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シュツットガルト・バレエ「オネーギン」(全3幕) 2015/11/23(月・祝)14:00〜16:15、東京文化会館 振付: ジョン・クランコ(初演 1965、改訂版 1967) 音楽: ピョートル・I・チャイコフスキー 編曲: クルト=ハインツ・シュトルツェ タチヤーナ: アンナ・オサチェンコ オネーギン: ジェイソン・レイリー オリガ: エリサ・バデネス レンスキー: ダニエル・カマルゴ グレーミン公爵: ロバート・ロビンソン ラーリナ夫人: メリンダ・ウィサム 彼女たちの乳母: ダニエラ・ランゼッティ シュツットガルト・バレエ団 指揮: ジェームズ・タグル 演奏: 東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団 第1幕 45分、休憩 20分、第2幕 25分、休憩 20分、第3幕 25分 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− この作品は、プーシキンの小説をクランコがバレエ化したもの。演劇的な作品で、パ・ド・ドゥもクラシックなグラン・パ・ド・ドゥではなく、心理表現になっている。この演目を見るのは初めてだったが、振付、音楽、ダンサーともドラマチックで、登場人物の性格や心理が良く表現されていて、素晴らしかった。 第1幕 第1場(ラーリン家の庭) タチヤーナが本を読んでいる。オネーギンがレンスキーに連れられ登場。 レンスキーのヴァリエーション(「四季」より1月・炉端にて)。 オリガとレンスキーのパ・ド・ドゥ(「四季」より6月・舟歌)。 オネーギンのヴァリエーション(ピアノのための6つの小品 op.19 第4曲「夜想曲」)。 近所の若者たちの踊り、男女が一列に並んでグラン・ジュテで上手と下手を出たり入ったりして往復(「チェレヴィチキ」ロシアの踊り)。 第1幕 第2場(タチヤーナの部屋) 鏡のパ・ド・ドゥ(ソプラノとテノールの二重唱「ロメオとジュリエット」、オペラ「チェレヴィチキ」)、タチヤーナの想像の中でオネーギンが鏡の中から現れてパ・ド・ドゥを踊る。 第2幕 第1場(ラーリン家) ラーリン家のパーティーで、オネーギンはタチヤーナの恋文を破いてしまう。 タチヤーナののヴァリエーション(ピアノのための6つの小品 op.19 第5曲「カプリチョーソ」)。 オリガを巡ってレンスキーがオネーギンと決闘することになる。 第2幕 第2場(決闘場) レンスキーのソロ(「四季」より10月・秋の歌)。 タチヤーナとオリガは決闘を止めようとするが、決闘でオネーギンがレンスキーを射殺してしまう(決闘はシルエットになっている)。 第3幕 第1場(グレーミン公爵邸) 数年後、オネーギンはグレーミン公爵夫人となっているタチヤーナと再会する。 タチヤーナとグレーミンのパ・ド・ドゥ(ピアノのための18の小品 op.72 第3曲、ピアノのための6つの小品 op.51 第5曲)。 第3幕 第2場(タチヤーナの部屋) タチヤーナが部屋でオネーギンの恋文を読んでいるとオネーギンが部屋に入ってくる。 手紙のパ・ド・ドゥ(幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」、ソプラノとテノールの二重唱「ロメオとジュリエット」)、タチヤーナはオネーギンを拒絶する。 チャイコフスキーには同じ原作のオペラ「エフゲニー・オネーギン」があるが、このバレエではオペラの音楽は使わず、チャイコフスキーの他の作品を基にシュトルツェが編曲している。使われた音楽は、ピアノ組曲「四季」、幻想曲「フランチェスカ・ダ・リミニ」、ソプラノとテノールの二重唱「ロメオとジュリエット」、オペラ「チェレヴィチキ」(Черевички。「鍛冶屋のヴァクーラ」の改作)、その他にピアノ小品集などである。 この演目のDVDは、まだないようだ。公演会場で音楽全曲の輸入盤CDを売っていたので買った。指揮は今回の公演と同じジェームズ・タグル、演奏はシュツットガルト州立管弦楽団、1999年録音のものだった。CDの解説に原曲名が全て記されている。CDの解説や写真を見ると、今回の公演プログラムと同じものがあった。 チャイコフスキーの「ロメオとジュリエット」と言うと、「幻想序曲」が有名だが、「ソプラノとテノールの二重唱」は聞いたことがなかった。チャイコフスキーの晩年に、幻想序曲をオペラにしようと考えたが、未完成のままになった物のようだ。YouTubeで検索すると、動画が見つかった(https://youtu.be/YxG1e25krUQ、Duet of Winners: Kudrya & Shcherbachenko Romeo and Juliet, P.Tchaikovsky、投稿者 nekaruso、2009/09/28にアップロード)。
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