|
バレンタインなので小説アップ。
携帯サイトと同じ作品です!!パクリじゃないですよ(笑)題名に意味はありません。
高杉変態なのでお気をつけて。嫌いな人は、見ないように!!
2月いっぱいフリーとします!!欲しい方どうぞ。いないと思いますが。
テロリストと言っても、作戦実行の時以外、リーダーの俺は基本やることはない
。
交渉やなんだは部下であるまた子や万斎が行っているからだ。
俺はただ毎日を怠惰に過ごしているだけ。だから、気付くのが遅れてしまった。
明日が、何より大切な日だということに……。
素直になれない俺と君
俺は、呆然と壁に掛かるカレンダーを見つめた。
何度確かめても目の前の数字は変わらない。
……日めくりカレンダーの日付は2月の13日を示していた。
「やべぇー」
俺は、一言呟くと急いで出かける用意を整えた。
鏡を見て、何処か可笑しなところがないか確かめる。
……よし、完璧だ。
相変わらず、俺は格好良い。思わず、ニヤリとしてしまう。
あいつだって、惚れ直すに違いない。
「晋助さま?ちょっといいっすか」
ノックの後にまた子が入ってくる。俺を見ると微かに顔を赤らめた。
……お前に惚れ直されても仕方ねぇんだよ。まあ、格好良すぎる俺が悪いんだけ
どな。
「また子。俺は今から外に出る。明後日まで帰らねえ」
「へ、でも」
「後のことは万斎に聞け。じゃあな」
立ち尽くすまた子を押し退けて、部屋を出る。
早くしないと江戸に着くのが遅くなっちまう。
今から行けば、あいつの好きな一日5個限定のスペシャルケーキを売ってる店に
夜の1時には並べるだろう。
甘味好きのあいつは小さなチョコ1つじゃ、満足しねえからな。ケーキをホール
で用意しねぇーと。
喜ぶ恋人の顔を思い浮かべながら、俺は船を飛び出た。
――待ってろよぉー、銀時ぃ
1時から待ったおかげで、何とか限定ケーキを買うことに成功した。
しかも、3つもだ。
1人1個だとか店員が抜かしてやがったが、一睨みしてやったら笑顔で差し出し
てきた。
両手にケーキの箱を持ちながら、何とかインターホンを押す。
少しでも、生クリームを崩すと銀時が怒るから、細心の注意が必要だ。
「はーい。どなたですか?って……ひっ」
出てきたのは、愛しい銀時ではなく、眼鏡の小僧。
俺の顔を見たとたん、恐怖で顔を歪めた。……失礼な奴だ。
「銀時を出せ」
「いませんよ」
「ああ?」
「し、仕事に行ってるんです」
「……邪魔したな」
銀時がいないのなら、こんな場所に用はない。
眼鏡から無理矢理銀時の居場所を聞き出して、万事屋を後にした。
「ぶっ」
俺は、やっと見つけた銀時を見て、思わず吹き出した。
何故なら、ツインテールにピンクの着物という女の格好をしていたからだ。
いつもなら、滅多に見せない笑顔を振りまいて、手に持った籠から道行く人に何
かを配っていた。
その姿は、鼻血が出てしまいそうになるほど、可愛らしい。
出来るなら、ずっと眺めていたいがあんなに可愛い姿を誰かに見られるのはもっ
たいない。
特に、変態のヅラにでも見られたら、銀時の貞操が危ない。
「銀時の初めては俺の物だ!!」
「高杉?」
思わず、叫んでいたようで呆気にとられた銀時が俺を見ていた。
……やべぇ、押し倒してぇ
「んで、こんな所に。次、会ったらぶった切るって言ったよな」
相変わらずのツンデレっぷりだ。本当は、俺に会えて嬉しいくせに。
銀時の醸し出す殺気に怯えたのか、辺りにいた人間は皆逃げ出していく。
つまり、2人っきりだ。
「はっ。近くまで来たからな。旧友(恋人)に挨拶でもと思ってな。これは、土産
だ」
言葉と共に、持っていた箱を銀時に差し出す。
銀時は一瞬、驚いた顔をしたが素直に受け取った。
「これ……〇〇のケーキじゃねーか」
「貧乏人のおめぇは、滅多に食べれねぇ高級もんだ」
「……一言多いんだよ。おめーは。でも、サンキュー」
ズッキューン
そう言って、微笑んだ銀時に俺の心は鷲掴みにされた。やべぇ、可愛いすぎだろ
。
女の出で立ちの銀時は、まるで晋助、今すぐ抱いてとでも言っているようだ。い
や、言っているに違いない。
「高杉」
今にも飛び掛かろうとしたところで、銀時に名前を呼ばれ中断する。
「お礼と言っちゃあなんだけど」
差し出されたのは、ハート型の小さな包み。
ま、まさか。
「チ、チ、チチョコ」
「?ああ。安物だけどな……って、おい高杉!?」
いきなり、鼻血を吹き出した俺に驚いたのか銀時は、声を荒げた。
「し、心配ねえ。ちょっと持病の癪が」
「癪?癪で鼻血は出ねえよ」
驚きながらも律儀に突っ込む銀時。けど、俺は銀時から受け取ったチョコを見る
ので精一杯だった。
銀時から物を貰うなんて、銀時の口に合わなかったジンギスカンキャンディー以
来だ。
しかも、バレンタインチョコだなんて。
銀時、おめぇの気持ちはしっかり受け取った。
「待ってろ、銀時。」
そう言うと俺は、指輪を買いにこの場を後にした。
オマケ
「ちょ、高杉」
急に走りだした高杉を呼び止めるが止まる気配はない。
あっという間に見えなくなった。
「パー子配り終わったのか?」
「ヅラ」
「ヅラじゃないヅラ子だ……って、パー子その箱どうしたのだ?」
「高杉が」
「高杉?」
かまっ娘クラブのバレンタインイベントとして、チョコを配るアルバイトして、
マドマーゼル西郷に連れ出されたのは数時間前のこと。
ケーキのお礼に配布していたチョコを1つ高杉にあげたら、鼻血を出しながら走
って行ったことをヅラに説明する。
「あの馬鹿が」
呆れたようにそう言うヅラは、高杉の行動を理解しているようだった。
「何か知ってんのか?」
「いや、お前は知らなくていい。というか、知らない方がいい」
「は?」
訳が分からなくて、疑問を浮かべてもヅラはそれ以上何も言わない。
それどころか、そのまま歩きだす。最後のチョコを高杉にあげた銀時も、これ以
上ここにいる理由がない。
仕方なく、ヅラの後を追い掛けた。
|