イージーライターのつぶやき

ちょっとマニアックな職業ライター兼アマチュア小説家が、作品と日常生活のつぶやきを紹介します。

幻視スポルティフ

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トライアスロンをやっているので、その関連の日記。ほかにスポーツ関連のエッセーも
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この土曜日、ハワイで「鉄人レース」の元祖、アイアンマンハワイが開催された。

しかし、ネットでそのレースリポートを読む気にもならないのは、
先週から相次いで日本のトライアスリート/元トライアスリートが亡くなったからだ。

1人は雑誌「ターザン」のエディター/ライターで、
1980年代のアイアンマンハワイ完走者でもある生(せい)和寛さん。

彼が創刊当初の「ターザン」で企画・執筆した「チームターザン」シリーズは、
無名の若者たちがアイアンマンハワイ出場するまでを追ったドキュメントで、
これに触発されてトライアスロンという競技に興味を持ったトライアスリートは数多い。

生さんは駒沢公園のジョギング仲間の1人で、
ぼくがジョギングを始めた1991年にはあまり公園に顔を見せなくなっていたが、
彼が94・95年にフィジーで開催したトライアスロンのレースに誘われて、
当時のジョギング仲間たちと参加したのがぼくのトライアスロンデビューだった。

渋い二枚目だった生さんは、
エディター/ライター業のかたわらテレビCMのモデルもやっていたから、
何者なのか知らなくても、顔を見たことがある人は多いはずだ。

死因はがんとのこと。
ぼくより4歳上のはずだから、たぶん享年59歳。

トライアスロンから離れて十年以上たっているから、
運動のやり過ぎが原因ではないと思うが、
最近、トライアスロン・マラソン・水泳関係の知り合いで
がんになる人が相次いでいるのは事実だ。

がんといえば、去年宮古島で立ち話をした峰岸徹さんも、
毎年宮古島に参加してきたトライアスリートだが、
今年の4月に肺がんで入院し、夏には退院してリハビリ中とのことだったが、
昨日急逝したとのこと。

がんになったスポーツマンの知り合いは、
半数以上が手術・治療のあと生還しているが、
健康そのものだった人たちの闘病生活や死の知らせを聞くのはつらい。

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ゆうべは夜中まで仕事をしていたので、
あまり運動する気にはならないのだが、
ここ数日の豪雨で多摩川がどうなったか気になるので、
自転車でちょっとでかけてみた。

川の水量は相変わらずかなりあるものの、
河川敷の浸水は一昨日よりかなりおさまっている。

サイクリングロードもところどころ水をかぶっているが、
土砂や流れてきた枯れ木・枯れ草で通行止めになってはいない。

丸子橋から登戸まで走っただけなので、
もっと上流がどうなっているかはわからないのだが、
この感じだとたぶん上流もそうひどいことにはなっていないんじゃないだろうか。

ただ、野球やサッカーのグラウンドは泥がぐちゃぐちゃらしく、
どこも使っていない。

河川敷にブルーシートやテントを張って暮らしている人たちも、
どうやら無事のようだ。

去年の台風で大洪水になったときは、
彼らがかなり後まで、土手の上や橋の下に非難して仮住まいしているのを見かけたのだが、
今回はそこまでするにはおよばなかったらしい。

元々の河川敷のポジションも仮住まいと言えば仮住まいなんだろうが、
それでも、豪雨で河川敷が水浸しになるたびに生命の危険にさらされる生活は大変だろうなと思う。

公園や駅で暮らす人たち同様、国土交通省管轄の河川敷に暮らす彼らには、
法的に問題があるのかもしれないし、
それを承知で自分たちなりの生き方をしているんだから同情の余地なしと言えばそれまでだが、
それでもかつて自分も仕事がなくて、
いつ彼らの仲間入りをするかという生活を経験したことがあるだけに、
彼らのことがとても気になる。

う〜ん、どう考えてもふしぎだなあ。
北京五輪女子マラソンのヌデレバさん。

どうして最後の最後までトメスク選手の逃げに気づかなかったんだろう?

トメスク選手が逃げ始めた19kmあたりから、
2位集団が絞られてきた30kmすぎまでは、
集団の後ろから離れたりくっついたりしていたので、
気づかなくてもふしぎはないのだけど、
集団が小さくなった時点で前を見れば、
先頭を誘導するオフィシャルカー、計時車両がいないことに気づいたはずなんだけど。

テレビ中継で見るかぎり、2位集団にはオートバイが2台くらいついていただけだった。

経験豊富なヌデレバさんなら、
過去アトランタのロバさんやアテネの野口さんが、
早めのアタックで逃げ切ったことを念頭に置いてレースをしていたはずなのに。

優勝候補のラドクリフさんや周さんを気にしすぎていたのかなあ?

普通は沿道の各所にチームスタッフがいて、情報を選手に伝えるんだけど、
今回は警備が厳重で、一般人とマラソンコースはかなり遠くに隔てられていたから、
教えてあげられなかったという特殊事情もあるのかもしれない。

ただ、大通りでは各国のチームスタッフが自転車で走れるレーンが用意されていて、
スタッフに邪魔な帽子やサングラスを渡している選手もテレビに映っていたから、
チャンスは皆無ではなかったはずだ。

ただ、日本みたいに実業団チームからの応援とか、ナショナルチームのスタッフが多い国とちがって、
海外の女子マラソン選手はだんなさんがコーチで、二人三脚というケースが多い。
ケニアチームとして、沿道から手助けできるような態勢ではなかったのかもしれない。

まあ、それはそれとして、ヌデレバさん自身がもう少し前の動きを気にして走るべきだったよなあ。

先頭集団のペースに惑わされずに自分のペースを守るのが、
力の温存には必要だし、
大舞台でそれができるところがヌデレバさんのすごいところなんだけど、
あの涼しさであのスローペースなら、
だれか優勝候補以外にも逃げる選手が出てきてもおかしくないと考えるべきだったんだけどなあ。

アテネでは過酷な炎熱地獄の上りで野口さんの不意打ち的なスパートに引き離されたが、
あそこで無理についていけば体重が軽くて筋力がある野口さんの思うつぼだから、
ヌデレバさんとしては冷静に対処したと言える。

前年のパリ世界陸上で一度勝っているから、
あれくらい先行されても残りの下り〜平地で追いつけるという計算もあっただろう。
予想外に野口さんが強くなっていたので逃げ切られてしまったが、
上りで野口さんを追った他の選手がつぶれたこと、
ヌデレバさん自身もゴール後に吐いていたことを考えれば、
あれは野口さんの作戦・体力勝ちであって、彼女のミスじゃない。

その点、今回はトメスクさんに勝てる力はあったと思われるだけに、
もし本当に見逃していたんだとしたら、
ヌデレバさんとしては惜しいことをしたなあと思う。

北京オリンピックの女子トライアスロンで、
井出樹里さんが5位に入った。

メダル獲得にくらべれば地味な話題かもしれないが、
過去2回は10位以内に入れなかったことを考えると、
なかなかすごいことだと思う。

もっと驚くのは井出さんがまだトライアスロンデビューして2年ちょっとだということだ。
高校までは水泳、大学では陸上をやっていたという。

最近は日本でも欧米なみに中学・高校からトライアスロンを専門にやる選手が増えてきたのだが、
それを考えると井出さんは遅咲きの部類かもしれない。

トライアスロンの母国アメリカでは水泳で代表に入れない選手、
代表になっても伸び悩んでいる選手の中からトライアスロンに勧誘して育成しているというから、
早くからトライアスロン専門で行けばいいということではないのだろうが。

井出さんはたぶん素質がすごいのだろうが、
これから先上をめざすためにも、慢性的な故障を抱えるような練習はしないようにしてほしいものだ。

多くのトップ選手を育てているブレット・サットンという名コーチが、
「日本人は練習しすぎる」と言っていた。

まあ、強くなるには練習が必要なのだが、
日本人選手は休養ベタなのだと昔から言われている。

人間の身体は練習中に強くなるわけではない。
練習でいためた部分が休養によって回復したときに、前より少し強くなる。
これを「超回復」というのだが、この超回復を繰り返しながら少しずつ強くなるのだ。

トップ選手とそのコーチは自分の体の状態をモニターしながら、
この練習→休養→超回復を繰り返していくのだが、
高いレベルをめざせばめざすほど、これが難しくなる。

女子マラソンの野口みずきさんも今回はこれがうまくいかなかった。
補欠だったてんまやの森本友さんも故障で代打出場ができなかったらしい。

土佐礼子さんの足の骨の異状は、生まれつきの部分もあるらしいので、
練習のしすぎとは違うのだろうが、
世界記録保持者のラドクリフさんは強化期間にオーバーワークで故障し、
前回のアテネに続いて今回も残念な結果に終わった。

テレビの解説などを聴いていると、
「選手はみんな故障すれすれのところでやってますから、しょうがないんですが」といったことをよく言っているが、
そこをコントロールできるのがプロフェッショナルであって、
確証もないのにいちかばちかやってみるというのはどうかと思う。

トライアスロンにしろマラソンにしろ、
経験の浅い若手が一番上位の成績を残したというのはなかなか意味深い。
それは彼女たちが先輩たちよりフレッシュだからだ。

身体に疲労をためこまず、潜在的な故障も抱えていない状態だから、
練習してもきちんと回復するし、
レース本番にもよい状態で望むことができる。

本来はベテランでもフレッシュな状態を維持しなければならないのだが、
それができている選手はまれだ。

過ぎたるは及ばざるがごとし。

少なくとも日本のコーチは、選手の身体をモニターする技術、
休養→超回復を効果的に積み重ねる技術をもっと磨く必要があるだろう。

女子マラソンの野口みずきがオリンピック直前になって入院したという。

体調不良でサンモリッツ合宿を早めに切り上げて緊急帰国、
病院で検査を受けているとのこと。

ニュースの特集などで、アテネのとき以上に超人的なトレーニングをこなしていると伝えられていたから、
故障さえしなければメダル争いはできると踏んでいたのだが。

故障は地雷みたいなものだ。

どんなに緻密な理論や経験を活かしてトレーニングをやっても、
それがどういう結果を生むか、最後の最後のところはわからない。

トレーニングとは身体の組織をいためることであって、
その損傷が回復したときに、超回復といって、前より少し強くなる。
その法則を利用して、トレーニングを繰り返しながら少しずつ身体を鍛えていくのだが、
回復力の限界を超えてしまうと、超回復せず、損傷が損傷として残ってしまう。

どこにその限界があるのか、コーチも選手も大体はわかっているのだが、
ぎりぎりまで行こうとすると、ついつい危険ゾーンへ踏み込むことになる。
そこに地雷が埋まっているのだ。

超人野口みずきも、ここ数年あちこち故障を経験してきたが、
大一番を前にして、またまた地雷を踏んでしまったんだろうか。

これが敵を欺くために藤田監督が考えた策略だったらいいのだが。

昔、ボクシングの輪島功一がまともにやっても勝てなそうな相手を欺くために、
風邪をひいたふりをして、まんまと防衛に成功したことがあったが、
藤田監督のまっすぐな人柄からすると、そんなことはしそうにないしなあ。

気になるのはニュースで、万が一野口が出場しない場合、
補欠をエントリーしていないので、土佐と中村二人しか出られないと言っていたことだ。

たしか、代表選考のとき、中村と同じチームの先輩・森本友が補欠に選ばれたはずだが、
正式エントリーで野口・土佐・中村を最終登録したときに、
森本の補欠はなくなったということだろうか。

森本はアイドルなみの可愛さなので、ひそかに応援していたんだけどなあ。

まあ、そんなことより、野口が超人的な回復力で無事出場してくれることを祈るべきなんだろうけど。


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