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6月1日(水)
雨。フロントのスタッフの話では今日から雨期に入ったのだという。月が変わったとたんに雨期に入るなんてできすぎのような気もするが、とにかく昨日までの日中晴れ・酷暑で夕方スコールというパターンとは明らかに違う。スコールよりは細かい雨がシャワーのように降り続く。
10:00→6:00熟睡。
朝食前、雨が少し小降りになったので、時々小雨が中、線路の向こうへジョギング40分。
フロントで、おとといから見かけていた日本人と話す。黒須昇というパリ在住16年の画家だ。一緒に朝食。荒俣宏など作家の知り合いがいるという。荒俣宏がパリに来るときにはホテルを手配してやるのだが、「帝都物語」などベストセラーを書いてからは、希望してくるホテルが急に豪華になったとのこと。
黒須氏と博物館、市場などを見て回る。
博物館はユカタンのマヤ文明を紹介しているが、イラスト入りスペイン語のパネルが多く、出土品の展示はあまり充実していない。手を使わないサッカーのような球技や、マヤ独特の頭を枠にはめて後ろに長くのばす人体改造などの解説が興味深い。
市場は黒く汚れた石造りの建物で、熱帯の蒸し暑さの中、肉類が冷蔵ケースもない石の台に広げられている。隅のステージには大きなアンプが積んであり、下手くそなラテンロックバンドがひび割れた大音量で演奏している。演奏がうるさいせいではないだろうが客はまばらだ。市場を1周して戻ってくると、肉が茶色に変色し始めていた。熱帯ではすべてがハイスピードで腐っていく。
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