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カネミ油症の仕組み解明 ダイオキシン類が防御機能阻害
厚生労働省の全国油症治療研究班(班長・古江増隆九州大大学院教授)は30日までに、1960年代に西日本一帯で起きた食品公害・カネミ油症の発症の仕組みを解明したと明らかにした。油に混入したダイオキシン類が皮膚の防御機能を阻害し、吹き出物などの症状を引き起こしていた。
細胞には体外から入ってきた物質に反応する「AhR」と呼ばれる受容体が存在し、皮膚細胞に特に多い。
研究班は人間の皮膚細胞を用いた実験を重ね、通常の体内ではAhRが種々の物質と結合して遺伝子に働き掛け、皮膚の保護機能を高めたり、臓器の免疫力を調節したりしていることを突き止めた。
カネミ油症患者は、体内に入ったダイオキシン類のポリ塩化ジベンゾフラン(PCDF)が、AhRと結び付いて活性酸素を大量につくり出し、細胞の老化が促される。その結果、吹き出物や黒ずみなどの皮膚疾患や内臓疾患を発症することが、これまでに分かっていた。
研究班はこれらからAhRが通常の作用をしなくなったのが原因と結論付けた。
研究班はPCDFをAhRと結合させない対処法も模索。漢方薬に結合を阻害する効果や抗酸化作用があることを見いだし、臨床研究を進めている。古江教授は「治療への道筋が分かった」と話している。
カネミ油症は、カネミ倉庫(北九州市)製の食用米ぬか油にPCDFなどが混入し、油を使った料理を食べた約1万4千人が全身の吹き出物や内臓疾患の症状を訴えた。厚労省によると、今年3月末現在で認定した患者数は約2200人。〔共同〕
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ナース
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台湾・蘋果日報によると、台湾民進党の林淑芬(リン・シューフェン)議員は29日、自身のフェイスブックで、新北市のレジャー施設「八仙水上楽園」で発生した爆発で500人以上の負傷者が出たことを受け、日本の富士システムズ株式会社の川口洋一郎代表取締役社長が自社のシリコンガーゼ「トレックス」を贈ったことを明かした。
林氏によると、「トレックス」は元々、台湾でも代理店を通じて販売されていたが、価格が高く、医療現場での使用も多くなかったことから輸入をやめ、輸入許可証もなかった。同社の申し出を受けた代理店が林氏に連絡し、林氏が衛生福利部に連絡したところ、特別に輸入が許可された。
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水銀入り機器を県医師会が回収へ 医療機関の血圧、体温計
水銀による環境汚染を防ぐため、県医師会は、県内の医療機関が保有する不要な水銀入りの血圧計と体温計の回収に乗り出す。三十一日〜十一月十一日の間、県内約二十の地域医師会事務所を回収場所とし、持ち込みを呼び掛けている。 水銀を巡っては二〇一三年、国際条約「水俣条約」が採択され、水俣病の原因になった水銀は二〇年までに原則、輸出入禁止にし、適正廃棄していくなどを決めた。 ただ、各医療機関が不要になった水銀血圧計などを産業廃棄物として自主的に廃棄しようとしても、処分地が北海道しかないため、処理委託の費用が高額になり、ほとんど手付かずだった。 このため県医師会は費用を抑えようと、運搬や処理業者と一括提携し、短期で集中的に回収することにした。今回、処理を希望する医療機関は血圧計一台につき三千円、体温計は一本千百円を支払う必要がある。個別で処理を委託するより、約十分の一にコストを削減できるという。 県医師会によると、県内の約千百の医療機関が保有する水銀血圧計は約三千七百台、体温計は約六千六百本で、今回は七〜八割ほどの回収が見込めるという。県医師会の担当者は「なるべく多くの水銀を効率的に集め、リスクの低下につなげたい」としている。 同様の回収は、三重県医師会が七月に実施。愛知県医師会は現在、行っている。 |
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