世界日本化計画

ブログタイトルを「silkroad_desert9291」から「世界日本化計画」に改名した。(2008.12.16)

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先日、奈良国立博物館で、特別展「美麗 院政期の絵画」(東・西新館、9/1〜9/30、 http://www.narahaku.go.jp/exhib/2007toku/insei/insei-1.htm )を見てきた。奈良国立博物館は初めて。奈良公園の中にあり、博物館の敷地の中にも、鹿がたくさんいた。

院政期(平安時代後期〜鎌倉時代初期)の、仏画、装飾経、絵巻物、などが展示されていた。出品125件のうち、国宝が49件、重要文化財が57件もある。前期と後期で一部の作品の展示替えがあるので、一度に全部は見られないが、前期は出品96件、うち、国宝が41件、重要文化財が41件あった。これだけ多くの国宝を見られる機会は、めったにないだろう。

仏画では、「孔雀明王像」(国宝、東京国立博物館)が、孔雀の羽などが細かい截金(きりかね)で描かれていて美しい。本の写真で見たことはあるが、截金の美しさは写真ではなく実物を見ないと十分には分からないと思った。「両界曼荼羅(血曼荼羅)」(重文、和歌山・金剛峯寺)は、平清盛が頭の血を混ぜて描かせたといわれるもので、壁いっぱいに大きな曼荼羅が2枚かけられていた。

装飾経というのは、お経の文字を金銀で書いたり、お経を書く紙を色とりどりに染めたり金銀で飾ったり、見返し(お経本体の前の、巻物の最初の部分)に絵を描いたり、絵自体の上にお経を描いたりしたものだ。「金光明最勝王経金字宝塔曼荼羅」(国宝、岩手・大長寿院)は、細かい字で、お経を塔の形になるように書いてあるもの。「一字蓮台法華経」(国宝、奈良・大和文華館)は、お経の文字を一字ずつ、小さな蓮の花の絵の上に書いて、金輪で囲んである。お経の一字一字が仏だという考えがあるそうだ。その他、「金銀交書一切経(清衡経)」(国宝、和歌山・金剛峯寺)、「扇面法華経冊子」 (国宝、大阪・四天王寺)、「平家納経」(国宝、広島・厳島神社)、など国宝をたくさん見られた。装飾経のことは、今回の展示を見るまで良く知らなかったが、とても美しい物だ。これからもう少し勉強してみたい。

今回、見に行く前に、一番期待していたのが、絵巻物だ。絵巻物は長いので、一部分しか広げられていないが、本で見ると切れ切れになるので、やはりつながった状態で見られていい。「信貴山縁起絵巻」(国宝、奈良・朝護孫子寺)の蔵が空を飛んで行き人々が驚いて追いかける場面や、「伴大納言絵巻」(国宝、東京・出光美術館)の応天門が燃え上がり野次馬が集まってくる場面は、やはり素晴らしい。他にも、「地獄草紙」(国宝、奈良国立博物館)、「餓鬼草紙」(国宝、東京国立博物館)、「病草紙(やまいのそうし)」(国宝、京都国立博物館)、「辟邪絵(へきじゃえ)」(国宝、奈良国立博物館)、「粉河寺縁起絵巻」(国宝、和歌山・粉河寺)、「華厳宗祖師絵伝(義湘絵)」(国宝、京都・高山寺)、「寝覚物語絵巻」(国宝、奈良・大和文華館)、「紫式部日記絵巻」(国宝、大阪・藤田美術館)など一度見てみたいと思っていた国宝がたくさん見られて、大満足だった。


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