フィレンツェの空の下で

フィレンツェ在住のイタリア政府公認ツアーガイド・ソムリエのトスカーナ便りです♪

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10月のワイナリー

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9月末にぶどうの収穫が始まると、ワイナリーはにわかに忙しくなる。

イメージ 2ぶどうの収穫の時期にぶつかると、ワイナリー訪問中も次々とぶどうを積んだトラクターが到着する。

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収穫されたぶどうは、除梗破砕機と呼ばれる機械に入れられる。左は、空の状態。右は、トラクターがやってきて満載されたぶどうを機械に空けた瞬間。

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この機械は、文字通り、除梗と破砕を担う。枝ごと詰まれたぶどうの房から、果梗と果実を分ける。機械の口から、プップップッと吐き捨てられる果梗は、まるで人が食べた後のようにほとんどそのままの形で取り出される。あっという間に、山のように吐き出された果梗は、畑に捨てられ土へ帰る。皮と種を含んだ果汁は、軽くつぶされて赤いチューブで発酵を行うためのステンレスタンクへ送られる。

イメージ 5発酵が行われるステンレスのタンク。各タンクには、キアンティクラシコという名前と、トレードマークの黒い雄鶏、そしてタンク容量が示されている。キアンティクラシコワインにならないワインの発酵タンクには、タンク容量のみが書かれる。

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赤ワインに欠かせない要素である皮と種は、発酵の際に発生する炭酸ガスによりタンク上部に浮いてくる。皮と種を果汁全体に行き渡らせるため、チューブでタンク下部からタンク上部へ果汁を移し、自然に全体が混ざるようにする。この作業は、一日に数回行われる。右はタンク内部。

イメージ 7果汁中に皮と種の成分が十分に抽出されたら、皮と種は取り除かれる。

イメージ 8取り除かれた皮と種をこの機械に入れ、皮と種に残った果汁を絞り出す。ぐるぐるまわる円筒部の下から、搾りだした残留果汁がぽたぽたと落ちる。ときどき円筒部の穴から果汁がシャワーのように飛び散るので、横を通るのには注意が必要!

イメージ 9果汁がぶどうから搾られると、エノロゴと呼ばれるワイン醸造家(調合師)により糖分の度合いなどのチェックが行われる。

イメージ 10第一、第二発酵が終われば樽へ。樽、瓶で貯蔵して、私たちを楽しませてくれるワインが出来上がる。このワインを楽しむのは再来年までの辛抱だ。

実際のワイン造りを間近に感じられる10月のワイナリーは、おもしろい。




閉じる コメント(2)

お久しぶりです!ブドウ畑からワインの瓶に詰められるまでのワインの生い立ち。。写真付きでとても分かりやすい説明でした!!

2009/10/18(日) 午前 7:15 [ アルテムジカ ]

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アルテムジカさん!お久しぶりです。寒くなってきましたが、食欲の秋、ワインも再び美味しく感じますね。またお会いしましょう!

2009/11/5(木) 午後 11:55 siamofeliciecontenti


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