西大寺を出て、関西のどこにでもある感じの細い通りを南下。
垂仁天皇陵や唐招提寺をめぐる散策路らしく、
ルート表示のようなものがところどころにあるのだが、
途中からそれを見失ってしまったらしく、
高速道路にぶつかってしまった。
工事中らしく、そのあたりからは渡ることができない。
見回すと、はるか右手100メートルくらい先に交差点の信号らしきものが小さく見える。
左手には近鉄橿原線の線路らしいものが見えるのだが、
こちらの方が近そうなので、
線路際に道があることを祈りながら左折してみる。
線路際には細くて暗いトンネルがあった。
しかし、トンネルを抜けると道はなく、
結局、百何十メートルかてくてく歩いて、
さっき右手に見えた交差点まで行って、
はじめて南下できる道を発見した。
地図によると、この高速道路は平城京の二条通りらしい。
あたりはまるで日本中どこにでもありそうな田舎の風景が広がっている。
平安京は京都の市街地になって残ったが、
遷都後荒廃した平城京は、大部分がこんなふうにありふれた田舎になってしまった。
それが大和路の魅力なのだが、
ありふれた田舎にありがちな高速道路をドカーンと通されると、
喜んでばかりもいられない。
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