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書庫ボノ インタヴューズ

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プリンス(p227)

プリンスを見ろよ。二十世紀の作曲家の中で最もお気に入りの一人なんだ。本当に彼の才能を信じている。でも、プリンスには編集者が必要だ。口論は必要だよ。スタジオの中でプリンスにファック・オフ!と言える人がね。「わかりますか? ここには素晴らしい六曲とかなり平凡な四曲があります。申し訳ありませんが、あなたの天賦の才能も今日はあまり冴えないようですね」と。彼にそんな存在はいるかい? 絶対にいないね。(227ページ)


こう言い切ってしまえるのが、ボノさん。
プリンスのことは、U2のメンバーも、かなり意識してるようですが、プリンスもU2のことは、かなり気にかけてるっぽいですね。「あいつら(U2)は俺の作った曲をすぐマネしたがる」みたいな言葉を昔、ロッキング・オンの記事に載ってたのを見たことがあります(笑)

そういえば、プリンスの新曲に、U2の「I Will Follow」に似た曲があったそうですが(「Guitar」でしたっけ?)、それはやられたらやり返すということなのでしょうか?(笑)

大主教(p395)

最初は気を遣って丁寧に彼と話をしていた。大主教は人びとから「アーチ」と呼ばれているから、僕が「アーチ(弓形)様、こちらはエッジ(端)です」って言ったらね、ずっと笑っていたんだよ。広い心と優れた頭脳を持った笑顔の人だったんだ。それから僕が「こんなことをしていたらお忙しいでしょう。祈りと瞑想の時間はちゃんとありますか?」と訊ねた。すると彼は僕を見据えると「何をおっしゃる。祈りと瞑想なしで、我々がこういうことをできると思いますか」と言われた。
何だか僕自身の生き方を叱責されてるような気がしてきたよ。ずっと忙しくして、やることだらけの生き方をね。あの頃の僕は、内省や祈り、瞑想を自分でしたいと思っていたほどできていなかった。僕は修道士ではないけど、時には静寂の中で過ごしたいと思っている。でも、そうしてこなかった。それをぴしゃりと言われたような気がしたんだ。(395ページ)


最近の自分は、まさに「やることだらけの生き方」だなあと。
静寂の中で「U2 BY U2」が読みたいです〜。

ハウイーB(p284)

(歌って)「いつ再び君に会えるかな? ディディディディ……/いつ大事な時間を共有できるかな?」。喪失についての歌だ。あの曲(天使のささやき/When Will I See You Again)を聴いたら君も涙を流すかもしれないよ。とても奇妙ないきさつがある。
一九九七年八月にポップマート・ツアーで僕らはニュルンベルグで演奏した。あそこにある会場はヒトラーが彼の将軍たちとともに埋葬されることになっていた場所でね。区画整理されていて、スタジアム、ツェッペリンフィールドがあり、そこは第三帝国と関係がある。(建築家でナチスの政治家でもあった)アルベルト・シュペーアが設計した建物だ。だから、僕らがそこで演奏することに幾らかの論議もあった。こう思ったのを覚えている。「いや、僕らは建物なんか絶対に恐れるべきじゃない。もし人びとがそんなに恐れるなら、そんなものピンクに塗るか何かしてやれ」とね。親友のハウイーBがDJをやっていた。彼はU2をプロデュースして、僕らと一緒にツアーもしていたからね。ただ、彼はユダヤ人だから、あそこでDJすることにとても神経質になっていた。彼は言ったよ。「やりたいのかどうか、気持ちがはっきりしないんだ」と。でも、僕は言ってあげた。「やりたくないなら、やらなくてもいいよ」。すると、彼はステージから出ていって、自分のセットをスリー・ディグリーズの<天使のささやき>から始めたんだ。あの陽気なジャズマンが頬に涙を流しているのを見るのは、ただただ驚くべきことだったね。悲劇から何十年も経ったその場所で、亡くなった人たちの存在を感じながら、自分の祖先たちを追悼しているんだ。僕はこの曲が、実際に悪魔を追い払っているのを感じたよ。
(ため息をついて)だからさ、こういったことは絶対に大きすぎる尺度で考えるべきじゃないと思う。こういった人たちには家族がいて、誰かの姉妹、兄弟、おじさんなんだ。(284ページ)


「ボノ インタヴューズ」の中で、もっとも心を動かされた箇所。
だから長文でも許して(笑)

バルテュス(p440)

八十五歳の誕生日に招いてくれて、僕が家に着いたときには、友人と家族でいっぱいだった。有名な顔もいれば、地元の人たちもいたし、君らの一部が「貴腐」(笑)と呼ぶような連中もいたよ。昔からのヨーロッパの名家の人たちだ。すごく興味深かったね。そこにいることを名誉に感じたよ。セツコがこれは仮面舞踏会だって説明してくれた。僕は言ったよ。「知らなかった。僕は仮装なんてしないからね」。セツコは僕の部屋に来て言った。「バルテュスがあなたの着る服を選んでおいたの。これを着るのは彼とあなただけよ」。それは……サムライの衣装だった!(笑) OKしたよ。それで僕はサムライの衣装を身につけたんだ。(440ページ)


なにはともあれ
サムライ姿のボノさん萌え

この後に続く、バルテュスとの会話は、とても良かったので、ぜひ続きを本書で!(笑)
パヴァロッティもその曲で一緒に歌っているけど、「ああ、若い頃の彼は驚異的な喉を持っていた。曲芸的な歌声だったけどなあ」などと言われている。でも僕が耳を傾けると、そこには同じ才能があるし、そのうえ歌声の中に聞こえる人生経験がそれをもっと豊かなものにしている。彼の流したすべての涙が、すべての口論、すべての妥協が聞こえるんだ。これを聞き逃す人にオペラは理解できないというだけさ。それがオペラの存在意義なんだから。
ある種のオリンピック競技、例えばアイス・スケートだとかのように歌わなければならないという考えは、オペラが芸術だという肝心なことを忘れている。人生を解釈する芸術なんだよ。だから、年齢が歌声にもたらすものは素晴らしいと思う。ウィリー・ネルソンの風貌も歌唱も美しいだろう。僕も六十代になったら、なんとかクールになるつもりさ。(367ページ)

これはきっと、パヴァロッティとオペラについて語ると同時に、自分とロックについても語っているのでしょうね。

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