イージーライターのつぶやき

ちょっとマニアックな職業ライター兼アマチュア小説家が、作品と日常生活のつぶやきを紹介します。

しまなみ海道2010春

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大島に渡って海岸沿いを少し走るとT字路に出た。

右へ曲がると島の内陸部を通って来島海峡大橋に出る。橋を渡ればもう四国・愛媛県今治市だ。距離的には20kmくらいだろうか。

土曜日だからか、来島海峡大橋方面からは続々とサイクリストの集団がやってきて、伯方島方面へ走り去っていく。

ここではたと迷った。
しまなみ海道サイクリングを完結したいなら、来島海峡を渡って四国にタッチして戻るしかない。
しかし、このままさらに海沿いを走ると、村上水軍博物館がある。歴史マニアとしてはこれを見逃すわけにはいかない。

平安時代の藤原純友の乱、戦国時代末期に石山本願寺を包囲した織田信長軍との戦い、さらに日露戦争の日本海海戦で日本の艦隊が採用した陣形・戦術など、このあたりの水軍の活躍は歴史的にとても興味深いものがある。しかも少年時代から興味を持っていたわりに、これまでこれといった本に出会うことができず、ほとんど何も知らない状態なのだ。

で、結局、来島海峡大橋〜四国はあきらめて、村上水軍博物館をめざすことにした。

このへんがサイクリストとしては中途半端なところだが、まあ、これが正直な選択だ。
比率から言うとサイクリスト40%に旅行好き・歴史マニア60%といったところか。

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伯方島は大三島にくらべると小さい。

しかもしまなみ海道のコースは、海沿いを3〜4km走るとすぐ次の橋を渡って大島に行ってしまうので、ほとんど何も見ないまま。

伯方・大島大橋の上から美しい砂浜と紺碧の海を眺める。さっき見た小さな造船所がよく見える。
こうして俯瞰的に見ると、その小さな設備が自然の中に溶け込んで見える。造船所という業態が瀬戸内海では街の自動車修理工場みたいに身近なのかななどと思ってしまう。

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伯方(はかた)島は小さな島だ。

東京でもテレビCMをやっている「伯方の塩」のおかげで、伯方という地名は知っているが、九州の博多と語源的になにか関係あるんだろうか?

感じの表記はちがっていても、どちらも海と関わる土地だから、古代に同じ海洋民族がどちらかからどちらかへ移り住んだとか、そういう歴史があるのかもしれない。

たとえば紀伊半島と房総半島には、白浜という地名があるが、これは海岸の砂が白いからたまたま白浜と名づけられたということではなく、紀伊半島の海の民が植民地を開拓して移り住んだのだと言われている。


大三島橋を渡ると、小さな造船所のドックがあった。
船が一隻しか入らないかわいらしい造船所だ。

神戸や長崎で三菱重工の巨大な造船所を取材したことがあるので、造船所というのは大規模でないと成り立たないものだと思っていたのだが、瀬戸内海に来るとそういう固定観念をくつがえされる。

このドックのはるかむこうにも小さな造船所がぽつんと見えるし、昨日走ってきた島々でもあちこちで似たような施設を見かけた。あんまり小規模なので造船所だとは気づかなかったのだが。

考えてみれば、船と一口に言っても、大型タンカーや貨物船から、小さなフェリーや漁船など、大きさはいろいろある。
瀬戸内海のこのあたりは昔から漁業や海運業が盛んで、村上水軍という海賊の拠点でもあったから、船を造るということがごくあたりまえなのだろう。

巨大な造船所は取材にでも行かないかぎり、遠くからしか眺めることができないが、こういう小さな造船所は普通に海岸沿いの道にある。小さいと言ってもすぐそばから見上げる船はなかなかでかい。

動物園で象の大きさに感動するのと似たような感動がある。

ぼくを抜かしていった家族も停まって写真を撮りながら見とれていた。

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道の駅を出て、伯方島に続く大三島橋をめざす。

土曜日だからか、昨日よりもサイクリングの人たちをたくさん見かける。
レンタルらしいマウンテンバイクでのんびり走る家族連れもいれば、ロードバイクでとばすサイクリストもいる。

大三島橋は昨日渡ってきた橋にくらべると小さいアーチ方の橋だった。

橋を渡るために標識にしたがって自転車道に入り、山の中をくねくね走っているうちに、道に迷ってしまった。途中にあった小さな公園みたいなものに入っていく道が橋に続く自転車道になっているのだが、ぱっと見、公園のトイレに行くための小道みたいに見えるのだ。

回り道しているあいだに、さっき抜かした家族連れに抜き返されてしまった。

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9:00に旅館を出発。
昨日走ったゆるい峠を越えて多々羅大橋のたもとへ。今日も上天気。海の浅瀬がエメラルドグリーンに輝いている。

旅館を出る前に、荷物を預けて身軽に四国をめざそうか、それとも荷物を背負ったまま行けるところまで行って、疲れたら次の伯方島か大島か、途中で引き返そうか迷ったのだが、結局荷物を背負って出発した。

身軽になって四国まで行けたとしても、荷物を回収するために、多々羅大橋から旅館まで往復12kmの峠越えをしたら、時間と体力を使ってしまい、今日中に尾道から次の目的地岡山へ移動できなくなってしまう。

朝、旅館の人にそんな話をしたら、「多々羅大橋の道の駅にコインロッカーがあるんじゃないかな。使ったことないから、たしかじゃないけど」と言われた。

車で通過する人たちがコインロッカーを利用するとは思えないので、たいして期待せずに道の駅に立ち寄ってみたら、なんとおっしゃるとおりコインロッカーがあった。

どういう人たちが利用するんだろう?

レンタサイクルの拠点になっているので、ここまで路線バスか何かで来て、荷物をあずけてちょこっとサイクリングするみたいな使い方が可能なのかもしれない。

いずれにせよ、コインロッカーはほとんど使われていなかった。
マイカーで来た人は車に荷物を入れるだろうから、ロッカーは必要ない。路線バスがあるかどうかは知らないが、たぶんここでレンタサイクルを借りて走るために、広島側あるいは四国側からバスでわざわざ来る人はあまりいないのだろう。

ぼくみたいに荷物を背負ってサイクリングしてきて、荷物の重さにがまんできなくなり、ここで預けて四国まで行ってもどってくるという感じの人がどれくらいいるだろう?

まあ、せっかくだから利用させていただく。

身軽になって、まずは次の伯方島をめざす。


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