イージーライターのつぶやき

ちょっとマニアックな職業ライター兼アマチュア小説家が、作品と日常生活のつぶやきを紹介します。

美濃飛騨紀行2008夏

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橋を渡って少し歩くと、郡上八幡唯一の観光名所「宗祇水」がある。
昔の共同の水場だ。

室町時代の俳諧師・飯尾宗祇がこの近くに滞在して連句を詠んだことからこの名前があるらしい。

細い路地を下ると、いわれを書いた看板があり、
お稲荷さんのほこらみたいなところから冷たく澄んだ水が流れ出している。

わき水を三段階に分けてため、上から食品、食器、衣類といった具合に、
用途を分けて洗っていたという。

使った水は目の前の、さっき鮎釣り人がいた川の支流らしい川に流される。

水道がひかれている今はもう使われていないのだろう。
地元の人が野菜を洗っていることもなく、
観光客らしい人が数人やってきて水に手を浸し、
「あ、冷たいわあ」としみじみつぶやいて帰って行くだけ。

その冷たい水に手を入れていると、
不思議に気持がやすらぐ。
水にはそういう力があるのかもしれない。

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裏路地をあてもなくうろついているうちに、町の中心を流れる川に出た。
鮎を釣っている人がいる。
橋の上から山を見上げれば、美しい城の天守閣。
夏だなあ。

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旅館を出てすぐのところにきれいなせせらぎがあった。
神社の手洗い場みたいに水が出ていて、
そこから浅い小川のような堀のようなものが100m足らず続いている。

観光用に整備された一角なのだろう。
道には小石が敷きつめられ、
まわりの建物も壁に昔風の杉の皮が貼ってあったりして、きれいに整えられている。

あんまり暑いので、そばの休憩所でソフトクリームを食べる。
胃を冷やすと十二指腸潰瘍によくないのだが、
冷たいソフトクリームがなぜか胃に心地よい。
さっき荷物をかついで歩いたせいで、身体の中まで沸騰状態になっているからだろうか。

ガイドブックを見ると、ここは「やなか水のこみち」という観光スポットらしい。
テレビで見た郡上八幡は、町のいたるところにきれいな水が流れていて、
町の人たちが日常的に野菜を洗ったりしているということだったのだが、
このあたりは繁華街なので、そういう雰囲気ではない。

まあ、旅の目的は気分転換だから、
別にここでぜひともテレビと同じ光景を見たいというわけでもないのだが。

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幹線道路沿いに少し歩き、旧市街の表示を見つけて右折。
地図によると郡上八幡のメインストリートに続いているらしい一本道をえんえんと歩く。

時刻は午後2時半すぎ。
荷物が重いので炎天下の猛暑がこたえる。

駅で買った水をがぶのみ。
胃液が薄まると、胃が頑張って胃液を濃くしようとするので、十二指腸潰瘍にはよくないのだが、
そんなことを気にしてはいられない。
脱水症状を回避することが先決だ。

さびれた感じの和菓子屋に飛び込んで、水饅頭をひとつだけ買い、おばさんに
「宿の予約をしないで来たんですけど、飛び込みで大丈夫ですかね?」と話しかけたが、
「さあ」とそっけない返事。
お菓子をひとつしか買わないよそ者はとっとと出ていけということだろうか。

店を出て水饅頭をひとくちでペロリと食べ、さらに水をがぶのみ。
あっというまにペットボトルの水がなくなってしまった。

少し進むと、水飲み場があった。
さすが水のまち郡上八幡。
わき水を誰でも飲めるようにコップが置いてある。

駅に貼ってあったポスターによると、
先週の土曜から郡上おどりが始まっていて、
これが8月のお盆まで続くらしい。
観光客も参加できる盆踊りのようなもので、
これが人気を呼んで、各地から人がやってくるとのこと。

ただし7月中は毎日ではなく、土日が主体なので、
今日(14日月曜日)は町が閑散としている。

さらに進むと、道は古い商家が並ぶ商店街になった。
そこに一軒の旅館を発見。
外観は改装されて新しくなっているが、
中に入ってみると、古い町屋づくりになっている。

「ごめんください」と声をかけると、奥から上品な山の手夫人みたいなおかみさんが出てきた。
夕食なしの宿とのこと。
朝食なしで6700円、朝食付きで7250円。
このまま重たい荷物を背負ったまま宿探しをするのはつらいので、ここに泊まることに決める。
チェックインは3:00からなので、玄関に荷物を預けて散策に出る。

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天ぷら屋に引き返して、預けていた荷物をピックアップし、駅へ戻る。

長良川鉄道は一両編成のローカル列車だった。
観光客はさっき同じ特急で着いた初老の夫婦のみ。
地元の人たちがけっこう乗ってくる。
おそろしくスカートの短い女子高校生たちがぞろぞろ乗ってきた。
地元の人たちは発車時間を知っているから、発車間際に現れるのだ。

発車してすぐに窓の景色は田園風景になった。
駅と駅の距離が短いので、やたらと停車する。
乗ってくる客はほとんどなく、数人ずつ降りていく。

関という、日本刀で有名な町で、列車を乗り換えた。
同じホームの前の方に停まっている2両連結の列車に移らされるのだ。
乗客はどんどん減っていくのに、どうしてここから2両連結になるのか不思議でしかたがない。

結局、ほとんどがらがらのまま郡上八幡に着いた。

木造の古い駅舎をそのまま使っている。
ふんだんに使われている木材と、内側を這っている電線が懐かしい。

駅舎には昔の時刻表や価格表が飾ってある。
それをぼんやり見ていたら、バスに乗り遅れてしまった。
郡上八幡の旧市街は駅から歩いて20分くらいのところにあって、100円のバスが巡回しているのだが、1時間に1本しか走っていないらしい。

しかたなく荷物を背負って歩くことにした。


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