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時事問題に手を出す、なんて不慣れなことを今日はしてみようと思います。
世間を揺るがす様々なニュースが日々飛び交いますが、
その内の一つ、〔東横イン不正改造問題〕に最近は意識を奪われ気味です。
とうとうトリノも幕を開け、期待度注目度ともに史上ダントツに高い今大会ということもあり、
ここ1,2ヶ月のあいだ日本中を騒がせたライブドア事件や耐震偽装問題、
そのほか諸々の事件もオリンピックが運んできた活気に気配を薄めてきているようです。
しかし、そんな中でも「2006年というとしのスタート」というものをイメージしてみるとき、
〔東横イン不正改造問題〕を頭から拭いきれない理由には次のようなものを提示できると思います。
まず、なんといっても先月末、不正改造が指摘されたホテル東横インの西田社長の登場の仕方が衝撃的でした。
ホテルの障害者用スペースを、許可なく違う目的を持つ空間に作り変えてしまったという事実をマスコミに指摘されても、平然と「(障害者客は)年に1〜2人しか泊まらないし、通常の客には使い勝手が悪い」などと返す始末。
そしてそれとは一転した今月6日の記者会見での西田社長。
頭を何べんも下げながら「すみません、すみません」と連呼。
社長が申し訳ないと本当に思ってるだろう確率である1%にかけてみるとして、
何を聞かれても謝るだけの西田社長に誠意を見出す人がどれくらいいるかっていう話も面白いは面白いでしょうが、
それをさておいても、この社長の二大パフォーマンスには、ただただ驚かされるばかりでした。
あの開き直りを通り越した態度に世間の人たちがどんなことを感じたかとか、
東横インという会社の体質を見て企業倫理・社会モラル云々と話す専門家や、
障害者の気持ちを踏みにじる違法行為そのものに抗議を行う団体の方々の話をする立場に自分はいないので、
そういう問題はさておきますが、
やはり、この問題で気になるのは、これからの「東横インに対する社会による認識性」という部分です。
言ってみれば、東横インの西田社長という人は、
会社としても個人としても『社会暴力』といわれておかしくない行為を充分に働いてしまったわけです。
東横インといえば起業以来短期間で急成長し、アイディア面にしてもビジネス面にしてもなかなか考えられた、
成功した企業と言うことができると思います。
事業の性質上、消費者利用の背景には特化した利便性ともうひとつ経済的だという大きなメリットがあると思います。
こういう点を踏まえ、ミクロ経済という視点から「これからの東横イン利用」という側面を考えてみるときに、
個人の中において東横インのもつ利便性と自分の中の倫理観が戦うことになると思います。
自分は東横インのようなものを積極的に利用する立場にはいないので細かいことはいえませんが、
もし自分がサラリーマンだったりしたら迷うと思います。
「悪いことしてたけど、自分には関係ないし、便利だからこれからも利用しよっかな」っていうのと、
「あんなことやってる会社使うなんて非常識だ。頼まれてもとまるもんか」っていうのがぶつかるんじゃないかと。
ともかく、こういった意味で、これからの東横インの進退、未来像には興味津々といったわけなのであります。
正直な話、これから西田社長が非倫理的な思想を捨て去って会社を続けていくとするなら、
「せめても社名くらいは変えてください」って感じです。
図々しくも、社名すら変えずに今後も継続して会社を運営していこうとするなら、
「この会社には未来がない」と言いたいです。
もしも、万に一つでも、「東横インが社名すら変えずに、それでもビジネス展開ができる状況」になるとすれば、
こんどは、
「日本という国家自体からの倫理観の欠如」というものを考えなければならなくなるでしょう。
※ 上のイラストは本文とは関係ありません。
見てて気に入ったので、Ushikai and Icon's Roomさんからいただきました。
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