JR奈良駅前やならまちの商店街などいたるところで、
平城遷都1300年記念キャンペーンのキャラクターせんとくんを見かけた。
すでに批判の声があがっているらしいが、
大仏さんを戯画化したような子供の坊さんが鹿の角を生やしているのがなんとも不気味だ。
奈良と言えば大仏と鹿!という発想は別に悪くないと思うが、
子供として戯画化した時点で、すでに大仏さんは東南アジアの小乗仏教国の子供にしか見えないし、
半裸の姿と腕にはめた腕輪がなおさらその雰囲気を強調している。
その子供の頭に鹿の角を生やしたことについては、すでに大仏ではないので、
「大仏/仏様を冒涜している」という批判は的外れだと思うが、
それでも見ていてかなりきもちわるい。
今回発見したのは、このせんとくんとは別にまんとくんという相方がいることだ。
こちらは極度に肥満した鹿らしい。まん丸の温泉まんじゅうみたいなあたまに、
せんとくんの角より尖った角を生やし、その名の通りまんとをはおっている。
ちゃんと鹿の相棒がいるなら、
せんとくんのあたまにも角を生やしてブツギをかもす必要があったのかどうか。
それはそれとして、
せんとくんのせんとが「遷都」にかかっているのはわかるが、
まんとくんのまんとは何にかかっているんだろう?
あるいは、せん(千)に対してまん(万)という、安易な言葉遊びなのか?
まあ、地方自治体が自分の予算でどんな言葉遊びをしようが、不気味なキャラクターを作ろうが、
少しもかまわないのだが、
日本文化の原点としての格調みたいなことをもう少し考えてほしい気もする。
いかにも地方公務員のセンスで決めた感じのゆるキャラは、
現実の奈良にある素晴らしい文化財とあまりに落差があってもの悲しい。
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