世界日本化計画

ブログタイトルを「silkroad_desert9291」から「世界日本化計画」に改名した。(2008.12.16)

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お台場にある日本科学未来館で開催されている企画展「波瀾万丈!おかね道(どう)」に行ってきた。入場料は大人1000円で、常設展示も見られる。日本科学未来館に行くのは初めてで、今回行くまで日本科学未来館というもの自体を知らなかった。

ウィキペディア(http://ja.wikipedia.org/wiki/日本科学未来館)によると、日本科学未来館は、文部科学省所管の独立行政法人である科学技術振興機構が2001年7月に設立した科学博物館である。開館からずっと元宇宙飛行士の毛利衛さんが館長をしている。

この企画展のことを知ったのは、NHKで放送している「オイコノミア」という経済学の原理をわかりやすく紹介する番組で取り上げられていたからである。番組の講師をしている大竹文雄大阪大学教授が、この企画展の総合監修もしている。

●企画展「波瀾万丈!おかね道―あなたをうつし出す10の実験」(日本科学未来館、3/9〜6/24、http://www.miraikan.jst.go.jp/sp/okane/

この企画展は、ただ展示物を見るだけではなく、お金に関わる10種類の実験に参加しながら、実験結果を入口で渡された「おかね道手帳」に書き込んでいく。それにより、お金の使い方に現れる人間の「クセ」と、クセが脳や心のどのような働きから生まれるのか、それが社会にどのような影響を与えているのかについて、理解を深めるようになっている。古典的な経済学ではなく、経済学の中で新しく研究が進められている、行動経済学、実験経済学、神経経済学、といった分野で、物理学、心理学、脳科学、などとも関連がある。

10種類の実験とは、次のようなものである。

○実験1 銀行ATMコーナー ホモエコノミカスの実験場 まずは自分の合理性をチェック!

知らない相手と2人でお金を分ける。分け方は相手が決めるが、それを受け入れるかどうかは自分が決める。受け入れなければ2人ともお金はもらえない。ベルリンのフンボルト大学のギス博士が30年前に考案したもので、「最後通牒ゲーム」というらしい。合理的に考えれば、少しでももらった方が、ゼロよりいいはずだが、不公平な分け方を提案された場合は断る人が多い。


○実験2 ショップ ヒューリスティクスの実験場 待った!その買い、間違えていませんか?

宝くじの番号で、同じ数字が続いた番号と、バラバラの番号と、当たる確率は同じはずだが、バラバラの番号の方が当たりやすいような気がしてしまう。錯覚。

コンサートのチケットを買おうと用意した金をを失くしてしまった。本当にコンサートを聴きたければ、別のお金でチットを買うはずだが、そうしない人が多い。過去の損失は取り戻せないので、今後の行動とは別のはずだが、影響を与えてしまう。


○実験3 噴水ひろば 同調伝達の実験場 あなたのその判断が、バブル経済を起こす

公園の噴水にお金がたくさん投げ込まれている。自分も投げ入れるか?


○実験場4 幸福ミニシアター 認知的不協和の実験場 お金=満足=幸せ?

お金がなくて、欲しいバッグを諦めたら、他人が同じものを持っていた。買わなくて良かったと思うか? イソップ童話の「キツネとブドウ」。


○実験場5 かみしばい公園 アンダーマイニングの実験場 ごほうびとやる気の深い関係

家の前の空き地で騒ぐ子供達を追い払うには、どうすれば良いか? 子供達に毎日お金を与え続け、ある日から与えるのをやめる。子供達は、最初は遊ぶために来ていたはずなのに、お金を貰っているうちに、お金が目的に変わってしまい、お金が貰えなくなると、来なくなってしまう。


○実験6 運命のゲート 現在バイアスの実験場 計画だおれの理由、ここにあり!

今の10000円と1週間後の11000円のどちらを選ぶか? 1年後の10000円と1年1週間後の11000円ならどちらを選ぶか? 時間割引率。


○実験場7 カジノ プロスペクトの実験場 確実をとるか、リスクをとるか?

「50%の確率で±0円、50%の確率で+20000円」と「100%の確率で+10000円」のどちらを選ぶか?
「50%の確率で±0円、50%の確率で−20000円」と「100%の確率で−10000円」のどちらを選ぶか?
どちらも期待値は同じだが、利益の場合は確実な方、損失の場合はリスクがある方を選ぶ人が多い。


○実験場8 顔ハメ名所 ベキ分布の実験場 ウォール街のデモはなくならない

サイコロを振って同じ目が出続ける確率は非常に小さい。世の中で大金持ちが少ない理由。


○実験場9 ヨヨイノヨイ演芸場 社会的価値志向性の実験場 不公平との終わりなき闘い

2人でお金を分け合う方法が3通り示される。どれを選ぶか? 1つ目は公平な分け方(社会性重視)、2つ目は自分の取り分が最大になる分け方(個人主義)、3つ目は自分と相手との差が最大になる分け方(競争志向)。この実験を10回繰り返す。


○実験場10 おまつり境内 社会的ジレンマの実験場 協力を生みだす意外なヒケツ

知らない相手と2人でゲーム。2人とも金を出せば、2人とも金が少し増える。片方だけが金を出せば、出さなかった方に金が行く。2人とも出さなければ、そのまま変化なし。



1度に実験に参加できる人数は限られているので、順番待ちの行列ができていた。実験の後には「タネ明かし」として、学問的な解説が展示されている。実験の解説をまとめたガイドブックがあれば買ったのだが、無かった。

公平性は、脳の中の扁桃体と関係があるらしい。また、人は自分に対してよい評判があることを知ると、金銭的利益を得たときと同じく、脳の奥にある線条体が反応するらしい。不公平な態度を取る人に罰を与えようとする場合にも、線条体が反応するそうだ。


●常設展

企画展を見た後、常設展も見た。常設展では、国際宇宙ステーション、潜水調査船「しんかい6500」、スーパーカミオカンデ、すばる望遠鏡、ヒューマノイドロボット「ASIMO」、セラピー用ロボット「パロ」、などが展示されている。展示室には、科学コミュニケーターやボランティアの人たちがたくさんいて、見学者に解説してくれる。

展示は、一目見て分かるというより、じっくり解説を読まないとよく理解できないものも多い。小さい子供や、中国人の団体なども見に来ていたが、どの程度理解できたのだろうか。

ちょっと変わっていて面白かったのは、「零壱庵 ―デバイスアート・コレクション」(2011年6月〜2013年夏 予定、http://www.miraikan.jst.go.jp/exhibition/future/digital/zeroichian.html)である。「表現する研究者たち」によるメディアラボ1〜8期の中から「デジタル時代の新たな工芸」デバイスアートの7作品を展示したもの。

○「ロボット飛石」(岩田洋夫、筑波大学大学院 システム情報工学研究科)
○「人魚の窓」八谷和彦(メディアアーティスト)
○「ニコダマ」クワクボリョウタ(アーティスト)
○「サッカード・ディスプレイ」安藤英由樹(感覚-運動系インタフェース研究者、大阪大学大学院)、渡邊淳司(知覚研究者、NTTコミュニケーション科学基礎研究所)、田畑哲稔(映像作家)、マリア・アドリアナ・ヴェルダーズドンク(アーティスト、研究者)
○「光学迷彩」稲見昌彦(慶應義塾大学大学院 メディアデザイン研究科)
○「本琴」土佐信道(アーティスト)
○「プラネットシリーズ」児玉幸子(アーティスト、電気通信大学)

の7作品。「人魚の窓」は、画面の映像をそのまま見ると単なる水中の映像しか見えないが、鏡に映してみると人魚の姿が見えるというもの。「物理的に光があっても、脳内には像が見えない」という原理を応用した作品だそうだが、仕掛けは分からなかった。

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