ここから本文です
フィレンツェの空の下で
フィレンツェ在住のイタリア政府公認ツアーガイド・ソムリエのトスカーナ便りです♪

書庫全体表示

イメージ 16
ピエロ・デッラ・フランチェスカ像 
1875年 アンジェロ・トリッカ作 
サンセポルクロ市立美術館所蔵


ピエロ・デッラ・フランチェスカを求めて、サンセポルロを訪れた。。アペニン山脈の麓、テヴェレ渓谷にあるサンセポロクロは、ルネッサンス期の画家ピエロ・デッラ・フランチェスカが生まれ暮らし、永眠した地である。

イメージ 1

昨年、ヴァーチャル美術館としてオープンしたピエロの生家。

館内には、はっきり言ってこれといったものはない。ちょっとした映像を壁に投影して見せてくれるという仕掛けは面白いが、まぁ・・・・ね。レオナルド・ダ・ヴィンチの生家よりはいいかな。しかし、ここを訪れる価値は、内部の展示ではなく、実際にピエロ・デッラ・フランチェスカがこの家で生まれ、ここを拠点にトスカーナ、マルケ、ウンブリア、ローマで仕事をし、ここで亡くなったという事実があるから。感慨深いものがある。

サンセポルクロはトスカーナ州、マルケ州、ウンブリア州の境に位置することを考えると、なるほど、拠点にするには便利かも。

イメージ 2

内部は空だが、幾つかの展示品が置かれている。割と広い家だ。2階にあるピエロ・デッラ・フランチェスカの作品をもとにミラノのジュエリー作家が作った装飾品の展示は面白かった。

イメージ 9

2階の窓からはサンセポルクロの素晴らしい眺めが堪能できる。ピエロもこれに似た風景を見ていたのかな。

イメージ 17

アレッツォの聖十字架伝説の背景に見える塔は、ピエロの家から見た塔だろうか。

ピエロ・デッラ・フランチェスカ生家
開館時間:10時から12時30分、15時から17時30分

イメージ 3

サンセポロクロ市立美術館入り口。ここには、ピエロの2作品が所蔵されている。

イメージ 4

慈悲の聖母
1445年〜1462年
ピエロ・デッラ・フランチェスカ

23枚のパネルからなる祭壇画は、慈悲の信者会から依頼を受けた作品である。

イメージ 5

神の御母よ、わたしたちはご保護を仰ぎます。
いつ、どこでもわたしたちの祈りを聞き入れ、
御助けをもってすべての危険から守ってください。

慈悲の聖母は、聖母マリアへの一番古い祈りをもとに描かれたモチーフである。私はキリスト教徒ではないが、この絵を見ていると、静謐な表情の聖母が広げるマントに下にそっと入っていきたい気分になってくる。

イメージ 7

キリスト復活
1460年
ピエロ・デッラ・フランチェスカ

サンセポルクロ市のために描かれたフレスコ画で、この町を代表する作品。現在の市の紋章にもなっている。現在、修復中である。それでも、全体的にとはいかないが鑑賞できることは、できる。

イメージ 18

こーんな感じで階段が設けられ、修復作業が行われる。下半分しか見えない???

イメージ 6

そんなことはありません。横からですが、キリストが見えます。

迫力満点の絵だから、正面からババーン!と見たいところだが、修復なので致し方ない。

イメージ 19

ニッコロ・ダ・セーニョ(1348年)これが原点!100年違うと、こうも違うのか。でも、こんなプリミティヴな感じも可愛くって好き♪

イメージ 8

市立美術館は、ピエロ以外の作品も面白い。ピエロの絵に対する思考とは全く異なる、次世代の画家ポントルモも1点あり。興味深い比較ができる。ここにもデッラ・ロッビアが。大好き!

イメージ 10

羊飼いの膝が破けてたり、犬が天使に振り向いている感じとか、なかなかリアル。

イメージ 11

デューラーの『メランコニア』の版画。デューラーもピエロと同じく、数学的な美を追求するのだが、それを実は方向性の違うであろうポントルモが真似したって、なんか不思議。ポントルモって何を考えてたんやろ・・・。

イメージ 12

これは教会の扉に掘られた死者。(地獄の使者?)いいねぇ。

サンセポルクロ、楽しめます!

サンセポルクロ市立美術館
9月16日から6月9日まで 10時から13時、14時30分から18時
6月10日から9月16日まで 10時から13時30分、14時30分から19時
休館日:12月25日、1月1日
チケット代:10ユーロ
割引チケット:
(65歳以上は、8,5ユーロ、11歳から18歳は4ユーロ、10歳以下は無料)






ブログランキングに参加しています。
よろしければ、応援クリックお願いいたします。
イメージ 13

イメージ 14






この記事に

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
  • 名前
  • パスワード
  • ブログ

開くトラックバック(0)

本文はここまでですこのページの先頭へ
みんなの更新記事