
昨日、ミニバイク専門店で折りたたみ式自転車を購入したついでに、
早速これを折りたたんで電車に乗ってみた。
ショップがある新玉川線・用賀駅から、わが家に近い駒沢駅までのたった二駅だが、
自転車を折りたたみ、バッグに入れ、駅構内を歩いて電車に乗り、
電車を降りて自転車を復元し、バッグをたたんで自転車に装着するという手間は、
遠方に出かけるときと変わらない。
今回買ったKHSの折りたたみ自転車は、
ハンドルとサドルがついているシートポストをフレームから抜いてバッグに入れるタイプだ。
つい最近までは、DAHONという折りたたみ自転車専門メーカーの、
ハンドルをワンタッチで倒して固定し、シートポストを押し込むタイプを買おうと思っていたのだが、
いざ実物を試してみると、
ハンドルを固定している2ヶ所のネジをアーレンキーでゆるめて、
ハンドルを折り曲げなければならないことがわかった。
買い物用自転車みたいな横棒タイプならそんなことをしなくてもいいのだが、
スポーツタイプのハンドルは、前にせりだしているので、
そのままたたむとものすごくかさばってしまうのだ。
KHSはその点をわりきっていて、
ハンドルもシートポストもすっぽり抜いてしまうだけ。
袋の中でがちゃがちゃするので、
オリジナルのバッグには固定用のベルトやシートポストをさすポケットがついている。
しかし、これは飛行機や長距離の電車移動のときは必要だが、
通常の電車移動では特に必要ない。
まあ、これはユーザーの感性にもよるのだろうが。
ショップからの帰りに試してみたかぎりでは、
シートポストを抜かずに押し込んでしまうと、
サドルが飛び出してちょっとかっこ悪いが、
しっかり固定できる。
ハンドルは折りたたんだフレーム・ホイールの上にのせてバッグに収納すれば特に問題なし。
2月にロードバイクを輪行袋に入れて湘南に出かけたときは、
自転車の収納/組立に5〜10分かかったが、
折りたたみ自転車だと1〜2分ですむ。
一番時間をとられるのは、バッグをたたんで自転車に装着する作業だが、
これも慣れれば1〜2分でできるだろう。
問題は重さだ。
ぼくのロードバイクはカーボン製で、8〜9kg。
このKHSの折りたたみ自転車は12kg。
かなり重い。
折りたたみ自転車でももっと軽いのが出てきているが、
スポーツ的な走りができるものとなると、高いものでも10kgは超える。
小さいフレームで強度や信頼性を確保すると、それなりの重さになってしまうらしい。
KHSでもアルミ製で11kg程度のものがあるが、
乗り心地やタフさを考えると、アルミよりも鉄の方がいい。
まあ、値段的にもアルミ製は高いし、値段のわりにはそんなに軽くない。
KHSの純正バッグには肩から下げるための幅広のベルトがついていて、
肩にあたる部分はバッドがついて特に広くなっているので、肩が痛くならない。
持ち上げて運ぶときに安定するので、あまり重さを感じない。
このバッグ自体も布が分厚くて重いし、たたんだときにかさばるのだが、
たたみやすさや自転車を運ぶときの安定感は、それをおぎなってあまりある。
カーボン製ロードバイクはいくら軽くても、
あまりにでかくて、持ち歩くときに気を使うし、ふらつくので疲れるし、
細いベルトが肩に食い込んで痛い。
折りたたみ自転車は、バッグに入れた状態だと、
大きさがロードバイクの三分の二程度で、
数字的にはそれほど劇的な小型化ではないのだが、
改札口を通るとき、エスカレーターに乗るとき、電車に乗ってからなど、
その差は数字以上だ。
ロードバイクはよほどがら空きの電車でないと、持ったまま座れないが、
折りたたみ自転車なら、デイパックの二倍くらい、大きな旅行バッグ程度の大きさなので、
ちょっと気は使うが、席があいていれば座れる。
ロードバイクは輪行袋に詰めた状態だと不安定で立てられないが、
折りたたみ自転車は手を離しても立っているので、
ちょっと手を添えておくだけでいい。
ロードバイクは両輪をはずして収納するので、
変速機のデリケートな部分が飛び出すかたちになり、
ここがまわりにあたらないようにものすごく神経を使うが、
折りたたみ自転車は両輪をつけたままなので、その点も気楽だ。
昨日買った時点では、小さなベルやスタンド、ホイールの反射板などがついている。
軽量化をはかるならはずしてしまってもいいかもしれないが、
反射板は夜間走行の安全を考えるとあった方がいい。
ベルは歩行者に後ろから警告するために鳴らす人をよく見かけるが、
ぼくの感覚ではあれは失礼だと思うので、ベルは長年使ったことがない。
ロードバイクの世界ではベルをつけているのはかっこ悪いというか、
声をかけるのが礼儀みたいになっているから、
自然と買い物自転車でも使わなくなってしまったのだ。
そのロードバイク的感覚からいうと、スタンドは文句なしに不要だ。
10万以上する自転車は盗難が心配だから、
ママチャリみたいにスタンドで立てて鍵をかけるだけでなく、
ワイヤーで柵などに固定する。
しかし、昨日駅で折りたたんでみた感じでは、
折りたたみ/組立てなどの作業をするときなど、
ちょっとスタンドで立てておけるのはなかなか便利だ。
水分補給にペットボトル対応可能なボトルゲージもつけたり、
ただでも重い折りたたみ自転車がますます重くなってしまったので、
何をつけ、何をはずすかは悩ましいところだが、
折りたたみサイクリングに何度か出かけるうちに自然と結論が出るだろう。
買い物用のクロスバイク3万円、ロードバイク60万円、シクロクロス9万円に続いて、
わが家の自転車はこれで4台目。
今はまだ買ったばかりなので、仕事場のロードバイクのとなりに置いてある。
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