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(つづき) 中国の城壁と言うと、万里の長城が有名であるが、南京には、町全体を取り囲む城壁がある。昔のヨーロッパや中国の都市は、城壁で囲まれているものが多かった。パリや北京も、昔は城壁に囲まれていたが、取り壊されて、今は道路になっている。南京の城壁は、明代のもので、現存する都市の城壁としては世界最大のものだ。 南京の北東部、玄武湖の南側に、城壁の一部を利用した、南京市明城垣史博物館がある。このあたりは、昔は台城と呼ばれていたらしい。入場料15元。 城壁の下に、チケット売り場があり、ゲートを入って階段を登り、城壁の上に出る。この写真の先の城壁の内部に、展示室が2部屋ある。展示は、あまり大した内容ではなく、すぐ見終わってしまった。 城壁の上から見た玄武湖。城壁の外側には、玄武湖( http://www.xuanwuhu.net/index1.asp )が広がっている。玄武湖には、菱洲、環洲、桜洲、梁洲、翠洲の5つの島があって、橋でつながっている。玄武湖全体が公園になっているが、入るには入場料が必要である。城壁の手前に見える幅の広い階段が、明城垣史博物館の入口である。 城壁の上から見た鶏鳴寺。鶏鳴寺は、城壁の南側にある、小高い丘の斜面に建っている。城壁の上から、鶏鳴寺の裏口に直接つながる通路があったので、そこから入った。入場料5元。 鶏鳴寺は、300年(東晋)に創建され、527年(南朝の梁)同泰寺と命名された。南北朝時代には、杜牧の詩で「南朝四百八十寺」といわれるように、仏教が栄えており、その中でも、同泰寺は中心的な寺だったようだ。1387年(明)に鶏鳴寺と改称された。南京有数の古寺だが、建物は何回も改築されており、現在の建物は新しい。写真の高い塔は、1989年に再建された薬師仏塔である。 仏像はたくさんあるが、それぞれの仏像の前には、賽銭箱とクッションが置いてあった。クッションにひざをついて拝むようになっているらしい。日本の寺とは雰囲気が違って、仏像展示室のような感じがする。仏像も派手な原色で塗られているのが多い。線香を持ってお祈りしている人がいたが、中国の線香は日本の線香よりずっと大きい。通路では、寺の従業員(?)が、トランプをして遊んでいた。 (つづく)
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