|
中村涼應、中村幸真「はじめての装飾写経」日本放送出版協会、2005.7.20
●金泥写経を始めよう
用紙の裏打ち。金泥を溶く。罫線を引く。装飾文様を写す。グラデーションを描く。砂子をまく。文字を書く。
●彩色写経を始めよう
雁皮紙を染める。ドーサを引く。罫線を引き下絵を写す。泥絵具を溶く。棒絵具を溶く。絵具を塗る。
●扇面に写経を書こう
文字も文字間隔も下に行くほど小さくなる。紙罫(扇面定規)を横に添えて書くとよい。
●装飾文様手本
●古典作品鑑賞
平家納経。久能寺経。一字蓮台法華経。扇面法華経冊子。隅寺心経。
●般若心経を書く(執筆 中川寿郎)
手本。活字と写経文字の違い。誤字、脱字、衍字(えんじ、余分な字)、脱行、衍行の直し方。
(コラム)
●平安時代、写経が美しいほど積善になると考えた。
●天平時代の写経所の生活。試験に合格して写経生となる。1日約3000字。賃金は1枚(17字×22〜23行)で4〜5文。
●「日本霊異記」の中の話。死んだ女性が閻魔王の前で経を読み、生き返らせてもらう。閻魔王の宮殿の前で、3人の男が女を見て懐かしがり、3日後に奈良の市で会おうという。3日後に市で、昔自分が写経した経が売られているのを見つけ買い戻す。3人の男は、その経であった。
●「栄華物語」の中の話。妍子(藤原道妍長の娘、三条天皇の皇后)に仕える女達が、写経して、僧や道長も列席して盛大な経供養を催した。
−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−
カラー写真で、装飾写経の書き方を解説している。絵具や道具、描き方は、基本的に、日本画のものである。
著者は、「真福寺仏画導場」( http://www2.osk.3web.ne.jp/~sinpukuj/mokuji.html )という、仏画を描く教室を開いていて、そこで、装飾写経も教えている。本書にも、生徒さんの作品も掲載されていて、中には、現代的な絵を描いたものもある。
去年、奈良国立博物館で、装飾写経を見て( http://blogs.yahoo.co.jp/silkroad_desert9291/37257875.html )、美しさに感動した。装飾写経は、博物館の中の過去の美術品だけではなく、現代でも、描かれているのは、すばらしいことだ。
(2007.9読了)
|
装飾写経を教えて頂けないでしょうか?茨城県土浦市在住です。お返事お待ち申し上げます。ominaeyu5147@yahoo.co.jp
2017/7/25(火) 午後 1:40 [ omi***** ]
これは、私が読んだ本についての、読書メモです。私自身が装飾写経を描いている訳ではありません。ですから装飾写経を教える事はできません。
2017/7/25(火) 午後 7:21