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太平洋戦争中
南方戦線で日本軍は補給路を寸断されていた。制海権・制空権を失っているが故に火砲は満足に配備されず、弾薬のみならず食料や水でさえも足りない厳しい状態に陥った
アメリカ軍の陣地への攻撃は、正攻法であれば空からの爆撃、海からの艦砲射撃、陸からの砲撃であるが、そのすべてが実行不可能という状況となった
それでも、現地部隊への命令は「敵陣地を攻撃し、撃滅せよ」というものであった
そこで生まれたのがバンザイ突撃である
夜の闇の彼方から、(天皇陛下)万歳の連呼があり、一斉に白兵突撃が強行されるのである
待ち受けるアメリカ軍陣地からは銃撃の雨あられである
戦闘が終わり、夜が開ければ、そこには陣地にたどり着けなかった日本兵の死体が累々と・・・
太平洋戦争において、この万歳突撃によってアメリカ軍基地が日本軍によって破壊された。という事例は聞かない
衆議院が解散し、選挙となると国会では議員達がバンザイをする
帝国議会の時代から続く慣習と言うが、このバンザイを政治評論家の三宅氏は「民主党は勝利の前祝いとしてバンザイ。自民党はバンザイ突撃」と評したそうだが、まさに今の状況をよくあらわしている
わたしも、今の自民党はバンザイ突撃を行う直前の状態にあると思う
自民党を支持する人は麻生首相は漢字は読めないが、内政・外交に失政があったわけではないと言う
故に過度なバッシングが必要以上に政権へのダメージを与えたのだと言う
実際、マスコミは政権与党に対しては猛烈なバッシングをするが、民主党に関してはかなり甘い
前代表の小沢氏の金がらみの話にしても、現代表の鳩山氏の故人献金にしても、これが与党代表であれば猛烈な追求を受けて当然のスキャンダルであった
だが、最も問題なのはそこではない
自民党であることが最大の問題となっている
官僚が天下り機関を増設・拡張し、不必要な経費を上積みしてきたことを止められなかった自民党政治
新産業育成に障害を設けるばかりで、育成に必要な環境をつくらなかったことにより旧来産業の発展にしかすがれなくなっている現在の経済構造を作ってきた自民党政治
将来のことを十分に考えて、状況が変わり次第修正していくのが後手後手に回り、いびつな形になっている社会保障制度(医療や年金)
そういったモロモロのたまりにたまった全てのうっぷんが、自民党政治の延長に対して逆風となっている
麻生政権がいいか悪いかではない。自民党政権が続くのがいいと思うのか悪いと思うのか。ポイントはまさにここにある
そして、民主党はまさにこのポイントのみで勝利を得ようとしている
彼らの最大のウリが「非自民党」という一点なのである
民主党の政権公約が良いとは思わない
鳩山代表に期待は全く出来ない
しかし、自民党の政権が続くのが良いとは思えない
このまま選挙に突入すれば
自民党の立候補者達はバンザイ突撃を敢行し、その多くが落選し、
民主党が政権をとるようになるだろう
いっそのこと、自民党から改革派を主張する人たちが新党でも立ち上げて分裂した方が、バンザイ突撃をせずに済むように思うのだが(^_^;)
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