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(つづき) 朝天宮は、明代に朝廷での儀礼を学んでいた場所で、江南地区で現存する明清代の古建築では最大規模のものである。現在は、南京市博物館( http://www.njmm.cn/ )となっている。南京博物院が中国全体に関する国立の博物館であるのに対して、南京市博物館は、南京に関する展示を行っている、市の博物館である。南側が入口で、北に向かって、櫺星門(れいせいもん)、大成門、大成殿、崇聖殿が直線上に並んでいる。 入口の櫺星門。奥に見えるのは孔子像。更にその奥が大成門。大成門にチケット売場がある。櫺星門と大成門の間には、左右両側に、骨董品市場がある。入場料は、通常は25元だが、パフォーマンスがある時は10元追加料金がかかり35元となる。 大成門から中に入ると、大成殿との間に広い空間があって、両側に階段状の客席が設けられている。ここで昔の儀式を再現したパフォーマンスをやることもあるらしい。 これが大成殿。中の展示室はは2階建てで、「六朝風采」というテーマで、六朝時代の文化に関する展示がある。 大成殿の手前左側に、別の展示館があり、「宝船、西洋、鄭和展」というテーマで、鄭和の遠征に関する展示がある。宝船(ほうせん)とは、鄭和の遠征に使われた巨大な船のこと。現代では西洋というと欧米のことを指すが、昔の中国ではインドやアラビアのあたりのことを西洋と呼んでいたようだ。鄭和は西洋に遠征したのである。その頃の中国の首都は南京で、宝船を建造した造船所の跡も南京で発掘されており、出土した遺物が展示されている。 鄭和の展示館では、入口にいる係員が、その場で食事をしていた。日本なら、交代して別の部屋で食事すると思うのだが。 大成殿の奥の左側にも、別の展示館があり、「明都南京」というテーマで、先史から現代までの南京の歴史に関する展示がある。展示は、南京原人から始まっている。原人というと、北京原人が有名だが、南京原人というのもいて、1993年に発見されたらしい。 3つの展示館は、どこもガラガラで、客は数人程度しか会わなかった。 一番奥の崇聖殿で、皇帝の拝謁の儀式のパフォーマンスをやっていた。15分くらいで、これが10元の追加料金になっていた。1日に1回だけで、この時の観客は20人くらいだった。ここには展示室はない。 (南京旅行 終)
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