フィレンツェの空の下で

フィレンツェ在住のイタリア政府公認ツアーガイド・ソムリエのトスカーナ便りです♪

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1716年9月24日、メディチ家コジモ3世が、フィレンツェとシエナにまたがる約70,000ヘクタールの土地を、キアンティ地区と呼ぶ美味しいワインの生産地として制定してから300年。2016年はキアンティクラシコにとって、記念すべき年である。

先日開催されたアンテプリマ(新作試飲会)にて、試飲ワインが371本あった中、気になったワイナリーをピックアップしてご紹介致します。

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しっかりとしたタンニンと酸が特徴のグレーヴェ・イン・キアンティ地区

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ヴィッラ・カルチナイア
土着品種にこだわるとってもエレガントな伯爵のワイナリー。生産するキアンティクラシコはすべてサンジョヴェーゼ100%。ロゼはカナイオーロ100%、ビオワイン。これが華やかで優しい味わい。トスカーナではサンジョヴェーゼで造るロゼが多いが、サンジョヴェーゼはロゼには向いていない気がする。夏用の赤といった感じ。なので、フローラルなカナイオーロをロゼにしたのは正解だろう。

ミネラルが利いた土地パンザーノ・イン・キアンティ地区

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フォントディ
「金の器」と呼ばれる土地のほとんどを所有するフォントディ。サンジョヴェーゼのフルーティさの後にくるミネラル感がたまりません。
サンジョヴェーゼ100%、ビオワイン

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レンツォ・マリナーリ
こちらも「金の器」と呼ばれる土地に畑がある。
キアンティクラシコ:サンジョヴェーゼ90%+カヴェルネ・ソーヴィニオン10%、ビオワイン。
グランセレツィオーネ:サンジョヴェーゼ100%、ビオワイン

写真はオーナーのレンツォ氏だが、ワインもレンツォ氏に似て、骨太エレガントな大人をイメージさせる。

タンニン・酸が若干柔らかめのサン・カッシャーノ・ヴァルデルザ地区

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アンティノーリ
数年前までは、「バリック利きすぎ」で「濃い」ワインという印象だったが、昨年ぐらいから樽香が柔らかくなり、フルーティなサンジョヴェーゼのよさを前面に打ち出したワインへと変わり、高感度アップ。ペッポリはメルローシラーでさらに柔らかに。
キアンティクラシコ・ペッポリ:サンジョヴェーゼ90%、メルロー・シラー10%
リゼルヴァ:サンジョヴェーゼ90%、カヴェルネ10%
グラン・セレツィオーネ:サンジョヴェーゼ100%

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ラ・サーラ
日本では高島屋のみが取り扱うワイン。こちらもバリック使いの濃い味のアメリカ志向のワインであったが、オーナーが変わり、2013年キアンティクラシコは大樽で熟成。そのためか、従来のエネルギッシュさにエレガントさが加わった。スーパートスカーナも、メルロー・カヴェルネなので飲みやすく、みんなで集まってわいわい楽しめる温かみのあるワイン。
ラ・サーラとは8年来のお付き合いだが、今年のキアンティクラシコはかつてない良さ。写真は、とっても気のいい頑張り屋の醸造担当のオヴィディオくん。
キアンティクラシコ:サンジョヴェーゼ85%、カヴェルネ・ソーヴィニオン15%
リゼルヴァ:サンジョヴェーゼ85%、カヴェルネ・ソーヴィニオン15%
カンポ・アル・アルベロ(スーパートスカーナ):メルロー50%、カヴェルネ50%

バルベリーノ・ヴァルデルザ地区
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イゾラ・エ・オレーナ
最高にエレガント、変わらずの高品質。私なんぞが、何をコメントする必要がありましょうか・・・。
キアンティクラシコ:サンジョヴェーゼ80%、カナイオーロ15%、シラー5%
チェッパレッロ(スーパートスカーナ):サンジョベーゼ100%

もっともキアンティクラシコらしい地区ラッダ・イン・キアンティ地区

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カパルサ
深い。これぞ、上質のキアンティクラシコ。上質といっても、決してスノッブじゃないというか、オーナーの地元愛が沁みんだワイン。

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カステッロ・ダルボラ
カステッロ・ダルボラのキアンティクラシコは、基本に忠実に造ることに心がけているということだが、今年のダルボラはすごい!カラメルような甘みがふわりと口に広がり、柔らかなタンニンと酸で、ロッソ・ディ・モンタルチーノのよう。ベースのキアンティクラシコは大樽で熟成なので、カラメル感は樽からではなく、粘土質の土壌からか。印象的であった。
キアンティクラシコ:サンジョヴェーゼ95%、その他5%
リゼルヴァ、グラン・セレツィオーネ:サンジョヴェーゼ100%
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カステッロ・ダルボラのエノロゴのアレッサンドロ・ガッロ氏と。いつお会いしても、さわやかで素敵な紳士です。




エレガントさが際立つガイオーレ・イン・キアンティ地区

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イル・パラッツィーノ
トスカーナ人が造る人情のあるワイナリーを探していたところ、たまたま友人の親戚ということで紹介してもらったワイナリーだが、これが実は大変すばらしく、私の希望にぴったりのワイナリーで、大感激。知る人ぞ知る、通のワインではなかろうか。
キアンティクラシコでサンジョヴェーゼを100%使用することを信じ、それが成功した一例。

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バディア・ア・コルティボォーノ
今年もここが、私の中で1,2位を誇る美味しさであった。キアンティクラシコのいちごを前面に押し出したフルーティーさ。ほかにない味わいであった。
キアンティクラシコ:サンジョヴェーゼ90%、カナイオーロ4%、チリエジョーロ3%、コロリーノ3%、ビオワイン
リゼルヴァ:サンジョヴェーゼ90%、カナイオーロ4%、チリエジョーロ3%、コロリーノ3%、ビオワイン

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カステッロ・ディ・アマ
エレガントでいいワインですよね。でも私はそんなに好みじゃないんだな・・・。
キアンティクラシコ:サンジョヴェーゼ96%、メルロー4%
ハイク:サンジョヴェーゼ50%、メルロー25%、マルヴァジア・ネラ25%

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カステッロ・ディ・カッキアーノ
かっこいいワイン。すらっとした紳士って感じで、相変わらず惚れる〜
キアンティクラシコ:サンジョヴェーゼ95%、カナイオーロ3%、マルヴァジア・ネラ1%、コロリーノ1%

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サン・ジュスト・ア・レンテンナーノ
バディア・ア・コルティボォーノと(私の中で)首位を争うのが、ここ。バディアはフルーティな愛くるしさがあるけれど、こちらは香草とかフルーティとかなんとかで複雑なこと!お見事!
キアンティクラシコ:サンジョヴェーゼ95%、カナイオーロ5%


キアンティクラシコで一番小さい地区ポッジボンジ地区

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ファットリア・レ・フォンティ
たくさん試飲できるわけではないので、なかなか新しいワイナリーを知ることができないけれど、今年は是非試してみたいと思っていたワイナリーのひとつ。一言で言うと、とても面白い!若々しくって、力があって、とてもユニーク。訪問してみたいワイナリーである。
キアンティクラシコ:サンジョヴェーゼ100%
リゼルヴァ:サンジョヴェーゼ100%



キアンティクラシコ地区はフィレンツェに近い地区は食事を必要とするタンニンが強い味わいだが、シエナへ向かうにしたがってタンニンから酸の強さへ移るような気がする。などと、いろいろと表現してはみるのだが、キアンティクラシコと名乗るボトルを生産するワイナリーは376軒あるのだから、こんなに簡単に言い切れるものではないのだが、まぁ、ワイン好きの素人の戯言です・・・。


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(モンテラポーニ、ソラティオーネ、サン・ファビアーノ・カルチナイア、カステッロ・ディ・モンサント、カルピネート、ポッジョスカレッテ、モンテフィオラッレ、カステッリヌッツァ・エ・ピュカ、レ・チンチョーレ、イル・モリーノ・ディ・グラーチェ)モンテラポーニはゆっくり試飲したかったが、私、ここのオーナー苦手で。変に緊張して味がわからんかったわ・・・。

サンジョヴェーゼの良さを生かした伝統を大切にという姿勢が広がってきているようなキアンティクラシコ地区。サンジョヴェーゼ好きにとっては、とても嬉しいことである。







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