イージーライターのつぶやき

ちょっとマニアックな職業ライター兼アマチュア小説家が、作品と日常生活のつぶやきを紹介します。

京都2010冬

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金比羅さまから東大路を渡って裏通りをうろうろしていると八坂の塔が見えた。

何年か前、建仁寺から清水寺に行くときにも、この坂を通ったっけ。

定番の観光スポットだけど、
定番になるだけあって、坂から見上げる塔は絵になる。

いつも坂から見上げるだけで、
このお寺をお参りしたことはないのだが。

そういえばお寺の名前すら知らない。

たぶんたいていの観光客がそうだろう。

仏様を拝むこともなく、塔を見上げ、
写真を撮って通り過ぎていく。

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ちなみにこのお寺、
ガイドブックで調べたら、法観寺というらしいです。

聖徳太子建立という言い伝えもある古いお寺で、
今の建物も室町時代のものというから、
なかなかすごいですね。

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崇峻天皇の墓所からさらにちょっと南下すると神社があった。

観光名所の八坂神社や平安神宮なんかにくらべると、
かなりこぢんまりした神社だ。

お参りする人もまばらでひっそりしている。

どうやら金比羅さまらしい。

まるに金の字のマークがユーモラスでかわいらしい。

紅白の餅かざりが正月気分をかもしだしている。

びっしり並んだ絵馬が、
地域住民の信心を物語っている。

御利益をおねだりする信心というのは、
厳しい基準で言えば俗っぽいのかもしれないが、
そういう気持が何百年、千年と、
こういう神社をまもってきたのだとすれば、
それはあながち意味のないことではないという気もする。

ぼくが住んでる自由が丘近辺にも、
熊野神社や奥沢神社といった、
こぢんまりしていい感じの神社があるのだが、
こんな感じでもりあがってはいない。

東京でも湯島天神みたいな受験の神様とか、
縁結びで有名な神社は、
絵馬やおみくじがびっしり並んでいるけど、

山の手の住宅街にある名もない神社では、
そこまで信心の盛り上がりは感じられない。

秋の例祭には地元の人たちが御神輿を担いだりして、
けっこう賑やかなのだが、
そういうイベントと日常的な信心とはまたちょっとちがうのだろう。

関西、特に京都を歩くと、
なんとなくウキウキするのは、
伝統的な感性とかパワーがそこここに感じられるからなのかもしれない。。

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祗園歌舞練場のあたりをウロウロしているうちに、
崇峻天皇の墓所を見つけた。

たしか平安時代に保元の乱だか何かで負けた方に担がれて、
後白河上皇に四国・讃岐へ流され、
後白河を呪いながら死んでいったという悲劇の人だ。

怒髪天を衝くという感じの、髪を逆立てたものすごい顔の絵をどこかで見たことがある。

その後、天変地異が続いたので、
崇峻天皇(流されたときにはたしかこの人も上皇だったと記憶しているのだけど)の祟りを恐れて、
後白河は大々的に祈祷をおこない、
京にあれこれ呪いを封印するための施設を建てて、鎮魂につとめたという。

この墓所もそのひとつだろうか。

それにしては小さいけどなあ。

それにしても昔の朝廷は菅原道真など、
追放した人、殺した人の祟りを恐れて、
あれこれ供養したり神社を建てたりしている。

権力というのは色々心労があるんだろうな。

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祗園の路地をあてもなくうろうろしていると、
町屋のあちこちにトンネルのような細い通路を見かけた。

ついつい入っていきたくなるような通路だ。

ただむこうの路地に抜けるための通路だろうか?

それともどの道にも面していない町屋が奥にあって、
ここを通ってしか入れないのだろうか?

こういう人をワクワクさせるような建物の構造は、
現代にはとんと見かけない。

モロッコの迷宮都市フェスや、
スペインのトレド、ローマのトラステヴェレ地区にも、
こういう神秘的な魅力をたたえた建物をあちこちで見かけた。

19世紀に整備されたパリには迷宮的な魅力はあまりないが、
それでもところどころに魅力的な抜け道や内庭がある。

京の町屋のトンネルは、完全にプライベートな通路だから、
よそ者が勝手に入っていってはいけないのだが、

それでも立ち止まってついつい見入ってしまう。

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有名なお茶屋「一力」の角を曲がって、祗園の古い街並みを眺めながら南へ歩く。

まだ午前中なので観光客はまばらだ。料理屋に食材などを運ぶ車があちこちに停まっている。

古い街並みはきれいなのだが、
なんとなく開園前のテーマパークみたいな感じがするのは、
観光客相手の商売が透けて見えるからだろうか?

そういえば、昔このあたりはなんとなくよそ者が入りづらい雰囲気だったような気がするのだが、
今は料理の写真やメニューなどを通りに出して、
観光客を積極的に呼び込もうとする店が増えた。

親しみやすくなったのはいいことなのかもしれないが、
その分神秘的な魅力があせてしまったという気がしないでもない。

まあ、昔は歩くのがこわかった横浜や神戸の裏通りが、
観光客向けに整備されたのと同じで、
どこも観光ビジネスに懸命なのだ。


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