イージーライターのつぶやき

ちょっとマニアックな職業ライター兼アマチュア小説家が、作品と日常生活のつぶやきを紹介します。

スペイン紀行2001

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今、彼らには娘がひとりいて、
メーカーの駐在員として、家族でパリに住んでいる。
社員100人をかかえる現地法人の社長。

絵に描いたような幸せ。

彼女はすき焼きをご馳走してくれた。

狂牛病の恐れがない肉を手に入れるのにどれだけ苦労したかを、
くどくどと語る。

久しぶりの日本の家庭料理。

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1977年の夏、友達は東京にいて、
ぼくはフランスにいた。
ディジョンで夏を過ごしていたのだ。

ぼくはまだ大学生で2度目の4年生だった。
友達は卒業して働いていた。

ぼくらは何度か手紙をやりとりした。
彼のガールフレンドからも手紙をもらった。
何度か会ったことがある程度だったが、
料理がうまくて、とても可愛い子だった。

彼女の手紙には、友達がほかの女の子とつきあいだしたと書いてあった。
もうおしまいだと。

ぼくはあきらめることはないと返事を書いた。
それまでも何度か似たようなことがあったからだ。
友達はほかの女に目移りすることはあっても、
結局彼女のところに戻っていた。

可愛くて料理がうまくて従順で家庭的な女の子。

友達が結婚するとしたら彼女しかいないのははっきりしていた。

ただ、その前にもうちょっと遊びたかったのだ。
もうちょっと刺激的な女の子と。

ぼくは友達に手紙を書いて、
彼女が傷ついていることを知らせてやった。
彼には彼女がいかにお似合いかということも。

しばらくして彼から手紙が来た。
彼女と仲直りしたと書いてあった。
「いい友達を持って、ぼくらは幸せだ」とも。

何年かたって彼らは結婚した。

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ポルト・ドトゥイユの友達の家で夕食をご馳走になった。
競馬場とブローニュの森を望むちょっと高級なアパルトマン。

午後8時。
森の上に夕陽が見える。

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20年くらい前、日本で「泥の河」という映画が公開された。
小栗康平監督、宮本輝原作。

大阪のヘドロがたまった運河の船で暮らす貧しい子供の話。
あやふやな記憶をたどると、たしか最後に登場する母親は売春婦だった。

川縁で男に声をかけては船に連れ込むのは、
江戸時代から続く売春スタイルだ。

現代のパリでは、
路上売春はもっぱらブローニュの森でおこなわれている。
ゲイの売春が多いらしいが。
噂によるとAIDSのヒット率80%とも言われる超ハイリスク売春。
そんなにハイリスクだとすぐにすたれてしまいそうなものだという気もするが。

ともかく、セーヌと周辺の運河で見かける船上生活者は、
「泥の河」と対照的に、
けっこうリッチで楽しそうだ。

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