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悪いクセ 2

去年の3月9日はドラマ「ゴタ消し」のクランクアップの日であり、
その夜にそのまま打ち上げをするので参加しませんか?というお誘いを
読売テレビの方から頂いた。
スケジュール的にも余裕があったし、何よりももしかしたらこんな事は
人生で1回だけかもしれないので、ありがたく参加させてもらう事にした。

現場に着いてしばらくすると、アシスタントプロデューサーの方から
場が落ち着いたら、原作者の僕に、他の関係者の先陣をきってスピーチをしてほしいと言われた。
会場に着いた時から、ステージみたいなのがあるから、なんとなく予想はしていたが、
気乗りしないまま「わかりました」と答えた。
その後は、何を話そうかと気が気でなく、料理もお酒も美味しく頂けなかった。

スピーチだからウケを取らなきゃ・・・。

「アイツ、描くマンガも面白くネエけど、話も面白くネエな」
などと後から陰口を叩かれるのはイヤだ・・・。
しかしプロの芸人がたくさんいる中でウケを取りにいって失敗する素人ほどかっこ悪いものはない・・・。
マンガ家なんだから「ゴタ消し」の創作秘話をした方が喜ばれるのでは?
いや、ぶっちゃけここにいる人の半分は、多分マンガのゴタ消しを読んだ事なんか無いだろう・・・
などと色々ひねくれた事を考えながら、何を話すか考えていた。

みんな、ドッカンドッカンくる笑いなんか期待していない。そんなのは後に控えてる西野さんやゴリさんが
やる事で、原作者の僕としては、映像化してくれた事への感謝とちょっとした笑いが最後にあればいい、
と結論づけて話す内容を考える事にした。
一番最悪なのは、ウケを取る事に失敗したあげく、痛い原作者がヘソを曲げない様にと一部の人に
愛想笑いをされる事・・・。
それだけは避けたいなあと思ったので、多少開き直ろうと決めた。

大体話す事は決まったが、肚が決まらないままスピーチをする時が来てしまった。
司会もしている、先ほどのアシスタントプロデューサーの方から、目配せを受けて、
はあ〜と不安のため息をしながらステージの近くまで行った時に、
「では、まずはこの人!
 この人がいなければ白井虎次郎は生まれませんでした!
 原作者の大沢俊太郎先生です!!」
と、とてもありがたい紹介をして頂いた。
しかし罰当たりな僕は心の中で「いやん、スピーチのハードルが上がっちゃう・・・」
などと思ってしまう。
しかし紹介された後、びっくりする程の歓声が上がり、
予想外のありがたい歓迎に僕は頭が真っ白になってしまった。
そしてそのままステージに上がる羽目に・・・。

頭が真っ白なままステージ中央に立った時
「あ、無理」と思ってしまった。
その後すぐに、そのまま反対側に降りたら面白いかも、と思った。
しかしもちろんそんなギャグをやる度胸など無い。
ただ、そのギャグ?を考えついた事でちょっと落ち着いた。
もっと落ち着くためにまず声を出そうと思い、
「こんばんわ、マンガ家の大沢俊太郎です。」
と挨拶をした。
その後ははっきり覚えてる訳ではないが、関係者各位に一通りお礼をのべた。

そして最後まで言うか迷ったが、締めの言葉に
「いやあ、おもしろいマンガを描いて良かったです。」とウケを取りにいった。
そしたら、最前列の西野さんが
「自分でゆっちゃったよ!」
とツッコんでくれたので、予想以上の笑いが起きた。
僕はそのままお辞儀をして降りていったが、心の中で
「西野さん、ありがとう!」と叫んでいた。

西野さんのツッコミがなければどうなっていたのか?
考えただけでも怖いが、一応スピーチは成功だと思う。

多分、大失敗をするまで僕のこの悪いクセは直らないんだろうな、と思うのである。

なお、その程度でウケを取るつもりだったのかよ、という書き込みはご遠慮下さい。

悪いクセ

目立ちたがり屋ではない。

どちらかと言うと、人に注目されるのは、緊張もするし嫌いな方である。
だから、自分から好んでスピーチや、壇上に上がってのあいさつなどは絶対にしない。
しかし頼まれたら、痛い大人丸出しにイヤだとは言わずに、なるべく引き受けるようにしている。
だから、会社員と比べるとその回数は極端に少ないだろうけど、何回か大勢を前にスピーチをした事がある。

その時に、僕の悪いクセが出る。
ウケを取らなきゃいけない、と思ってしまうのだ。

結婚式などで、長いだけで面白くも何ともないおじさんのスピーチにイラッとするのは
僕だけではないはずだ。
だから、そういうスピーチにならないようにウケを取らなければ、
などと変にマジメな僕は思ってしまうのだ。

僕は面白い性格ではないし、頭の回転も速い方ではない。
舞台度胸も無い。
だからそもそも、大勢を前に、落ち着いて笑いを取るスピーチなど出来る人間ではない。
それでも思ってしまうのだ。

スピーチってのは、ウケを取らなきゃいけない。

今までの過去のスピーチ(結婚式や新人漫画賞、出版社パーティ等々)は、そんな僕でも
なんとか狙い通りウケを取れてきた。
しかし去年の3月9日、僕にとって最大の難関が訪れたのである。

それは「ゴタ消し」のドラマの打ち上げでの、原作者としてのスピーチである。

あの時は、西野さんやゴリさんなど、吉本の芸人が最前列に位置する中で、
「おい、俺! お笑いのプロ相手に、ここでもウケを取りにいくのか?」
とギリギリまで自問しながら壇上に上がった記憶がある。

            続く

月70枚

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5月は70枚の原稿を仕上げた、と言う話は前に書いたが、
やはり大変だった。
仕事的には、20、20、30枚でそれが月の後半に4日違いくらいで締め切りが
やってくる。なのでかなり、同時進行の部分が多い。
「ゴタ消し」の連載当時から、画像のようなチェック表を使っている。
仕上げたページ数を黒く塗りつぶしていくのだ。
今回はそれが3枚。
70枚も原稿を描かなければならないと、色々考えてる暇はない。
ひたすら描いて、仕上がったら表の数字を塗りつぶしていく。
あと何枚かな、などと考えるよりひたすら描く。

しかし、僕は精神的に弱いので、すぐにあと何枚かな、などと表の黒丸を数えてしまう。
少しでもゴールに近づいてる実感が欲しいのだ。
1枚描いては塗りつぶし、黒丸を数える。
あと54枚・・・。
1枚描いて塗り、そして数える。
あと53枚。
そりゃそうだろ、さっきから1枚しか描いてないんだから!
と自分にツッコミを入れているうちは、まだ少し余裕がある方。
追い込まれてくると、とにかく枚数を減らして安心出来る様に、黒丸を増やしたくなる。
そうすると僕のような人間はだんだんセコくなる。
原稿を半分仕上げたら、半分の黒丸を塗ったりする。
さらに次に仕上げる予定のページを白丸で囲んだりする。
そのチェック表を少しでも黒くしたい一心でそんな事をしてしまう。

そうして残り5枚くらいになると安心する。
そこまで行くと、最悪そこで倒れて寝てしまっても、編集者は半日くらいは待ってくれるからだ(笑)
そうやって今までなんとか原稿を描き上げてきた。
出来る事ならもう少し計画的に、原稿を描き上げていきたいと常々思いながら。

宣伝2

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5月22日(火)発売の週間漫画サンデーに「闇狐(やみぎつね)」の前編
翌29日発売号に後編を掲載します。
良かったら読んで下さい。

宣伝

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前にも書いたが4月は58枚、5月は20日までに70枚の仕事を頂いている。
連載時は月に48枚だったので、自分としてはかなりのオーバーペースと言う事になる。
だが、週刊連載だと、月80枚くらいなので、やはりこれくらいで泣いているようじゃ
ダメだなとも思う。
しかし今は毎日、終わんないと半べそをかきながら仕事をしている。

以上がブロブを更新していない言い訳です。いつもいつもすみません。

本題ですが、5月17日発売の漫画ゴラクの「アウトロー列伝」に
短編「ディーモン」を描きおろしました。
コンビニで売ってる単行本です。
自分としては、面白いなどと思っている作品なので、機会があったら読んで下さい。
オブラートに包まれた感想も頂けたら嬉しいです。
オオサワシュンタロウ
オオサワシュンタロウ
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