|
前回のグローバル統計地図の記事( http://blogs.yahoo.co.jp/silkroad_desert9291/52389748.html )は、2010/6/29だったので、もう半年以上あいてしまったが、また続きを書くことにする。 ダニエル・ドーリング、マーク・ニューマン、アンナ・バーフォード「グローバル統計地図 世界の中の日本がわかる」( http://blogs.yahoo.co.jp/silkroad_desert9291/52298844.html )は、世界地図の上での各国の面積の大きさを、様々な統計数値の大きさに比例するように、変形させて表わしている。その中の地図から、興味のある地図をいくつか見ていく。元になる実際の面積の地図は、こちらである。 今回は、旅行関係を見てみる。 これは、旅行客到着地の地図である。外国からの旅行客の人数が、国の大きさとして表わされている。データは2003年のものである。西欧各国が非常に大きくなっており、世界全体の46%を占めている。香港やシンガポールも、実際の面積より極端に大きくなっている。 詳しいデータがないので、はっきりとは分からないが、西欧が大きいのは、西欧の中で互いに行き来している人数が多いからではないだろうか。地続きで簡単に行ける範囲に多くの国があり、通貨もユーロで統一されているため、国内旅行と同じような感覚で国外旅行しているのではないか。もし西欧内部の旅行を除いたり、逆に米国の州の間や日本の都道府県の間の旅行を数に入れれば、全く違った地図になるのではないだろうか。言い換えれば、人の移動そのものより、境界の設定によって、人数が決まってくるのではないか。 次は、旅行支出超過額である。その国の国民が海外旅行で使った支出金額から、外国からの旅行客から得た観光収入金額との、差額を表わしている。地図に出ているのは、支出のほうが多い国だけで、収入のほうが多い国は、地図には出ていない。ドイツが最も大きく、次いでイギリス、日本の順である。これらの3ヶ国で大部分を占めている。 これは、鉄道での移動距離である。これも2003年のデータである。中国とインドが大きく、次いで日本や西欧が大きい。中国とインドが大きいのは、人口自体が大きいためである。1人当りでは、日本が最も大きい。なお、本書の200の国・地域のうち、64には鉄道がない。 |
グローバル統計地図
[ リスト ]


