのかもしれない。
あるいは墓に似ているだけで、何かの祈念碑なのか?
そういえば、他の墓はどこにあるんだろう?
お寺の周辺には見かけなかったような気がする。

巨大な木をくりぬいた彫刻や、
木彫りの鬼をつけた合掌造りの屋根、
美しい花々など、見ていて飽きない。

あちこちに消防団の用具庫を見かける。
すべて木造で、地区の班ごとに消防団の氏名が表示されている。
燃えやすい木造家屋を村人たちが力を合わせて守ってきた苦労が伝わってくる。

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同じような合掌造りにお金を出して何軒も入らなくてもいいとも思ったが、
あんまり暑いのでつい重要文化財の和田家に入ってしまった。

和田家はこのあたりの名主を務めた家らしく、
建物の中もどこかお屋敷の風格が漂う。

2階にあがる階段の途中に中2階の蔵があり、
保存されている調度品にもこの家の豊かさが感じられる。

2階から上はやはり養蚕場だったようだが、
床板の厚さ、艶に高級感があるような気がする。

ところどころに干してあるほおずきや唐辛子の色が鮮やかだ。
藁の容器にならんだ玉子のような繭玉の白が美しい。

山奥の村なのに、京都にも地方の小京都にもない、
つややかな文化の香りがそこここに漂っている。


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