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去年だったか、おととしだったか、NHK衛星放送の海外ニュースで、ムッソリーニの墓が観光地になっていて、御土産に売っているファシスト・グッズが人気だ、というニュースをやっていた。その時は偶然チラッと見ただけだったので、場所が分からなかった。
今朝のNHK教育テレビのイタリア語会話(9/15、午前6:00〜6:25)(9/11、午後11:50〜午前0:15の再放送)で、中級編「もっと知りたいイタリア ボローニャを歩く」で、ムッソリーニの生まれ故郷であり、墓もあるプレダッピオ(Predappio)という町を紹介していた(約9分間)。
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プレダッピオは、エミリア・ロマーニャ州の山間にある人口6000人の町である。ファシズムの記念物が多くあるこの町は、別名「ファシズムの博物館」とも言われている。メインストリートには、山間の小さな町らしくない、ファシズム建築が立ち並ぶ。代表的なものは、古代ローマ風の彫刻が施された郵便局や、正面にダ・ヴィンチやミケランジェロの像がある小学校などだ。
ムッソリーニの生家には、かつては大理石の階段が作られた事があった。しかし、自分と町の人々との距離を強調したくなかったムッソリーニ自身が、大理石の階段を取り除き、飾り気のない素朴な田舎の建物のままにした。
ムッソリーニの墓は、建物の中にあって、礼拝堂のような感じだ。正面には大理石のムッソリーニの胸像があり、結構広い部屋だ。墓と言うより廟と言った方が良い。4/28の命日の頃には大勢の巡礼者が訪れる。
かつては、ファシスタ党のシンボルである「ファッショ」(斧と木の枝を束ねたマーク)が、あちこちに書かれていたが、第二次大戦後に削られたり塗りつぶされたりして消された。このマークは元々はローマ帝国の執政官の権威の象徴だった。
サンタ・ローザ教会には、陶器に描かれた「ファッショの聖母」という絵がある。聖母マリアの足下にいる2人の天使が、斧と木の枝を束ねたファシスタ党のシンボルを持っている。第二次大戦後に絵が破壊されそうになったが、修道女が「ファッショ」のシンボルの上にバラの花を描いてごまかし、絵を破壊から守った。
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ナチス党のシンボルである逆まんじはよく知られているが、ファシスタ党のシンボルである斧と木の枝を束ねたマークのことは今回初めて知った。
ネットを検索していたら、2002/7/29(ムッソリーニの119回目の誕生日)に、ムッソリーニの墓を訪れた人の旅行記があった。ムッソリーニの墓の写真もある。プレダッピオへはフォルリからバスに乗って行くらしい。
http://homepage2.nifty.com/snafkins-lifework/braunau.htm
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