イージーライターのつぶやき

ちょっとマニアックな職業ライター兼アマチュア小説家が、作品と日常生活のつぶやきを紹介します。

粘膜で触れる世界

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アブノーマルな文学的感性によるエッセー・社会評論
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船外活動

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スペースシャトル/宇宙ステーションで
日本人飛行士の野口さんとその仲間たちが活躍する姿を見ていると、
なんだかとても心配になってくる。

どうして今回のスペースシャトルはこんなにぼろいのか?
船外活動で修理したとニュースでは言っているが、
はたしてこれで無事に帰ってこれるのだろうか?

耐熱タイルからはみだしていたセラミックの板を引き抜いたというが、
手で引き抜けるような装着のしかただとすると、
ちゃんと貼られているように見える耐熱タイルも、
すべてはがれやすい状態にあるんじゃないか?

69年のアポロ計画からNASAを取材してきたというアメリカ人のジャーナリストが、
「NASAのやつらはいつもあわてふためいてやっつけ仕事をしてるだけ」と言っていた。

ポジティブな言い方をすれば、
アメリカ流らしいチャレンジ精神でがんばってるということなのだろう。

しかし、アポロ計画と聞いてふと別の疑問がよみがえってきた。
あのとき人類はほんとに月に行ったんだろうか?
30年以上も前に月まで行ったなら、
どうして今地球の近くでこんなにもたもたしているんだろう?

今回の船外修理を見ていると、
しつこく取りざたされる噂は本当なのかもしれないという気がしてくる。
あのとき月に降り立った宇宙船と英雄たちの映像は
すべてセットで撮影されたものなんじゃないかと……。

最初に父を見たのは

記憶に残っている中で、父を最初に見たのは、3つか4つの頃だ。湯島の家で父は寝転がって本を読んでいた。たぶん夜なのだろう。その頃買ったばかりの東芝製の卓上電灯がついていた。父は暗い部屋でその小さな灯りで本を読みながら、唇の先をチッチッチッと鳴らしていた。それが父のクセだった。眉間には数本の線で描かれた四角い皺。ぼくは父の傍らで紙に

ふた

という字を書いた。まだ幼稚園に通う前だったが、字の練習をしていたのだろう。父にそれを見せたが、何の反応もなかった。ぼくは「ふ」に濁点をつけてみた。すると「ふた」は

ぶた

になった。ぼくは言葉の不思議な法則に感動して父の腕をゆすったが、父はぼくの書いた字を見ても何の反応も示さなかった。たぶん本に没頭していたのだろう。家庭の事情で文学者になれず、銀行員になった父にとって、本は唯一の楽しみだった。ぼくがこのときのことをよく覚えているのは、この「ふた」→「ぶた」が、ぼくにとって最初の文字表現だったからだ。

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去年の今頃、父はまだ生きていた。
大阪・豊中の病院に見舞いに行くと、
父は点滴のチューブを首の付け根に刺され、
酸素吸入を受けたまま眠っていた。

唾液が気管にはいるのを防ぐために入れられた、
24時間吸入用のプラスチックの管がゴーゴーという音をたてていた。
父は眠りながら苦しんでいた。
「胃に何かできているらしいが、もう内視鏡検査できる状態じゃない」
と医者は言っていた。

ぼくは父の手を握って「ありがとう」と言った。
お別れを言いたかったのだ。
父はときどき薄めを開けてぼくを見たが、
すぐにまた眠ってしまった。
唾液吸飲チューブのせいなのか、
父の口の中はあちこち傷ついてかさぶたができていた。
その傷が父の人生の傷のようにも見えた。

傷のせいなのかどうかわからないが、父の口はとても臭かった。
それでもぼくは何度も「ありがとう」をくりかえした。

ピアニストを撃つな

問題はイラクで戦っているイラク人が本当にテロリストなのかだ。
侵入してきた外国の軍隊と戦う人々はふつうレジスタンスと呼ばれる。

かつてケニアがイギリスから独立しようとしたとき、
イギリス側は「マウマウ団」というゲリラが
子供を誘拐して殺したりしていると世界に宣伝していた。
ところがケニアが独立を果たしたとき、
その「マウマウ団」はケニアの人々のあいだで「森の戦士」と呼ばれ、
独立のために戦う闘士として支持されていたことがわかった。

アメリカがベトナム戦争に介入し、
大量の軍隊を送り込んだときも、
「ベトコン」という共産ゲリラが、
北ベトナムの共産政府と共謀してテロ活動をしていると、
最初のうちは報道されていた。
アメリカは南ベトナムに民主的な政府を樹立しようとしているのに、
その「ベトコン」が邪魔をしていると。

しかし、ゴ・ジンジェムとかグエン・カオキとか、
アメリカの傀儡政権を担ったのは、
フランス統治時代にうまくたちまわってフランスのために働き、
ベトナム人から嫌われていた連中だった。

「ベトコン」は強大なアメリカ軍を撃破し、
ベトナムから駆逐した。
傀儡政権はあっけなく崩壊した。

あとになってわかったのは、
当時の北ベトナムだけでなく、
南ベトナムに住んでいた人のほとんどが、
ホー・チミン率いるベトナム労働党を支持していて、
祖国防衛のために団結して戦ったということだった。

そうでなければ圧倒的なアメリカの軍事力に勝てるわけがない。

一般国民は侵略を受けてレジスタンスの闘士に変わる。
イラクではもうどこまでが独裁者サダム・フセインの残党で、
どこからがレジスタンスなのかわからなくなっている。

ロンドン

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ロンドンで同時多発テロ。
アルカイダがインターネットで犯行声明らしきものを出したらしい。

サミットを狙ったものだろうが、
オリンピック開催が決まった直後だけに、
なんだか先行きが思いやられる。

ブレア首相はテロとの戦いを改めて宣言した。
彼はジョージ・ブッシュと意見が合う。
ブッシュは9.11の直後、「これは戦争だ」と言った。
戦争はアフガニスタン侵攻に始まり、今も続いている。

戦場はイラクだけではない。
今回のロンドンも戦場だ。
潜在的にはイラクに派兵している国々すべてが戦場なのかもしれない。

イラクでもアフガニスタンでも、
一般市民がたくさん殺された。
アルカイダはテロを報復と称している。

おたがいに戦争であると考えている点、
攻撃によって一般市民を殺してもしかたないと考えている点など、
ブッシュやブレアとアルカイダは意外と意見が合うのかもしれない。

一般市民はたまったもんじゃない。


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