マイケルのココロ--FOREVERLAND

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JAMと マイケルの信念

JAM:マイケルのメッセージソングの幅

「JAM」。
聴いた瞬間「やられた!」と思った曲。
 
マイケルのメッセージソングといえば、有名どころは
Heal The World、We Are The World、Man In The Mirror。←私ももちろん大好きです(^^
 
ただ、マイケルがマイケルたる所以は、
シェイクスピアが『ハムレット』だけでなく『真夏の夜の夢』も書いたのと
同様のところにあるような気がしています。
 
ジャンル無視のマルチな才能を武器に、
最もあり得ない形で、ひょいとメッセージをひそませてしまう。
★この歌詞でこの曲、という発想をできる人間が、何人いるでしょう?

Black or White同様、この歌も、人間臭い体温を強烈に発散しつつ、
行きつくところは啓蒙書並みのポジティヴシンキングだったりします。
 
しかもそのメッセージを、こんなに抵抗しがたいリズムとメロディと歌声と映像で、
スマッシュできる人間
は、マイケル以外に見たことがありません。
 
★この歌詞。世界に警鐘を鳴らしつつ、自己に精神を集中する。

こんな、Super Zenみたいな境地、もっと辛気臭い顔をして、
ギターかき鳴らしながらグループが歌っているなら、驚かない。
 
でも、これは違う。
 
この歌詞なのに、このアグレッシブなまでの前のめりさは、何?!
 
抗いがたいビートは、怒涛のように気持ちを急き立て、歌詞の理屈っぽさを自ら押し流す。
ホーンは、ゴールドの響きをもって、あらゆる和音を「断言」する。
体が動き出す。
 
★この歌詞。世界に憤怒しつつ、自分はブレナイ、と胸をチリチリと焦がす。
 
もっと懐疑的に、攻撃的に、ラップだけでも驚かない。
なのに、このメロディー。ツヤ感。
英語など分からなくても、耳について離れない、口をついて溢れ出る。

明日はないと思って、今を生き切れ!

JAMの歌詞はとっても興味深く、奥が深いですね。なのに説教臭さは微塵もナシ。
初めて聞いた時には、頭をスコーンッと殴られた気がしました。

全文 気に入っているのですが、本日、敢えて注目したのはコチラ
 
「JAM」歌詞:We must live each day like it’s the last.
(毎日を、これが最後と思って生きなくちゃならないんだ)
 
これは、マイケルの人生哲学、信念でしたね。
 
自伝『Moonwalk』p256でもこのように述べています。
In the end, the most important thing is to be true to yourself
and those you love and work hard. I mean, work like there’s no tomorrow.
Train. Strive. I mean, really train and cultivate your talent
to the highest degree.

結局、何よりも大切なのは、自分自身に対して正直であること、愛する人達に対して正直であること、そして、懸命に働くことだと思います。明日などないつもりで、仕事に全精力を傾け、自分を磨き、奮闘すべきだと、思っているのです。極限まで、自分の才能を鍛え抜き、伸ばしていくことです。
 
母キャサリンも、マイケルの70年代後半(10代後半から20代初め)について、
こんなふうに回想しています。
ラトーヤとジャネットと私が、ある日マイケルから頂戴したお小言
一生忘れないでしょう。
 
私達は、たまたまTVの前でくつろいでいるところを、彼に見つかったのです

「みんな、貴重な時間を、ただ無駄にしてしまってるって、分かってる??」
マイケルはお説教を垂れたのです。
「立って、何かしたらどう!?歌の1曲も書いてごらんよ!僕なんか、
何かできるって分かっている時に、ただ座っていたりしたら、罪悪感を感じちゃうよ!」
(彼は当時、映画THE WIZ撮影、DESTINYアルバム制作、OFF THE WALLアルバム制作などで
超多忙でした。、、、にしても、、、3人とも、ハトが豆鉄砲状態だったでしょうね(^^;、、、)
 
彼のこの信念は、彼の生来のクリエイティヴな気質にも由来するでしょう。
また、幼少期からの両親の教えの影響も大きい と思います
(ジャネットは、やるなら一番になれ、と教えたのは母キャサリンだったと回答している)

ですが、そこに強固な理論的バックボーンを加えたのは、
マイケルの愛読書『The Greatest Salesman In The World』ではないか と思います。
 
これは、世界一の商人になりたいと願う一介のラクダひきの少年がが、
成功者になるための精神の在り方の秘密を、十巻の巻物の中に見つけて大富豪となり、
やがてその秘訣を次の代に引き継ぐ、という物語形式の啓蒙書

巻物は1巻に1つ、成功のための鉄則と、それを裏付ける理由が述べられています。
主人公は、疑いや怠惰といった、精神上の障害を乗り越えるため
まず巻物の1巻目を、1日3回、30日間読み続けます。
それが終わったら、2巻目を、1日3回、30日読む。それが終わったら、3巻目を、、、。
こうして10巻目を読み終える頃には
主人公は「憎んだり疑ったり怠けたり」という悪い習慣を脱して
「愛し、確信し、行動する」
という良い精神習慣
を身につける、、、というもの。
 
この巻物の5巻目のメインテーマが、実は
I will live this day as if it is my last. 今日という日を、最後の日だと思って、生きます」。
ちなみに2巻目は、マイケルが書き置きして有名になった「愛を武器に」です
簡単に抜粋すると、こんな感じ↓
私は、今日という日が、最後の日だと思って、生きます。、、、
一瞬たりとも、昨日の不運、、、を悲しんで無駄に過ごしたりはしません。
悪いもののために、良いものを投げ打つ理由など、ないからです。、、、
それと同時に、明日のことも考えません。
「もしかしたらそうなる」ことのために、「今」を投げ打つ理由など、ないからです。、、、
 
私は、今日という日が、最後の日だと思って、生きます。
時間を無為に過ごすことを、断固、拒みます。
ぐずぐずしたくなったら、行動によってそれを打ち破ります。
疑いは、信念の下にうずめてしまいます。恐れは、自信によって打ち砕きます。、、、

私は、今日という日が、最後の日だと思って、生きます。
今日すべきことは今日のうちに果たします。
 
私は今日、子供達がまだ小さいうちに、優しくなでてやります
明日には、彼らはもういなくなり、私もいなくなっているでしょうから
 
私は今日、愛する人を抱きしめて、甘いキスを浴びせます。
明日には、彼女はもういないでしょうし、私もそうでしょうから。
 
私は今日、困っている友を助けます
明日には、彼はもはや助けを求めることもなく、
私も彼の求めを耳にすることはないでしょうから
 
私は今日、自分を犠牲にして仕事に精を出します。
明日には、私には何も与えるものがないでしょうし、
それを受け取る人もいないでしょうから

私は、今日という日が、最後の日だと思って、生きます。、、、
今日を、自分の人生で最高の日にします。、、、
かつてないほど仕事に精を出し、筋肉が悲鳴を上げるまで挑戦し、
そしてさらに続けます。、、、
 
そして、もしこれが最後の日でない、ということになったら、跪いて感謝を捧げます。
これを読むと、自分が苦境にあっても、チャリティの手を休めなかったマイケルの思いが、
鮮やかに蘇るような気がします。

「明日では手遅れの命がある。明日ではなくて今、助けて、笑わせなければ!」と信じた
マイケルのお陰で、とりとめた命がある。彼のお陰で微笑みながら去った命がある、、、。
人間の評価は時代により移り変わりますが、この事実は、動かしがたいものですね。
 
明日はないかのように精一杯生き切ったマイケル。
「こうなっていたらよかったのにね」と思うことはあっても、
「これをやっておいたらよかった」というふうに「やり残した」ことは
あまりなかったのかもしれません。
(映画はもっと撮れる状況だったらよかったと思いますが)
 

矛盾したお説教(^^*

本題からそれますが、、、マイケルのお説教、じかに聞いてみたかった気がします(笑)。
THIS IS IT特典映像でも、ダンサーや音楽監督は皆、マイケルから
人生、踊り、音楽、あらゆることについて教えてもらった、と懐かしげに回顧していましたね。

あの頃には、お説教も円熟の域に達していたはず。
内容もさることながら、人生を豊かにする宝を、愛する後輩に伝えようとする
彼の真心からの姿勢そのものが、とても魅力的だったのではないか、、、という気がするのです。
しみじみ、、、。
 
でも、彼の「お説教」、歌を通してなら、今でも聞くことができますね♪
JAMやHISTORYを聴くといつも、「そうだ、自分も持てる力を精一杯高めなくっちゃ」と
思いを新たにします。
 
でもねぇ、、、正直言うと、能力開発そっちのけで、聴きほれちゃうんだけど。
それぞれの人が、各自の持ち場で頑張らなくちゃいけない、って言っているのに、
マイケル、皆の心を引き付けすぎ!ウ〜ン、これって、矛盾してないかなぁ、マイケル(^^*
 
(それはお主の修行が足らんのじゃ〜......天の声)
 

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SHUNさん。まったく同感です。BLACK OR ‥を聞いた時がまさにそう
でしたよ。メロデイーが耳に残り、テンポのよさ、PVのマイケルのダンスの華麗さに印象づけられて知らない間に口ずさんでいたり。で、歌詞の内容を後で知ってみると「こんなに強いメッセージだったんだ!」と驚かされたり。マイケルって入り口が広く、しかも奥行きは広いなあと思わずにはいられない人ですね。シャイで可愛いい一面を持ちながら、守るべきものを守る時の強さ、一環していた信念、そして決して手を差し伸べることを忘れなかった心、ぶれない人間性が歌に現れていますよね。だからこそ人を惹きつけ、尊敬されるのでしょうね。ママのマイケルお小言記事、あのSMILEを浮かべながら言われたのでしょうかね。マイケルは、特にママの教え、生き方の影響が大きかったようですから、ほんとに「やられた!」って感じだったでしょう。マイケルは、自分の使命はやり尽くした、尽くそうと努力していたと思います。子供たちにもたくさんの教えを残していますよね。 削除

2010/3/24(水) 午前 4:18 [ kao ] 返信する

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続きでごめんなさい。3人の子供たちには、子供たちにはもっと教えたいこと、伝えたいことあっただろうとも思うのですが、マイケルの歌を聴いていると、残した曲にマイケルの伝えたいことは、全部残っている、きっと人生にまよったら彼らもどうしたらいい?」とマイケルに心で聞くんでは?その時、きっとマイケルの曲も聞くのでは?と
「ダデイの言いたいことは、これだよ」とばかりに語る以上のものを感じるし、マイケルが心から愛し、大切に育てた子供たちならきっと感じる心もマイケルから受け継いでいるかとも思うのです。勿論、私たちに伝え続けてくれていますよね。 削除

2010/3/24(水) 午前 4:34 [ kao ] 返信する

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shunさん こんばんは☆
今日のコメントは、唐突な感じで始まります〜☆
『Off The Wall』=実質的な初ソロアルバムで嬉しさ一杯〜♪
そして・・・、『Thriller』<『Bad』<『Dangerous』<『HIStory』>『Invincible』と、自分の周辺や身の上に振りかかってきた雑音・ゴタゴタを歌詞へ反映。。。
こうした中でこの「JAM」(「Keep The Faith」も同様)なんですが、世界中の皆に向かっての応援メッセージみたいな歌詞ですが、わたしにはどうにもマイケルが自分の中のもう一人の自分(ステージ上の自信に満ちたマイケルから、実生活でのマイケル)へ、訴えかけているようにも思えるんです。
『Thriller』以降、自分自身が作った記録的な数字の壁を常に乗り越えなくては!のプレッシャーと戦い、時には押し潰されそうになったり、身近な人からの様々なことで揉みくちゃにされながらも、初心の夢や希望を思い起こして自分を奮い立たせよう!と。。。そこを含みつつ、広義的にしている感じがします。
※続く

2010/3/24(水) 午後 9:16 [ nonpy23 ] 返信する

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※続き
それと(意味合いは少し異なりますが)マイケル自身の曲ではないけど、「Man In The Mirror」の歌詞に出会ったとき、マイケル自身が自分に対していちばんに感じたんじゃないかしら?とかも思います。(それによって「Heal The World基金」を具体的に考えたのかなぁ?とか・・・)
巻物5巻目のメインテーマに通じる歌詞ですが、『Bad』内「Speed Demon」にも" Gonna live each day and hour like For me there's no tomorrow"とありますネ〜♪
周りの人間から、「そんなに頑張り過ぎなくてもいいんじゃない?」とか言われる度にこんな風に言いまくってたのかしら?
並みの人間だと「そうよね〜、頑張り過ぎもよくないかしら?」と流されがちなところが、マイケルだけはそこが大きく違ってましたネ☆
なんてったって、ヘコタレナイ!!!

2010/3/24(水) 午後 9:18 [ nonpy23 ] 返信する

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こんにちは。「JAM」もわりと好きな曲のはずなのに、歌詞のこの部分には気づかなかった! 本当に、明日は何があるか分からないから。“In the promise of another tomorrow”新しい明日に期待したいけど、思わぬ不幸な出来事に見舞われる人もたくさんいる。
これって、マイケル・ジョーダンと“MJ対決”をする華やかなPVとか、コンサート・ツアーのオープニング向きだとか、そちらの方面ばかりに目がいってしまうけど、それだけではダメですね。「This Is It」のプログラムで第2曲に配置されたのも、この歌詞があると分かれば、一層納得できるような感じがします。

“Nation to nation, All the world must get together … ”マイケルの歌詞は、物事を地球規模でとらえていた。でも1990年代前半は、時代がマイケルについていけなかった。(陳腐なコメントしか書けなくてすみません)

2010/3/24(水) 午後 9:30 [ SC ] 返信する

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kaoさん
「マイケルって入り口が広く、しかも奥行きは広いなあと思わずにはいられない人ですね。」
うわ〜、その通りですね!知らない人にきいてもらうと、これも、これも、これも、マイケル?おんなじ人?しかも歌ってるだけじゃなくて作詞作曲も?とビックリされます(笑)。そして「どんな人なんだろ?」と思いだすと、奥が深い深い、、、(^^;
続きの部分も、全部同感でございます。。。「マイケルが心から愛し、大切に育てた子供たちならきっと感じる心もマイケルから受け継いでいるかとも思うのです。」心からそう願っています、、、。あの年齢で、父親を突然失った子供が、「僕達はこれからも父のメッセージを広め、世の中の役に立ちたいと思っています。」と他人を視野にいれたスピーチをできたのは、もちろん大人の助力があってのことでしょうが、やはりマイケルの日頃の姿勢あってこそかと思いました、、、。

2010/3/24(水) 午後 9:52 [ shu*sho*ata*se*kin ] 返信する

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nonpy23さん
「プレッシャーと戦い、時には押し潰されそうになったり、身近な人からの様々なことで揉みくちゃにされながらも、初心の夢や希望を思い起こして自分を奮い立たせよう!と。。。そこを含みつつ、広義的にしている感じがします。」
納得です。マイケルはいつも、歓喜したり傷ついたり考えたり、と極限まで体験を掘り下げていましたね。一方で、広く知恵を受け入れ、学ぶ知性と、煮えたぎる闘志さえも持ち合わせていたと思います。どれ一つとっても稀有なこれらをかみ合わせるために、今はこの自分があちらの自分を励ます、今度はあちらの自分がこちらの自分を助ける、、、というふうに、全体として調和をとっていたのかもしれない、、、という気も、、、?
Speed Demon、おっしゃるとおりですね!実は私、あんなにワクワクな曲なのに、あの「生き急ぐ」感じの歌詞が辛くて、昨年しばらくきけなくなっていたのですが、最近大丈夫になってきました、、、。

2010/3/24(水) 午後 10:15 [ shu*sho*ata*se*kin ] 返信する

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coraさん
「マイケルの歌詞は、物事を地球規模でとらえていた。でも1990年代前半は、時代がマイケルについていけなかった。」
おっしゃる通りと思いました。音楽性も、世界観も、いつも時代に先んじた人、、、というか、「時代とかけはなれた存在」だったような気がします。古風な、昔堅気な礼儀や愛情表現の一方で、最高の品質を追求した結果は最先端の技術に行きつく、、、古いとか新しいとかに関係なく、単に「マイケルジャクソン基準で最高のもの」を、ためらいなくピックアップしてしまう、そんな、自由な目、自分で判断する目、子供の目、天才の目を持っていたのかもしれませんね。

2010/3/24(水) 午後 10:22 [ shu*sho*ata*se*kin ] 返信する

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>★この歌詞。世界に警鐘を鳴らしつつ、自己に精神を集中する
>★この歌詞。世界に憤怒しつつ、自分はブレナイ、と胸をチリチリと焦がす。
Shunさんの考察があまりにも、かっこ良くて、まさに「JAM」!読みながらワクワク、ウットリしてしまいました(^^)v そうです、英語がダメな私でも初めて聴いた時は「この曲は一体何?!」と衝撃を受け、歌詞の内容を後で知った時は、この歌の奥深さに唸ってしまいました。つくづくマイケルは、音楽という才能を与えられた、生粋の戦士であり、メッセンジャーだったんだ、と思えてなりません。ハイテンションでハードなリズムの曲の中に、今日の日を最後と思って生きよう、というメッセージ・・・心に沁みます。考えてみれば20年近く前の時代に、こんな曲を作っていたなんて・・・、マイケル凄すぎ!
それにしても、母キャサリン達の"ハトが豆鉄砲状態"笑えます^_^;
でも、マイケルのお説教、私も聞きたかったなぁ〜(^^)
精一杯生き抜いたマイケル、きっと悔いはなかったんでしょうね。

2010/3/25(木) 午前 0:34 [ fma*u*i6 ] 返信する

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