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ここで使ったデータは、「経済統計で見る世界経済2000年史」( http://blogs.yahoo.co.jp/silkroad_desert9291/32443177.html )の著者であるアンガス・マディソン(Angus Maddison、1926〜2010) 氏のサイト( http://www.ggdc.net/maddison/ )の「Statistics on World Population, GDP and Per Capita GDP, 1-2006 AD (Horizontal file, copyright Angus Maddison) 」( http://www.ggdc.net/maddison/Historical_Statistics/horizontal-file_02-2010.xls )というファイルからとったものである。このファイルは、マディソン氏が、著書に掲載したデータに、数値を追加、修正したものである。マディソン氏は、2010年4月24日に亡くなったので、これが最後の更新となった。 単位は、人口は1000人、GDPは100万国際ゲアリー=ケイミスドル、1人当りGDPは国際ゲアリー=ケイミスドルである。「国際ゲアリー=ケイミス(Geary-Khamis)ドル」とは、各国通貨を購買力平価で換算したもので、1990年基準の実質値である。なお、このデータは、それぞれの時代の領土ではなく、現在の領土が基準になっている。 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− チュニジアの人口に続いて、GDPの歴史的推移をみてみた。 チュニジアのGDPのデータは、紀元1年から1950年までは飛び飛びで、1950年から2008年までは毎年のデータがある。そのため、グラフは、1950年以後を10年おきにして全体を見たグラフと、1950年以後の毎年のデータを使ったグラフの、2種類を作ってみた。 このデータによると、チュニジアの1人当りGDPは、紀元1年には550ドルだった。その後は1820年までデータがないが、1820年の1人当りGDPは、430ドルとなっており、紀元1年より22%減少している。この間、人口もほとんど増えていないので、チュニジアのGDPも減少している。その後1人当りGDPは上昇し始め、1950年には1115ドルとなり、1820年から130年間に2.6倍(年平均成長率0.74%)となった。GDPも1820年以降に上昇し始め、人口も増えたため、1950年までの130年間にGDPは10.4倍(年平均成長率1.82%)になっている。 1950年以後は成長率がさらに高くなり、1970年代には、GDP成長率は7.4%、1人当りGDP成長率は4.9%ま で上昇した。1980代には、GDP成長率は3.7%、1人当りGDP成長率は1.3%まで鈍化した。その後は再び成長率が上昇してきている。1950年から2008年までの58年間に、1人当りGDPは5.5倍(年平均成長率2.97%)、GDPは16倍(年平均成長率4.91%)となった。2008年の1人当りGDPは6103ドルとなっている。これは日本(22816ドル)の1/4程度で、中国(6725ドル)より少し低く、エジプト(3725ドル)の1.6倍である。アラブ諸国の中では、ペルシャ湾岸の産油国を除けば、比較的高いほうである。 |
世界経済史
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